2022年7月28日付けでプライバシーポリシーを改定しました

詳細

ピクシブ百科事典

プレイステーション5

ぷれいすてーしょんふぁいぶ

SIE(ソニー・インタラクティブエンタテイメント)より発売されたゲーム機。プレイステーション4の次世代機。
目次[非表示]

概要

2020年11月12日発売。希望小売価格は54978円(税別49980円)、デジタル・エディションが43,978円(税別39,980円)。2022年9月15日からは5500円の値上げにより本体価格は通常版は60478円(税込)、デジタル・エディションは49478円(税込)。2022年11月12日に発売2周年を迎えた。

スペック

基本備考
CPUx86-64-AMD Ryzen™"Zen2",8コア/16スレッド,周波数:最大3.5GHzまで可変
GPUAMD Radeon™ RDNA-based graphics engine,レイトレーシング アクセラレーション,周波数:最大2.23GHzまで可変(10TFLOPS)発売前の仕様表では「RDNA 2-based」「10.3 TFLOPS」と記載されていたが。発売後公開の製品版マニュアルで、左記の内容に変更。
システムメモリGDDR6 16GB,バンド幅:448GB/s
映像出力4K 120Hz TV、 8K TV、VRR 対応(HDMI2.1規格による)8K解像度での出力は、将来的にアップデート対応予定。
SSD825GB,読み込み速度:5.5GB/s(Raw)
PS5ゲームディスクUltraHDBlu-ray™(100GBまで)
オーディオ"Tempest"3Dオーディオ技術


本体仕様

グラフィックの大幅な進化

PS4では敵、味方のキャラクターを作るのに、理論上では大体で8~10万ポリゴンが表示できていた。地形・背景のポリゴン数は数千万ポリゴンだったが、PS5では、なんと一体のキャラクターを作るのに最大で3300万ポリゴン(PS4の約300~400倍以上)地形のグラフィックが最高で1000億ポリゴン(PS4の地形グラフィックの約1000倍)というすさまじい進化を遂げている。(アンリアルエンジン5のテックデモで確認できる)

爆速SSD

生データ5.5GB/s、圧縮データ8-9GB/sという凄まじい処理速度の高性能SSDを初搭載。これまでのPSシリーズに比べて読み込み速度が非常に早く、PS4の100~150倍であり、歴代最速となった(1GB当たりの読み込みがHDD内蔵のPS4では20秒ぐらいだったが、SSD搭載PS5では1GB当たりで0.135秒と爆速化している)。

これはPS5のプロセッサとして採用された「Zen2」に使われているPCI Express 4.0の恩恵によるもの。また内製のSSDコントローラが優秀で、かつSoC側にハードウェアによる透過圧縮展開機能を追加しており、これらは開発者が特に意識することなく利用できるらしい。
これまで、ゲームディスクの挿入時やダウンロード時に約2~3秒で読み込みが瞬時に完了と公式で発表されている。
このように、PS4での不満点であった、インストール時が長すぎてすぐにゲームが遊べないといった問題点は解消され、ロード時間の短縮によってストレスはかなり軽減されたといえる。

市販のM.2 SSD(NVMe/PCIe 4.0仕様)も使用可能(カバーを外すと取り付けられるようになっている)だが、発売時点では対応しておらず、機能が無効化されていて認識しないようになっており、仮に取り付けて起動しても外して再起動するように求められるだけで起動ができないようにされていた。
2021年9月のシステムアップデートで対応が開始され、各メーカーから動作確認済みと謳う製品が発売された。ただしこれらは公式認証を取っているわけではなく、かつ増設する際はサーマルスロットリング対策のためM.2 SSDに規定サイズのヒートシンクの取り付けが必須となっている。このため、予め取り付け済みの製品も売られている。

そして2022年7月、ウェスタン・デジタルが公式認証済み製品を発表し、8月より販売開始。2020年発売の既存のヒートシンクなしのモデルにヒートシンクを追加しただけの製品だが、認証を得るにあたって複数タイトルでの数百時間の動作検証を実施しているという。容量ラインナップは1TBと2TB。

ビジュアル面

4K~8Kの高解像度の出力に対応し、美麗映像と大画面4K・8Kハイビジョンで楽しめる仕様になった。

レイトレーシングと呼ばれる技術を導入したことにより、光の表現が見直しされた。
これまで、テレビ画面中心の光の表現だったが、PS5では太陽、電球、松明などの自然の光の反射が可能になった。(アンリアルエンジン5を使ったPS5用のデモで確認できる。)

発売当初はPS4Pro同様に1440pは非サポートで、高いリフレッシュレートを持つWQHDゲーミングモニタには対応していなかったが、2022年9月のアップデートで正式対応した。ただしHDMI接続のみ対応となる。

また4K出力はソフトによってはネイティブ4K(固定解像度)の60fpsは難しく、ダイナミック4K(可変解像度)の60FPSやネイティブ4Kの30fpsといった内部解像度もしくはフレームレートを負荷に応じて下げる、といった方法をとっており、ソフトによってはフレームレート優先とするためにレイトレーシングを切り解像度も可変とするモードを持つ、2K(1,920×1,080)をアップスケーリングして4K出力しているものあり、ビジュアル面の謳い文句の全てを活かして遊べているとはいいがたい状態となっている。

その他

3D音響に対応しており、水の音や落石などのリアルな自然音響を360度で全方位で体感できる。
ちなみに、かつて一部のPSソフトの中には3D立体音響対応が少なからず存在していたため、こちらが立体音響への先駆けとなっただろう。

ウルトラ(4K)ブルーレイディスクにも初対応しており、1080pよりも鮮明な解像度でゲームを体感できる(PS5通常版のみ、後述のデジタル・エディションは非対応)。

さらにはディスクドライブのないモデル(デジタル・エディション)も発売され、SIEの社長によると、「多くのユーザーがデジタル版(ダウンロード版)を購入している」とのこと。
ディスクなしでもゲームを遊ぶことができるが、PS5デジタル版ではディスクおよびPS4中古ソフトが一切使えないので注意が必要。

PS5本体ではカバーを取り外して、2か所のダストキャッチャーが配備されており、わざと埃を吸い込んで後から掃除機で簡単に掃除できるようになっている。同時にお手入れもしやすい設計になっている。

オリジナルのGPUと比べるとinfinity cacheが非搭載だったり、浮動小数点パイプラインがデチューンされていたりと、目に見えないところでコストダウンを図っている。

静穏性

PS5本体では巨大ファンが搭載されており、より効率的に排熱を強化している。

PS5通常版のみ、DVDドライブユニットの部品が板金になっており、2重構造になっている。
これは起動時の駆動音と振動を大幅軽減する目的で採用されたものである。

コントローラー

DualSense

HD振動の技術を搭載しており、これまでのPSシリーズのコントローラーと比べると、リアルな振動を体験できるようになった。また、デュアルショック4で搭載されていた静電式パネルがほとんどのソフトで活用されていなかったこともあり、今後のゲームソフトでデュアルセンスで活用される可能性がある。

起動時のコントローラーのバッテリー駆動時間がデュアルショック4の約2倍に長持ちされている。

互換性

PS3初期型以来のPS4用ソフトの互換にほぼ対応している(同じAMDのx64アーキなので対応自体は容易)。またPS4ソフトの読み込み高速化も実現するなどの恩恵があるという。

一部のPS4用ソフトはディスク版、ダウンロード版共にPS5ダウンロード版にアップグレードする事が可能で、切り替える事でどちらのバージョンでも遊ぶことが出来る。
アップグレードにかかる費用はソフト毎やキャンペーン等により異なり、無料もしくは割引価格となるが有償となる。また、PSPlusの特典のPS4用ソフトは基本的にはアップグレード版を使用出来ず、ディスク版はアカウント登録国と同じ国で発売されたディスクのみが対象となるので海外版や未発売ソフトのアップグレードはできない、ディスクドライブのないデジタルエディションではディスク版のアップグレードが不可能などの制限がある。

PS3以前のH/Wアーキテクチャの仕様が違うことに加え、2世代前への互換対応がコストアップに繋がるため、PS1・PS2・PS3のソフトの互換性は持たせていない。

また、課金サービスのPlayStationPlusPlayStationNOWは継続してサービスを引き継ぐことができる。(やり方は外部リンクにある公式サイトを参照)

PlayStationVRも使用可能で、PSカメラ用のアダプタを入手する事でそのまま使用可能。(PS5用HDカメラはPSVRには使用できない)
また、PSVR用ソフトではDUALSHOCK 4及びモーションコントローラを使用するが、DUALSHOCK 4のジャイロセンサーを用いずパッド操作のみで完結しているタイトルのみDualSenseでの操作可能となっている。
また、下位互換を用いているため、同じソフトであってもPS5版はPSVR非対応となっており、アップグレードを行っている場合はPS4版を起動する必要がある。

余談

ボタン配置

決定ボタンが「〇」か「×」かで意見が分かれていたが、SIEによると決定ボタンは「×」で統一し、「○」でキャンセルにするのこと。
また、SIE公式でオプションでのボタン変更が廃止されるとのこと。

恐らく、外国での「×」ボタンがチェックを意味するからだと思われる(そのため、海外版のPS用ソフトはほとんどが「×」ボタンで決定する仕様となっており、逆に海外製のPS用ソフトを日本仕様にローカライズする際は「○」ボタンで決定する仕様に変更されていた。なお、一部は「○」「×」どちらも決定となっているものもあった)

「×」ボタンで統一されるとなると、これまで国内のPSシリーズ対応のソフトを遊んできたプレイヤーにとっては混乱が生じることがあり、しばらく、「○」か「×」かで戸惑うだろう。
しかし、今後のアップデートで改善される余地があるかもしれない。

まさかの公式分解映像公開

2020年10月7日、SIEの手による、分解映像が公開された(↓)。

安易に分解しないように先んじて公開したと見られる、まさかの公式
非公開の外部調達のチップメーカーが特定されないよう、映像加工が入っている部分はあるものの、これでPS5の中身がだいたい判明することになった。

カバーは簡単にはずせる。このカバーの下にM.2 SSDのスロットが用意されている。
PS4に引き続き、大型のヒートシンクとシロッコファンを搭載し、APUとSSDを確実に冷やしつつ、静音を実現。
そしてAPUとの間に挟む放熱媒体はなんと液体金属コスト削減のために採用したのだという。これがなかったらもっと巨大な筐体になっていたとのこと。

結局は

なんでもバラバラにすることで有名なiFixitによって発売後に分解された。その結果、上記の液体金属によって修理難度が爆上がりしていると推測されている。ソース

関連動画



関連タグ

SIE プレイステーション プレイステーション1 プレイステーション2 プレイステーション3 プレイステーション4 プレイステーション5 PS5 PS_one playstation5

杉田智和:自身のYouTubeチャンネルにて開封場面を投稿
子安武人息子とのラジオにて抽選に当たったことを語った

海馬瀬人:衣装がPS5本体の見た目にそっくりであり、しばしばネタにされている。
E353系:同じく外観がPS5そっくりでネタにされる特急電車。

PlayStationシリーズ一覧

据え置きゲーム機PlayStation PS2 PS3 PS4 PS5
携帯ゲーム機Portable Vita


関連リンク

公式サイト
PS5拡張ストレージについての公式ページ

関連記事

親記事

プレイステーション ぷれいすてーしょん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1953292

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました