この度は、NPO法人オフィスリブスタイル主催の功労馬チャリティー「商品名:名馬のうまもり」に関し、各馬関係者および、これまでにご購入いただきました皆様方に、多大なるご迷惑とご不安をお掛けしております。まずは、この場にて深くお詫びさせていただきます。 誠に申し訳ございませんでした。 以下に、ことの経緯をお伝えさせていただきます。 【背景】 当法人では2008年より、かつて中央競馬を沸かせた名馬のたてがみが入ったお守りをチャリティー販売してきました。たてがみは、当チャリティーの主旨をご理解くださった牧場様よりご提供いただいたもので、ご提供いただく際には、データカードに「馬名」「牧場名」「担当者名」の記載をお願いしております。 このカードには 「チャリティー販売に際し、法人ホームページ等に貴牧場にご協力いただいた旨を記載することをご承諾ください」 とあり 「承諾する・承諾しない」 にチェックを入れていただくようになっております。 2022年6月の段階で、55牧場120頭(死亡馬含む)のご協力をいただいており、高齢者施設で作っていただいたお守り袋に入れ、主にイベント会場やバザー会場で販売しておりました。 ※年に数回の割合でヤフーオークションで個数限定で定額販売しておりました。 ※後述の2021年まで常設サイトでの販売はありません。 名馬のたてがみのチャリティー販売に際し、当時JRAに出向き以下3点を相談しました。 ①引退競走馬の馬名を商品に使うことは可能か ②競走中の写真を使うことは可能か ③競馬自体に著作権などの縛りはあるのか 上記に関しJRA広報ご担当者様より、以下の返答をいただきました。 ①馬名使用に関しては、現馬主及び繋養牧場のOKが取れれば大丈夫 ②競馬場競走中の写真使用はNG ③競馬自体に著作権はないが、ジョッキー、勝負服、馬主名に関しては把握していない この際、②に関連し、お守り袋にたてがみと一緒に入れる写真として、「競走馬のふるさと案内所」の写真を自由に使ってOK、ただし、写真に「写真協力:競走馬のふるさと案内所」と入れることを厳守し、法人ホームページなどに「競走馬のふるさと案内所」のリンクを貼って欲しい、と言われました。 また、JRAにも「これは本物?」といった質問がくることが予想されるので、予め「JRAに話を通している旨」を記載した方が良いとアドバイスをいただきました。その際、公式や公認等、JRAが扱っている商品だと勘違いさせないような記述をするように、と言われました。 ※当時、ご対応くださったご担当者様の名刺がございます。 なお、高齢者施設ご入居中の方々にお守り袋を作っていただいた際、少額ではございますが謝礼金をお支払いしております。この「お守り袋を縫うお仕事」をお願いすることは、社会的なかかわりを失いつつある高齢者施設にご入居中の方々に、社会から必要とされる喜びを感じていただき、それが、生きがい再生につながっていくことが、私たちの願いでもありました。 メルカリショップスでの販売は、コロナ渦の真っただ中にあった2021年4月にスタートしました。 当時は、街頭バザー等での対面販売ができない状況にあり、同年7月23日に開催が迫っていた障がい児音楽イベントに関わる資金の捻出を目的とし、一時的な処置として、その知名度からある程度の販売が予測されたメルカリショップスの開設に至りました。また、当時は高齢者施設への出入りが厳しくなっていた時期でもあり、本来の「お守り」ではなく、「たてがみのみ」での販売としておりました。 アマゾンを含むメルカリショップス以外の常設サイトで販売されているものは当法人ではありません。中には、販売元がNPO法人オフィスリブスタイルになっているものもありますが、当法人の画像やテキストを模写しただけのまったくの他人です。見つけ次第、取り消しのお願いを打診しておりますが、ほとんど無視されております。また、メルカリ及びヤフーオークションでも模写出品されたことがございます。 【2022年7月19日】 うらかわ優駿ビレッジAERU様よりメール 「これまで協力体制にあったようだが、昨今たてがみが切られるという事件が勃発するなどの諸事情を考慮した結果、AERU関係馬の出品を取り下げて欲しい」 【2022年8月半ば】 当法人ホームページ ・協力団体よりAERU様を削除 ・協力馬一覧よりウイニングチケット、ダイユウサク、ニッポーテイオーを削除 ※協力馬一覧より、ヒシマサルを削除することを失念 ※メルカリショップスより、AERU様関係馬を削除することを失念 【2023年3月 うらかわ優駿ビレッジAERU様】 うらかわ優駿ビレッジAERU様よりメール 「メルカリショップスで販売されているは何故か」 このメールを受け、ひとつづつ対処したつもりでしたがいくつかの削除漏れがあり、他にも当方の不手際も加わり、AERU様は件の公表に至りました。 AERU様には、すぐにお詫びのお電話をさせていただき、今後一切AERU様の関係馬の販売はしない旨をお約束させていただきました。ただ、過去にご購入くださった方々がご不安になられていることが想像できたので、データカードに記載していただいていたご担当者様のお名前を伝え、AERU様の方で改めてご確認いただいた上で、過去に販売してきたたてがみは本物であることを公表していただきたいとお願いしました。 3月10日 AERU様よりお電話をいただき、過去の経緯が確認できた旨をお聞きしました。同時に、2022年7月17日以前のものに関してはAERU様承諾の元販売されていたものであるとご公表いただきました。 【2023年3月 マスコミ関連】 AERU様の1度目の公表を受け、産経新聞社を含む数社の配信会社より取材を受けました。 全ての取材において、上記経緯および、AERU様とは2022年7月までは協力体制にあったが我々の不手際でこのような事態を招いてしまったこと、ただし、協力体制にあった(たてがみを送っていただいた)ことの証明はできる旨を伝えました。また、AERU様も過去の経緯を再確認をしてくださっているとはずである旨も伝えましたが、実際の記事では、過去の経緯は抜けておりました。 AERU様が訂正文を公表してくださるほんの数時間前に産経新聞社より記事が流れてしまったこともあり、事態がさらに大きくなってしまいました。なお、当記事に関しては、AERU様も訂正記事を出してもらえるように新聞社に連絡をしてくださったとのことです。 【2023年3月 西山牧場様】 AERU様の1度目のツイッター公表の数日後、西山牧場オーナー様のツイッターとブログでの「まったくの偽物」との書き込みが成され、3月9日に西山牧場様にお電話をさせていただきました。お電話でご対応くださったスタッフの方にデータカードに記載のご担当者様のお名前を伝え、改めてご確認くださるようにお願いしたところ、すぐに折り返しのお電話をいただき、たてがみの提供があったことが確認できたとお伝えくださいました。 このお電話の際、西山オーナーのブログとツイッターで、西山牧場様よりご提供いただいたたてがみであることを公表していただけないかとお願いしたところ、西山オーナーには少し間違って伝わったようでしたので、失礼を承知で、西山オーナーのブログのコメント欄に私どもの主旨をお伝えさせていただきました。そちらは、西山オーナーのブログにてご確認いただければと思います。現在、改めてご確認くださっているところだと思います。 【他方で色々とおっしゃられていることに回答させていただきます】 ●音楽療法のNPOなのに何故馬のたてがみなのか? 深い意味はありません。たまたま見ていたテレビで芸能人の私物をプレゼントする企画をやっており、同じ頃、競馬グッズの販売を見たことで思いついた企画です。 ●亡くなった馬のたてがみが何回も再販されているのはなぜか? ほぼ全ての馬がそこそこの量をご提供くださいます。なお、在庫が無くなった馬に関しては協力馬として名は残していますが再販はしておりません。 ●いきなり訪問されたらうやむやに協力してしまう牧場もあるのではないか? 全て趣旨をご理解していただいた上でご協力いただいております。ご提供時にはデータカードの記載をお願いしており、同時に、チャリティー販売する旨およびホームページ上で協力団体として記載する旨をご承諾くださっております。 ●JRAの承認は嘘で詐欺にあたるのではないか? JRAに相談したいきさつは前述した通りです。当初は、「当企画にあたりJRA広報の許可を得ています」との文言で記載しており、これは、当時ご対応くださったご担当者様にも見ていただいております。この「許可」を「承諾」と変えたことが間違いだったと痛感しております。 【最後に】 過去にご購入くださった方々のご不安を取り除くことと、ご協力くださっている各牧場様への説明を目的として、これまでの経緯を記させていただきました。 本日までにいただいた、過去にご購入くださった方からのメールやお電話には、必要であればデータカードを提示させていただくなどして、真摯に対応させていただいております。 なお、皆様方のご不安が解消された暁には、当企画は完全に終了する所存です。 また、今回の騒動に乗じて、第三者的立場にいる方々が、当法人以外の方にもご迷惑をお掛けしていることが判明しております。当法人に対するご意見は、ある程度の悪意が感じられたとしても、現段階では貴重なご意見と捉えるつもりですが、当法人以外を対象としているものに対しては、その対応を弁護士に相談しているところです。 最後となりますが、この度は多くの方々に多大なるご迷惑とご不安をお掛けしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。 NPO法人オフィスリブスタイル 理事長 井上智文 |