さっそくですがGAIQの略語で呼ばれることが多いGoogleアナリティクス個人認定資格について、概要をまとめてみました。
Googleアナリティクス(GA)について
GoogleアナリティクスとはGoogleが無料で提供している高機能なアクセス解析ツールです。有料版もありますが、一般的なホームページでは無料で利用することが可能です。訪問者がどこから来て、どのように動いたのか?可視化してくれるため、WEBサイトの何を改善すべきなのか?を可視化することが可能です。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)について
Google Analyticsが多くのウェブサイトに導入されていく中で、高機能なアクセス解析ツールのため、導入したものの、うまく活用できていない実情が浮き彫りになってきました。そこでGoogleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)というGoogle公認の認定資格制度をグーグルが立ち上げました。
Googleアナリティクス認定パートナーについて
Googleアナリティクス個人認定資格とは別でGoogleアナリティクス認定パートナー(GACP)という制度もあります。こちらは個人向けのGAIQとは異なり、法人としてGoogleが認定しており、日本企業では20社程度とGoogle広告のGoogle Partnerと比較すると、かなり少なく、認定されるには狭き門となっています。
Googleアナリティクス理解度テストについて
Google Analyticsの基礎知識と応用力が問われています。その中にはGoogleアナリティクス以外のGoogleのサービス(Google広告やGoogleタグマネージャなど)についても触れられており、非常に多岐に渡る設問が出ています。
Googleアナリティクスの種類について
Google広告認定資格理解度テストのように基礎、検索広告、ディスプレイ広告など複数の試験はなく1つの試験のみとなります。
対応言語について
英語(英国、米国)、日本語、中国語(簡体、繁体)、フランス語、ドイツ語、イタリア語など19言語に対応しています。これはGoogle広告認定資格理解度テストと同じです。
GAIQ試験対策について
Googleアナリティクスを使った実務を経験を推奨しています。なお、私は使いませんでしたが、アナリティクスアカデミーという動画をGoogleが用意しています。初級者向けコースと上級者向けコースがありますので、閲覧するとと良いでしょう。
受験時間について
90分となっています。テストを開始すると、途中で中断することはできません。時間切れにならないように注意しましょう。
問題数について
Academy for Adsでは70問という記載がありますが、実際には99問回答しなければなりません。(過去の回答すべき数が記載されたままになっている、または70問だが、言い回しを変えているので99問回答する必要があるのかは正直、不明です。)
合格ラインについて
80%以上となっています。
GAIQの再試験について
不合格の場合は1日後に再受験が可能になります。
費用について
無料です。
受験に必要なものについて
インターネット環境とパソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末。
またAcademy for Ads アカウントが必要なので、Googleのアカウントも必要です。
(※GmailやYouTubeで使っているアカウントで使っているものがあれば大丈夫です。)
注意点
Google広告認定資格理解度テストに合格した場合、名刺やホームページなどに明記することをGoogleが推奨していますが、GAIQは個人に対して認定する資格ということもあり、バッジを作成したり表示したりすることはグーグルブランドの商標権を侵害する可能性があるため禁止されています。最悪の場合、認定資格が取り消される可能性もあるとのことです。
補足
2023年6月でGA3と呼ばれているユニバーサルアナリティクス(UA)は一部の有料課金してGoogleアナリティクスを利用している企業などを除いて、アクセス解析の計測が終了となります。
2023年7月以降はGA4(Google Analytics 4)に完全に移行しますが、現時点ではGA4に対応した試験は存在しません。
アクセス解析としてはGAIQでも問題はないのですが、各種指標がGA3とGA4で異なることもあるため、試験問題が変更される可能性もあります。
なお2022年現在時点ではGAIQは変更されていませんが、GA4の習得用のコンテンツがスキルショップで提供されています。無料で受講できるので、資格取得とは関係がありませんが、一度受講しておくと良いでしょう。
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