売り上げ戻らず膨らむ借金１５００万円…繁華街・権堂はなお緊急事態
有料会員記事
■休業・時短要請に振り回され…
ずっと緊急事態―。県内で新型コロナウイルス感染者が初めて確認されてから３年がたった今も、県内随一の繁華街、長野市権堂町ではぼやきが聞かれる。一時は感染を広げる「悪者」という見方も広がった飲食業。休業・営業時間短縮要請などに振り回され、常時営業の店は流行前の４分の３に減った―との声もある。街はかつての姿を取り戻せないままだ。
■５類移行にすがる思い
２０２０年４月１６日、当時の安倍晋三首相は新型コロナの緊急事態宣言の対象地域を東京、大阪など７都府県から全都道府県に拡大した。県は１７日、生活の維持に必要な場合を除く外出自粛を県民に要請。２３日には県が要請した休業などの期間が始まった。
「宣言が出ても出なくても地獄だった」。権堂アーケード近くの…
（残り1133文字／全文1476文字）
