ゴヲスト・パレヱド:Refine
雅彩ラヰカ
序幕
一頭の藍色の竜が、一人の少年を前に佇んでいた。
少年の胸には深い裂傷があり、心臓が抉られている。溢れ出す赤黒い血は流れ出して間も無く、少年はまだ完全には死んでいない。
竜は思案をかなぐり捨て、少年に頭を近づけると口を開き、——少年を丸呑みにした。
しばらく無言だった竜は、少年の命の灯火を感じながら翼でその身を包み、やがて一抱えほどの卵に変じる。
その卵は竹林の奥深く、スズムシとクツワムシが鳴き交わす中、己が発する熱で温めながら孵化の時を静かに待つのだった。
ゴヲスト・パレヱド:Refine 雅彩ラヰカ @N4ZX506472
ギフトを贈って最初のサポーターになりませんか?
ギフトを贈ると限定コンテンツを閲覧できます。作家の創作活動を支援しましょう。
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます