ホテルに設置された、巨大な大仏。
その指に若者がぶら下がり、指が折れる様子をカメラがとらえていた。
大阪の商店街にある、高さ7メートルほどの大仏。
ホテルのシンボルとして設置された大仏だが、左手をよく見ると、人さし指がなくなっている。
街の人は、この異変に...。
街の人「指なくない? 1本足りひん。1本か?」
3月14日の午後8時半ごろ、大阪市梅田の繁華街に若い5人組が現れる。
ホテルの入り口にある大仏に近づくと、突然、長身の男が、大仏の指にぶら下がり始めた。
あろうことか、仲間たちが、その様子をスマホで撮影していた。
長身の男がぶら下がり始めて、10秒が経過したその時だった。
大仏の指がポキり。
重さに耐えかねて、指が地面に落下してしまった。
すると、5人組は一斉に逃走。
しかし、1人は悪びれる様子もなく、歩きながら、たばこを吸っている。
大仏から少し離れた別の防犯カメラには、笑いながら商店街から立ち去る様子がとらえられていた。
さらに、その後ろでは、仲間たちが撮影したばかりの動画を見てふざける姿も。
破壊された大仏の指は、中のスポンジがむき出しとなり、無残な姿となっていた。
大仏は、2022年にオープンしたホテルのシンボルとするために作った貴重な一点もの。
被害額は数百万円にのぼるという。
5人組は、高い位置にある大仏の指にどうやってぶら下がったのか。
大仏の人さし指は、2m50cmほどの高さになるため、5人組の1人は台座の上に乗って、大仏の指にぶら下がったとみられる。
街の人「アホなことするな。何がおもろいんやろうと。本人は面白いかもしれないけど、無駄金がかかるのでやめてほしい」、「いろんな人もいっぱい通るのに、こんなことされたら残念。町の人もかわいそう」
被害に遭ったホテルの総支配人は、破壊行為があったのが繁華街の夜だったことから、5人組は酔っぱらっていたのではないかと推測する。
ホテルの総支配人「お酒を飲んだら許されるとか、酔っぱらっているから知らなかったでは通らない。まずは一言謝ってほしい」
ホテルは、警察に被害届を提出したという。