(株)ヴォークス・トレーディング【ハウス食品グループ】

国際学部でグローバルな視野を磨いていた私は、語学留学でアメリカに1年、交換留学でスペインに半年滞在したほか、アルバイトでお金を貯めてはアジアや欧州に足を運んでいました。就活では、そうした海外経験で身に付けた「語学力とコミュニケーションスキルが活かせる環境」であるか否かを意識しましたね。
ヴォークスに惹かれたのは、グローバルに活躍できる基盤があることと、面接を通じ若手の意見にもしっかり耳を傾ける会社だと確信できたからです。私自身、良いと思ったことはすぐ発信するタイプなので、ここなら自分らしく働けると感じました。

入社後、私はフルーツ全般の輸入・販売を担当する食品部に配属となりました。フルーツは、大きく冷凍と缶詰とに分かれます。私は缶詰担当として、以降2年半にわたり先輩の指導を受けながら国内で輸入・販売のノウハウを身に付けてきました。そして3年目となる今年の夏、初めてアメリカとカナダに出張することが出来たんです。
旧来ならば入社初年度から海外出張のチャンスがあるのですが、コロナ禍のためとても海外へ赴く環境ではありませんでした。でも国内での2年半は濃密に学ぶことができ、自分にとって恵まれた期間だったと改めて感じています。

3年目を迎え、私はフルーツ缶詰の担当として、海外からの輸入と国内販売における全責務を担う立場になりました。フルーツ缶詰自体はロングスパン商品なので輸入の流れはある程度固まっていますが、その仕入れにおけるロットや価格の交渉、在庫管理なども私の業務なので気は抜けません。また国内の販売先は問屋・スーパー・菓子メーカーなど30社近くに及び、それぞれどの時期に何を提案するか、さらには次のトレンドを意識した新たな商品開発など、課題は山積です。でも全てが自分の裁量で進められ、毎日が変化に富んでいるのでとても充実していますよ。

入社1年目の秋、私が初めて国内のお客様に提案し採用して頂いたのは、酸味がやや強いサワーチェリーの缶詰でした。カフェチェーンで提供するケーキ用でしたが、先日そのチェーンに伺ったところ、今も当時と同じケーキが販売されていたんです。自分が輸入しお届けした商品が、全国の様々な場所で息づいている。それを知るたび胸が熱くなるのは、この仕事の醍醐味と言えるでしょう。
（食品部／Kさん／国際学部グローバル専攻卒／2020年入社）