どのヘアスタイルもパーフェクト美容師! kelly.代表/齋藤 純也の作る4ヘアスタイル徹底図鑑! <ミディアム・ロング>【前編】

時代に左右されることなく、どの角度から見ても洗練されたスタイルを提案するヘアサロンkelly.の代表、齋藤純也さん。齋藤さんは美的センスの高い芸能人やモデルからも圧倒的な支持を集め、確かな技術で王道スタイルをハイクオリティに仕上げる“パーフェクト美容師”です。

今回は、そんな齋藤さんがつくる4種類のスタイルを、齋藤さんのこれまでの軌跡と合わせて紹介します。前編はミディアムとロングです。ぜひ最後までご覧ください!

SPECIAL CONTENTS

2022.07.06

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  • ショート
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  • ミディアム
  • ロング
  • BEAUTYDESIGN
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INDEX

目次

齋藤純也さんって、こんな人!

kelly.代表 齋藤 純也(さいとう じゅんや)

群馬県太田市出身。 足利デザイン・ビューティー専門学校卒業後、都内サロンにて10年間勤務。 2017年に『L.O.G. 』に入社し、東京・群馬3店舗の経営を手掛ける。有名芸能人やモデル、有名アイドルグループ、韓国アイドルグループ、TVニュースキャスターなど多くの著名人を担当している。TOKYO BLEND主催 SMAJ グランプリ。2021年独立し「kelly.」立ち上げて表参道と群馬県伊勢崎市、太田市にて店舗を展開。

お客さまの気持ちを読み取りつつ、無駄なことは話さない

僕が常連のお客さまや芸能人、モデルさんに指名をいただけているのは、「相手が嫌なことはしない」を徹底しているからかもしれません。例えば、髪に対する要望はたくさん聞くけれど、プライベートなことは一切聞きません。うわさ話なんかも絶対にNG。相手がお喋りしたいのが伝わってくるときも聞き役に徹します。余計なことを話さないことってすごく大事だと思うんですよ。

また、モデルさんは撮影の関係で意図しない髪型になっていることも多いんです。そのことに気づいて、扱いにくくなっているところを直してあげることで、普段の手入れが楽になるようにすることもあります。もちろん自分が撮影をするときは、扱いにくいヘアデザインにはしない。そういう気遣いが喜ばれているのかもしれないです。この考え方は、一般のお客さまの施術をするときも同じですね。

表参道、青山が似合うかっこいい女性をつくりたい

僕のInstagramは、ヘアデザインの紹介ではなく「街を歩くおしゃれな女性を撮影しました」みたいな感じにしようと思ってやってきました。今も表参道には素敵な女性がたくさん歩いていますが、10年くらい前は上質なオフィス・コンサバのスタイルを着こなすかっこいい女性がもっと多かったイメージがあります。

というのも僕が表参道に出てきたころ、そういう女性が多かったので今も憧れが消えないんですよね。表参道を歩く姿が似合うし、男性・女性の色々な層から素敵だなと思われている…僕が目指しているのは、そういう女性像なんです。

作品づくりでのこだわりは、少し甘めのお顔の女性を、カジュアルに撮ること。実際に甘めのメイクのお客さまから、「もう少しおしゃれ要素を足したヘアスタイルにしたい」というご依頼をいただくことが多いんですよ。

例えば、「大学を卒業したからちょっと大人めにシフトしたい」などと思うのかもしれないですね。そういう気持ちを汲んだ上で、どこから見ても隙のない女性をプロデュースしたいと思っています。

齋藤流【雑誌クオリティのミディアムレイヤー】

王道のミディアムレイヤーで、一見するとあんまり主張が強くなく、普通っぽい髪型なんですけれど、「なぜかオシャレに見える」というところにこだわっています。

もともと僕は自分の作品が雑誌で掲載されることを目標に頑張っていた人間なので、今も雑誌の仕事が入るとすごく気合が入ります。そんな想いがあり、Instagramでも雑誌で通用するようなクオリティのヘアデザインを、自分らしく表現したいといつも思っているんですよ。

このミディアムレイヤーのポイントはどの角度から見ても可愛いこと。雑誌撮影のときはカメラマンさんが撮る角度によって手直しに入る美容師さんが少なくないのですが、僕はどの角度から撮られてもいいようにデザインしてあります。

スタイリングではレイヤー部分だけ大きくワンカールを後に流しました。スタイリング剤は、milbon DOORというスフレバームを使っています。

齋藤流【ショコラベージュロング】

これは、サロンのイメージを詰め込んだスタイルです。kelly.の由来は、ケリー・バッグなどでも知られる、グレース・ケリーさん。グレース・ケリーさんは気品のある美しさを保ち続けた人物ですし、ケリー・バッグは時代を経ても愛され続ける洗練されたバッグ。ケリー・バッグの価値は時代が経つにつれて上がっています。僕が目指す女性像が、まさにそれなんですよ。

例えばこの写真のモデルさんは、この当時まだ19歳でした。若い子のヘアスタイルでは最近、薄めの前髪が人気なんですが、同じヘアを40代、50代の方がやるのはためらわれると思います。でも、本当はやってみたいと思っていたりするもの。その気持ちを汲み取って、大人女性でも似合うスタイルに落とし込む。だからあえてこれも大人っぽくデザインしているんです。

スタイリングでは前髪はストレートアイロン、全体は38mmのコテで束感が出過ぎないように動かしています。これもスタイリング剤は、milbon DOORというスフレバームを使いました。

-以上、齋藤さんの2つの時代に左右されない王道ヘアスタイルはいかがでしたでしょうか。 後編ではロングボブとミディアムの作品をご紹介します。お楽しみに!

>後編へ続く(7月13日公開予定)

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