国内
森友の籠池夫妻、拘置所に収容 - 実刑確定で出頭、服役へ
国や大阪府、大阪市から補助金計約1億7千万円をだまし取ったとする詐欺罪などで実刑が確定した学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(70)と、妻諄子氏(66)は13日午前、大阪高検が入る大阪市内の合同庁舎に出頭し、いずれも大阪拘置所に収容された。服役する刑務所は今後決まる。夫妻は確定判決を不服として再審請求する考えも示した。
夫妻は出頭に先立つ午前10時ごろに大阪市内で記者会見。黒のスーツに赤いネクタイ姿の泰典氏は「服役にあたって」と題する文書を読み上げ「私たちに対する国策捜査に続く判決に承服できない。森友学園事件の真相究明を妨げるのが目的で、司法の信頼性を揺るがす」と述べた。「森友事件の真相は隠されたままで、解明のために活動する」と訴えた。
会見では得意の句も披露し「神ともに 再審請求 花笠道中」と詠んだ。会見をわずか5分ほどで切り上げて合同庁舎へ向かう際、泰典氏は報道陣に「すがすがしいというより複雑な気持ち」。多くの報道陣が待ち構える中、到着した夫妻は抱き合った後に合同庁舎に入った。
(共同通信)