IKEA、商品受け取りセンターを長野市若穂に開設 購入者は配送料負担減の利点
スウェーデン家具大手イケアの日本法人イケア・ジャパン(千葉県船橋市)が、同社商品の受け取りセンターを長野市若穂川田に開設した。県内初。同社の電子商取引(EC)サイトや、各地のイケア店舗で購入した商品を受け取れる。購入者の配送料負担を抑えられる利点があることから、実店舗がない地域での販売拡大につなげる。
イケアブランドは割安さやシンプルなデザインで人気が高く、首都圏や大都市圏で12店舗(期間限定の店舗を除く)を展開。一方、複数の販売経路を融合させる「オムニチャネル化」の一環で、2019年から商品を受け取れるセンターの設置を各地で進めている。
長野市のセンターは16日に開設した。近くでは上信越道のスマートインターチェンジの整備が予定されており、人や物の流れの活発化が期待される地域だ=地図。
配送料は立川店(東京)で購入した大型家具を長野市の自宅に送る場合、最低でも1万3500円かかる。対してセンターで受け取ると3900円(上限重量300キロ)になる。イケア・ジャパンは「長野市や周辺地域で、イケアをより身近に感じてもらえるきっかけにもしたい」(広報担当者)とする。