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マンション管理士の難易度や合格率は?偏差値で例えると?難しすぎるって本当?

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マンション管理士の資格取得の難易度は、どのくらい高いのでしょうか?

合格までに必要な勉強時間や合格率などは、マンション管理士の取得を検討している方にとって気になることですよね。

結論からいうと、マンション管理士の合格率は8〜9%と非常に難易度が高い資格です。

このコラムでは、マンション管理士と他の資格を合格率や勉強時間などさまざまな観点から比較し、難易度をわかりやすくまとめました。

また、併せてマンション管理士試験の合格率が低い理由についても解説していきます。

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令和4年度マンション管理士試験のアガルート受講生の合格率は44.86%(全国平均の3.9倍)

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合格率でみるマンション管理士の難易度ランキング

マンション管理士と他の資格の例年の合格率を表にまとめてみると、以下のようになりました。

ランキング 資格名 合格率
1位 社労士 6~7%
2位 マンション管理士 8~9%
3位 土地家屋調査士 8~9%
4位 行政書士 11~15%
5位 宅建士 15~17%
6位 管理業務主任者 20~23%

マンション管理士の合格率は例年8~9%という水準になっています。
令和3年度マンション管理士試験の合格率は9.9%と例年より高い傾向にありました。

マンション管理士の合格率8~9%は難関資格と言われている社労士(6~7%)に次ぐ合格率の低さ、難易度が高い資格になります。

また、マンション管理士、宅建士、管理業務主任者の3つの資格は「不動産三冠資格」と位置づけられ、数多く存在する不動産の資格の中でも特に評判が高い資格です。

宅建士の合格率は15~17%、管理業務主任者の合格率は20~23%であり、マンション管理士の合格率より2倍以上合格率が高くなっています。

合格率は難関資格に匹敵し、不動産三冠資格の中でも特に合格率が低いことから、マンション管理士は難関資格だといえるでしょう。

関連記事:マンション管理士と行政書士のダブル取得はどう?相性は?難易度はどっちが高い?

勉強時間で見る難易度ランキング

次に、勉強時間の面から上記に挙げた各資格の勉強時間を表にしました。

ランキング 資格名 合格に必要とされる勉強時間
1位 社労士 1,000時間
2位 土地家屋調査士 1,000時間
3位 行政書士 600~1,000時間
4位 マンション管理士 500時間
5位 管理業務主任者 300時間
6位 宅建士 300~400時間

社労士、土地家屋調査士、行政書士は1,000時間もの勉強時間が必要で長期間にわたって勉強することが必要です。

一方、マンション管理士の勉強時間は500時間とこれら難関資格の勉強時間の半分程度ですが、1日3時間勉強したとしても半年近く勉強が必要です。

また、宅建の勉強時間は300~400時間となっています。

マンション管理士は不動産三冠資格の中でも合格までに必要な勉強時間が長く、難しい資格であることが推察されます。

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男女別でみる難易度

2021年(令和3年)のマンション管理士の男女別受験者数と合格者数、合格率を表にまとめると、以下のようになりました。

受験者数合格者数合格率
男性10,774人1,062人9.9%
女性1,746人176人10.1%
出典:公益財団法人 マンション管理センター

合格率を比較すると、女性がわずかに男性を上回る程度でほとんど変わりません。

したがって、男女関係なく、マンション管理士として活躍できる可能性があります。

年齢別でみる難易度

マンション管理士の合格率を年齢別に表にまとめてみると、以下のようになりました。

受験者数合格者数合格率
〜29歳964人101人10.5%
30〜39歳1,858人270人14.5%
40歳〜49歳2,818人380人13.5%
50歳〜59歳3,504人398人11.4%
60歳〜3,065人253人8.3%
出典:公益財団法人 マンション管理センター

全体の合格率9.9%と比較すると、30〜40代は合格率が高い傾向にありました。

30〜40代の方は一定の社会経験があり、自分自身の市場価値を高めたい意欲があると考えられます。

また、合格者の平均年齢は47.8歳となり、最高年齢は85歳でした。

マンション管理士の難易度を大学の偏差値で例えると?

マンション管理士の難易度を大学の偏差値に例えると、下記表となります。

マンション管理士試験の偏差値は60~64で、難易度としては社労士・行政書士試験などと同じ位です。

マンション管理士試験に合格するまでに必要とされている勉強時間の目安は、およそ500時間程度。

また、同様の偏差値でみると、MARCHと同じくらいの難易度であると言えます。

マンション管理士と関連する資格となる「管理業務主任者」や「宅建」と比べると、難易度は高いことがわかります。

大学 偏差値 試験
東京大学・京都大学 68~ 司法試験・予備試験
慶應大学・早稲田大学・上智大学 65~67 不動産鑑定士・司法書士・弁理士
明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学 60~64 土地家屋調査士・中小企業診断士・社労士・行政書士・技術士二次試験・通関士・マンション管理士・ケアマネジャー
日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学 55~56 技術士一次試験・宅建・測量士・管理業務主任者・社会福祉士・インテリアコーディネーター
※偏差値はあくまでも弊社で算出した数値となります

マンション管理士試験の合格率の推移と合格率が低い理由

難関資格と言われ、合格率が7~9%と低いマンション管理士試験。
明確な合格ライン(基準点)はありませんが、相対的に上位7~9%に入らなければいけません。

令和4年度マンション管理士試験は、受験者数12,209人に対し、合格者数1,402人、合格率は11.5%という結果でした。

※参考:令和4年度マンション管理士試験の結果について

マンション管理士試験の合格率推移
試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年 12,209 1,402 11.5%
令和3年 12,520 1,238 9.9%
令和2年 12,198 1,045 8.6%
令和元年 12,021 991 8.2%
平成30年 12,389 975 7.9%
平成29年 13,037 1,168 9.0%
平成28年 13,737 1,101 8.0%
平成27年 14,092 1,158 8.2%
平成26年 14,937 1,260 8.4%
平成25年 15,383 1,265 8.2%

マンション管理士は「名称独占資格」ですから、マンション管理士以外の者がマンション管理士又はこれに紛らわしい名称を使用することが禁止されています。

マンションの管理や運営に関するアドバイスをプロ目線で行うため、厳しい合格率に勝ち抜いた者だけが名乗れる仕組みになっているわけです。
合格率が低く設定されている点に関しては、仕事を依頼する管理組合・区分所有者にとって非常に信頼がおけることでしょう。

また、管理業務主任者試験に合格すると、マンション管理士試験で5問が免除されます。

毎年、受験者の約4割がこの5問免除で受験されますので、その中で合格を勝ち取るには、出題傾向をしっかり把握して効率的に学習を勧める必要があります。
特にメインとなる、「区分所有法」や「標準管理規約」を得意科目にして、しっかり得点出来るようになれば、7~9%の壁もこわくありません。

【動画で解説】マンション管理士試験の難易度と合格率が低い理由について

アガルートのマンション管理士講座利用者の合格率は34.9%

2021年(令和3年)マンション管理士試験の全体合格率が7~9%なのに対して、アガルートのマンション管理士講座利用者の合格率は約34.9%、全体平均の約3.52倍も及びます。

合格のためのノウハウが詰まった講義やテキストを活用し、わからないことを気軽に質問できる環境があれば、合格の確率は飛躍的に上昇します。

独学でも合格可能と言われるマンション管理士試験ですが、その難易度は高く、独学合格は簡単ではありません。

関連記事:マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間と期間は?時間を割くべき科目も解説

マンション管理士の合格者は他にどんな資格を持っている?

※平成27年度末時点のマンション管理士登録者5,562名を対象にしたアンケート

【平成30年】マンション管理士の業務についてのアンケート調査結果の概要」では、管理業務主任者の資格を既に持っている方が8割以上となります。

管理業務主任者試験を受け、5問免除でマンション管理士を受ける人も多くいますが、業務としても重なっている部分が多いため、管理業務主任者からのステップアップのためにマンション管理士試験を受ける方も多いのではないでしょうか。

また、相互性があることから宅建の資格を取得している方も多く見受けられます。

宅建は不動産業のベースとなる資格となるため、管理系の資格も併せて取りたいという方も一定数いるでしょう。

まとめ

マンション管理士試験の難易度について、より明確にイメージして頂けたのではないでしょうか。

まとめると、以下の点がポイントとなります。

  • マンション管理士の合格率は例年8〜9%と難易度が高い
  • 必要な勉強時間は500時間程度
  • 男女別の合格率はほとんど同じ
  • 年齢別で見ると30〜40代の合格率が高い
  • 偏差値で例えると60〜64程度で、MARCHや関関同立など難関私立大並み

とはいえ、しっかりと勉強すれば、才能などに関係なく合格ができる試験でもあります。

アガルートの通信講座のように、プロが用意したカリキュラムを活用すれば、より効率的に合格を目指すことが可能です。
また、アガルートの受講生の合格率は34.9%となり、全国平均の3.52倍となるため実績も十分にあります。

最短ルートでマンション管理士を目指してみてはいかがでしょうか。

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令和4年度マンション管理士試験のアガルート受講生の合格率は44.86%(全国平均の3.9倍)

令和4年度管理業務主任者試験のアガルート受講生の合格率は70.05%(全国平均の3.71倍)

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