BMキャピタルに投資してみて分かったこと

これまで株式投資やFX、投資信託での運用をしてきましたが、2019年に思い切ってヘッジファンド投資を始めました。

ヘッジファンドは「怪しい」や「長く投資を経験してきた上級者向け」のイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、BMキャピタルはむしろ運用初心者向けと感じています。

この記事では、

  • BMキャピタルとはどんなファンドなのか
  • 私が投資先にBMキャピタルを選んだ理由
  • 投資してわかったBMキャピタルのメリット・デメリット

など、BMキャピタルの実態からファンドの魅力や注意点までを整理しました。

まずはなぜヘッジファンド投資を始めるに至ったのかから簡単にお伝えしますね。

佐々木達也
(筆者紹介)
佐々木達也(ささきたつや)
父親の資産運用を手伝いながら、得た知識をブログに綴っています。
まとまったお金をどう安全かつ効率的に運用出来るかが悩みどころ。

ヘッジファンド投資を始めようと思った理由

私の父親の場合は退職金でしたが、宝くじにあたったとか、遺産を相続したりと人生においてまとまったお金を手にする機会ってありますよね。

私自身はまとまったお金と言ってもボーナスくらいしか運用したことがありませんでしたので、数千万円に渡る退職金の運用となると実際とても悩みました。

銀行や証券会社にも話を聞きに行って、結果

  • これから先父親は給与収入が無くなるため、極力無駄なリスクを取らない運用法で運用したい
  • とは言っても、このまとまった元本を生かして最大限効率よくリターンは狙っていきたい

という、2点から運用商品を絞り浮かび上がったのが、

  • プロにお任せできて手間いらず
  • プロ目線で分散投資やリスクヘッジを取りながらまとまったリターンが狙える
  • 相場環境の良し悪しに関わらずプラスを目指す絶対収益で運用される

といった、比較的自分の希望にあった投資ができそうなヘッジファンド投資だったというわけです。

調べてみると、日本国内にも我々のような個人投資家がアクセスできるヘッジファンドは数多く存在しているのですね。

(国内ヘッジファンド一例)

BM CAPITAL 日本株
EXIA FX(外貨)
ストラテジックキャピタル 日本株
ヘッジファンド証券 日本株
トータスパートナーズ PE(未公開株)
フロンティアキャピタル イラン株

事前に既存の投資者さんのブログなどを読み込み面談自体は3社行いましたが、最終的に行き着いたのがBMキャピタルでした。

数あるヘッジファンドの中でBMキャピタルを選んだ理由

ヘッジファンドといっても、ファンドの投資手法や戦略によってリスクやリターンは様々。

筆者の場合はファンドの安定性とリターンのバランスを重視して探したところ、以下3つの理由からBMキャピタルを選択するに至りました。

1、運用歴が長く信頼できた
2、マイナスになった年なし・年利回り10%以上
3、投資手法・方針に期待が持てた

1、運用歴が長く信頼できた

BMCAPITAL
(引用:BM CAPITAL)

私募ファンド(限られた投資家を募集)であるヘッジファンドは、公募ファンド(不特定多数の投資家を募集)の投資信託とは異なり、プライベートな感じが強く、ネット上で情報公開を積極的にはしていません。

そのためヘッジファンドであるファンド運営の自由さを悪用した、ポンジスキームなど詐欺案件も少なくないというのも事実です。

投資先ファンドが詐欺ファンドだと元も子もないですから、これからヘッジファンド投資を始める方は投資を検討するファンドに怪しい部分はないか、実態や評判・口コミの十分な調査が必要です。

その点、多くの詐欺ファンドは詐欺をする目的でファンド営業を行っているので長期運用しても仕方がありません。

よって設立からあまり期間を置かずに飛んでしまう一方、BMキャピタルは今年で運用9年目の老舗ファンド

運用歴が長い分ヘッジファンドにしてはファンドの評判や口コミもブログ等から比較的探しやすいことに加え、これだけ長期間運用しているのであれば、少なくとも詐欺ではないだろうという安心材料の一つになりまました。

投資先ファンドを探すに当たり、SNSでの口コミ・評判は大変参考になりました。

ここでは、参考までにTwitterでの口コミ・評判をご紹介しますね。

このようにファンドの運用期間や体験談が比較的入手しやすい点も一つのポイントでしたが、投資を決めた一番の理由はBMキャピタルのファンドの安定感とその実績です

マイナスになった年なし・年利回り10%以上

もちろん運用実績は過去のデータであり、将来のパフォーマンスを約束するものではなく、投資の世界に絶対はないことも重々承知していますが、実績が出ていればやはり安心感は増しますよね。

その点、BMキャピタルは、

  • 2013年の運用開始から現在まで、年間利回りがマイナスになった回数ゼロ
  • 平均年間利回りは10%~20%程と安定している

BMキャピタル運用成績
引用:BMキャピタル

と、マイナスになった年が無いことに加え、利回りがかなり高いのは魅力です。

四半期で見るとマイナスになったり、年によって成績にばらつきがあったりするものの、年間を通じてみると現在まで安定的に収益を上げられています。

参考までに、一般的にハイリスクハイリターンと言われている株式投資の平均的な期待利回りは5%前後。

投資手法 期待利回り
投資信託 3~4%程度
株式投資 5%~7%程度
FX ?(予測不可)

FX(外貨)でもハイリターンは狙えるもののかなりのリスクが伴いますし、FXも株も利益を出すためには投資先の分析や十分な投資知識・経験を要するなど想像以上に大変。

さらに継続してプラスを出し続けるのは至難の技と言えるため(経験して身にしみました)、BMキャピタルへの投資を通し「さすがプロに任せるだけあるな」と感じています。

投資手法・方針に期待が持てた

では、BMキャピタルはなぜ既出のような安定的なファンド運用・ハイリターンが実現可能なのでしょうか?

その鍵の一つに、BMキャピタルの運用手法がバリュー株投資であり、その銘柄発掘力に非常に優れていることが挙げられるでしょう。

バリュー株投資とは?

バリュー株投資とは?

市場での価値(株価)が、実際の企業の価値よりも低く評価されている銘柄に投資し、将来的な値上がりを待つ投資方法。

もともと割安に放置されている銘柄のため、暴落することがほとんどなく、中長期的な株価の成長も期待できる。

個人投資家も決算報告などを読み込めばバリュー株投資が可能ですが、市場で適正に評価されるまでに時間がかかることも多いので、バリュー銘柄を買ったはいいが待ちきれずに売ってしまうこともしばしば。

また、時間やある程度の投資知識が求められるので、何と言っても労力がかかって面倒臭いですよね。

さらにBMキャピタルのようなヘッジファンドのように資産規模が大きくなると購入できる株数も増えるので、市場での注目度も上がって株価上昇のチャンスが来やすくなるとも言えます。

このように投資知識や経験においてもやはりプロには叶わないので、私はBMキャピタルに預けて正解だなと思いました。

さて、ここまでなぜ投資先にBMキャピタルを選んだのかについて、実績や運用手法という投資家目線で最も気になるであろう点についてお話しました。

続いてはBMキャピタルとはどんなヘッジファンドなのか、ヘッジファンドの指揮を執るファンドマネージャーについてなど、よりファンドの実態に迫ってご紹介いたします。

BMキャピタルのファンド実態

まずは、BMキャピタルの会社概要を簡単に整理してみました。

会社概要

BMキャピタル

BMキャピタルは、東京の六本木に本社を置く投資会社。

会社名 ビーエムキャピタル合同会社
英名 BM CAPITAL LLC
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1
代表社長 森山武利
設立 2013年
公式サイト BMキャピタル公式サイト
電話番号 03-3403-2508
Email bmcapital@bmcapital.jp
平均利回り 年10%~20%ほど
資産総額 80~100億円
最低出資額 1000万円
※1000万円以下も相談可能
手数料 申し込み手数料、管理報酬、成果報酬
ロックアップ期間 3ヶ月
出資方法 公式サイトから問い合わせ後、ファンドと面談したうえで契約・出資
解約方法 担当者に解約希望の旨を連絡
事業目的 (1)金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引
(2)各種事業への投資
(3)有価証券の自己募集
(4)経営コンサルティング業務
(5)前各号に附帯する一切の業務

面談時にオフィスにお邪魔できるかも?と楽しみにしていたのですが、都内のホテルラウンジにてお話をお伺いしました。

私は仕事以外でホテルのラウンジで面談だなんて経験したことはありませんからかなり緊張して行ったのですが、面談を担当してくださった方は物腰柔らかくわからないことにも的確に答えてくださいました。

担当してくださった方は顧客対応の方で、実際にヘッジファンドを運用している人は他にいらっしゃるとのこと。

優秀なスタッフ陣

そこで気になるBMキャピタルの運用を担当する方々ですが、東大や京大をご卒業された外資系投資銀行出身がチームとなって運用を行っているということ。

メインの運用者は、東京大学を卒業し英国有名投資銀行バークレイズで経験を積んだ生粋の金融エリート。

専門的に勉強されさらに実戦経験を積まれた方々で構成されているわけですから、到底素人は敵いません。

収益を上げるためには、徹底した銘柄の調査情報収集能力高度な分析能力などが必須。

経験豊富なスタッフに、資産運用任せることができるのは心強いですよね。

ちなみにBMキャピタルのファンドマネージャーは、トータスパートナーズという未公開株ファンドのファンドマネージャーも兼任されているそう。

さまざまなファンドでハイパフォーマンスを上げるだけのメンバーですから、こちらとしてはさらに安心してお金を預けることができています。

BMキャピタルは退職金などの高額資産運用におすすめ

BMキャピタルはヘッジファンドですからそもそもまとまった資産の運用が前提の金融商品ではありますが、以下のような特徴・メリットがある点からも退職金などの高額資産の運用にはかなり良きパートナーとなると感じます。

1、BMキャピタルの投資手法は下げに強い
2、運用初心者も安心して投資できる体制

1、BMキャピタルの投資手法は下げに強い

ヘッジファンドと言えば、やはりガツガツと貪欲にリターンを求めて運用していくイメージがありますよね。

そのため、見込めるリターンが高い分、下落時の下げ幅もきっと大きいはずと思われるかもしれません。

しかし、BMキャピタルが行っているバリュー株投資は下げに強い投資方法と言えるでしょう。

と言うのもバリュー株投資は、

  • そもそも割安な株価で買っているため、これ以上下がりようがない
  • 下がっても限定的である可能性が高い

からですね。

【運用レポートから見た最近の事例】

2020年、そして2021年現在も猛威を振るっている新型コロナウイルス。それにより市場が大荒れとなった2020年も、BMキャピタルはプラスでフィニッシュ。

2015年のチャイナショック、2018年の株価大暴落に続き、またも厳しい相場を乗り切りました。

 

2、運用初心者も安心して投資できる体制

ヘッジファンドと聞くと「投資上級者が行う」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、BMキャピタルは公式サイト上でも投資初心者のための国内投資会社と名乗るほど、初心者にもやさしい投資会社。

3ヶ月に1度、運用報告書を見せてもらうのですが、これがまたわかりやすく書かれているんです。

投資の勉強にもかなり役立つので、BMキャピタルの投資哲学や分析方法などを勉強すれば、個人の投資能力も格段に良くなるはず。

正しい投資知識を身につけるための最適な参考書にもなると言えるでしょう。

また、BMキャピタルは運用歴9年と運用歴も長いこともあり、顧客対応も丁寧かつスムーズ。

退職金やまとまったお金を託すのですから、ファンドの対応がイマイチだと不安になりますよね。その点BMキャピタルの対応には満足できています。

さて、BMキャピタルをおすすめする理由についてご紹介しましたが、最後にBMキャピタルへの投資時の注意点についてもお話しします。

BMキャピタルに投資する上での注意点

ヘッジファンドの特性上、株式投資やFX、投資信託等よりも投資を始めるハードルが少し高くなっているので、事前に以下の内容は把握しておくのが良いですね。

最低投資額は1000万円~

BMキャピタルの最低出資額は1000万円となっており、簡単に出せる金額でないことは確かです。

誰でも気軽に投資できるという訳ではないので、ある程度規律の守られた運用環境にあると言えるでしょう。

しかし、海外の著名ヘッジファンドなどの最低投資額は億単位からが当たり前だそうで、ヘッジファンド界隈では比較的やさしい設定ではあります。

また、1000万円以下で投資を希望される場合、ファンドとの相談次第では可能なこともあるそうです。

そのため、少しでもBMキャピタルに興味のある方は無料で問い合わせや資料請求ができるため、一度投資可能か問い合わせしてみると良いでしょう。

解約可能時期は3ヶ月に1度

ヘッジファンドでは、ロックアップ期間という解約制限があることがほとんど。BMキャピタルも3ヶ月という期間が設けられています。

暫くなくても支障のない余裕資金で投資するという基本にも通じる点ではありますが、すぐに必要となる資金からの出資はしないように気をつけましょう。

解約制限があると聞くとデメリットに感じてしまいますが、裏を返せば、ヘッジファンド側は3ヶ月の間現金を用意する必要がないので、運用計画も立てやすくなりますし、機敏な売買も可能ということ。

運用陣の投資環境が整って効率的な運用ができることは、我々へのリターンにも影響するので、ロックアップ期間はデメリットとは言い切れないんですね。

元本保証ではない

BMキャピタルなどのヘッジファンドに限らず、全ての投資商品において言えることですが、元本保証ではないので出資後にマイナスになることも十分あり得ます。

今のところマイナスになった年はありませんが、今後マイナスになることが出てくるかもしれません。

運営陣はプロとは言え、常に当たりを引き続けることは至難の技ですよね。

もしかしたらマイナスになるかもしれないということも理解した上で、出資するようにしましょう。

手数料が高い

プロにお任せする訳ですから、もちろん対価として手数料を支払う必要があります。

購入時と管理報酬として数%、そしてプラスが出た時にまとまった手数料が生じる成功報酬制のため、リターンが出るとそのうちの50%を報酬手数料として差し引かれます。

詳しい手数料率は、出資額によって異なることがあるそうなので言及は避けますが、投資信託などと比べると安くないことは確かです。

ただし、投資信託は運用成績に関わらず固定で手数料が発生。運用が不調な時も手数料は引かれるため、マイナスが出ているのにさらにそこから手数料が差し引かれるということも。

その点、手数料を差し引いたとしても今のところリターンが上回っているので、手数料にも納得したうえでBMキャピタルに預けられていますよ。

【一言アドバイス】

バリュー株投資は基本的に長期投資が前提のため、BMキャピタルは長期投資してこそその真髄を味わいやすいでしょう。

BMキャピタルに投資するならまずは面談から

BMキャピタルへの投資方法

ヘッジファンドであるBMキャピタルへの出資前には、必ず担当者との面談が必要になります。

基本的なことについては電話やEメールでも答えてくれるそうですが、過去の運用成績などは対面で見せる決まりになっているそうです。

少し手間はかかりますが、大切な資産である退職金を預けるわけですから、安心してお任せできるファンドなのか担当者との面談を通じて十分吟味できる貴重な機会とも言い換えられます。

加えてヘッジファンドは投資手法の流出防止のこともありネットには最低限の情報しか公開されていないんです。

そのため正確かつ最新のファンド情報を把握するという点からも、直接お話を聞くのが一番安心かと思います。

少しでも興味のある方は、一度公式サイトの問い合わせページからBMキャピタルの過去の実績や運用手法など、気になることを色々聞いてみると良いでしょう。

(追記)
通常は対面での面談が原則ですが、最近ではコロナの影響を受けてオンライン面談も可能だそうです(海外在住者のオンライン面談・出資対応も可能)。私の時は対面での面談が必須でしたが、正直知らない人と対面での面談となると負担に思う気持ちがあるのが事実。
画面越しに面談を出来るのは滅多にない機会ではないでしょうか。