防犯カメラがとらえた、自転車とワゴン車の衝突事故の映像。

画面右側から黒のワゴン車が車道に出ようとした次の瞬間、画面左側から来た女性が乗った自転車と衝突した。

ところが、ワゴン車は女性を残したまま、走り去った。

その後、ひき逃げの疑いで大阪府の会社員・高橋海斗容疑者(25)が逮捕された。

事件が起きたのは、13日午前7時前、熊本市中央区にあるガソリンスタンドの前。

歩道で自転車の女性をはねたという高橋容疑者は、女性を気にするそぶりを見せたあと、逃走していったという。

高橋容疑者が運転するワゴン車は、ガソリンスタンドを出る際、歩道の手前で一時停止することなく進む。

自転車に乗った女性は急ブレーキをかけるが、間に合わず衝突している。

女性は、衝撃で自転車ごと吹き飛ばされ、道路脇に倒れたまま動かない。

高橋容疑者は車を降りると、女性のもとへ。
また、道行く人も被害女性のもとに駆け寄る。

女性のそばにしゃがみ、様子を見ていた高橋容疑者。

しばらくすると、車道に転がっていた女性のバッグを拾い、歩道に移動する。

この時、倒れたままの女性をまたいでいるのがわかる。

その後、周りを気にすることなく、ワゴン車に乗り込むと、そのまま現場から走り去った。

しかし、その数分後、高橋容疑者は、乗用車と接触事故を起こし、駆けつけた警察に逮捕された。

調べに対し、高橋容疑者は「パニックになって逃げた」と供述し、容疑を認めている。

被害に遭った女性は、頭などにけがをしたが、命に別条はないという。