よしの満開日和 -テレ玉アナウンサー 塩原 桜のブログ-

アナウンサーブログ

2023.03.08

先日、伸ばしていた長い髪をバッサリカット。
実は特集取材のためでした!

今月8日のニュース545では

ヘアドネーションを通して、本当に生きやすい社会について考えました。


https://youtu.be/ZWVMXT-FnyA

 

今回カットをお願いしたのはさいたま市浦和区の美容室ヘアメイクスタジオMIMURO。
10年前から「ドネーションカット」やチャリティ商品を販売しているヘアドネーション賛同サロンのひとつです。

 


ヘアドネーションは、病気などで髪を失った人のウィッグを作るためにヘア=髪の毛をドネーション=寄付する活動で、近年、著名人などの発信により注目度が上がっています。

ヘアメイクスタジオMIMUROの大更オーナーは「10年前から賛同していてホームページで(ヘアドネーションのことを)掲載してから問い合わせが多くなったので需要があるんだなと痛感した」と話します。



自宅でカットして送ることもできますが、寄付するためにはいくつかの条件があります。
賛同サロンではこのカットもスムーズ。
また、髪の毛は、自分で送る必要があり、美容室などで切った場合にはカットした髪をジッパー付きの袋などに入れて持ち帰ります。
送る際の規定は寄付先のホームページなどで確認することができます。




今回寄付する髪はウィッグとして生まれ変わったあと、頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに無償で届けられます。

困っている人に手を差し伸べる「いいこと」として広まるチャリティ活動。
しかし、JHD&C(ジャーダック)の渡辺貴一代表はあえて「いいこと」と意識せずやりたい人が自分の意志でやることがチャリティだと話します。


2009年からヘアドネーションに取り組むJHD&C(ジャーダック)では知名度の高まりに合わせ、年々、寄付をする人の数が増えているといいます。
しかしコロナ禍で工場が稼働できなくなり募集を止めた時期もありました。
命にかかわる感染拡大の中で活動を存続すべきかどうか考える時間も増えたといいます。
しかし、募集を再開すると、多くのドナーや賛同者から活動継続への「エール」が届きました。

多くの人の思いを背負いながら活動を続ける中で、ウィッグを子どもたちに届けること自体が「髪の毛がないといけない」という考え方に繋がらないようにしたいと考えます。