森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんを命じられたことを苦に自殺した、近畿財務局元職員の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、元理財局長を相手取り損害賠償を求めている裁判で、妻側は1審に引き続き大阪高裁に対しても証人尋問を求める方針です。
森友学園への国有地売却をめぐっては、財務省近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんが、決裁文書の改ざんを苦に2018年3月に自ら命を絶ち、妻の雅子さんは当時の佐川宣寿理財局長に対し、1650万円の損害賠償を求めて裁判で争っています。
1審の大阪地裁は、佐川氏が「改ざんを指示して損害を与えたことは、国が責任を負うものであって、佐川氏個人が責任を負うものではない」として、訴えを退けたため、赤木さん側が控訴していました。
3月17日、大阪高裁で裁判の進め方を話し合う非公開の協議が開かれ、赤木さん側は、1審と同様、俊夫さんの上司である財務省職員4人と佐川氏本人の証人尋問を求める方針を明らかにしたということです。
(赤木雅子さん)
「夫が改ざんして苦しんで死んだことは間違いないので、シンプルに佐川さんが何をしたのかを、ただそれを佐川さん本人の口から聞きたい。それだけなんです」
弁護団によりますと、佐川氏側は控訴棄却を求めているということです。次回は5月8日に、再び非公開の協議が開かれ、その後、公開の法廷が開かれる見通しです。