連続テレビ小説「舞いあがれ!」長崎県・五島ロケ取材会が1月31日に行われ、ヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥、才津祥子を演じる高畑淳子が出席した。
今回のロケで撮影されたのは、3月下旬放送予定の「舞がこれまで出会った人々の協力を得て、五島で電動小型飛行機の飛行に挑むシーン」など。ロケは今回が最終となる予定で、スタジオ撮影も順調に進んでいるという。
およそ8か月ぶりに五島に来たという2人。五島の印象を改めて問われると、福原は「大瀬埼灯台の景色が忘れられなくて、圧巻な眺めで感動しました。ぜひ多くの方に見ていただきたい場所です」と語った。
続いて、高畑が「宿泊先のホテルから見た、夕焼けが本当にきれいでした。ばらもん凧があがった瞬間も忘れられないですね」と話すと、福原も「(凧があがったとき)ばんばが涙を流されていて、その涙にも感動しました。ばらもん凧も飛行機も、空を飛ぶ姿って本当にたくましいですし、勇気がもらえます」と笑顔を見せた。
また、今回のロケ時に、舞の母・めぐみ役の永作博美も交え、3人で初めて一緒に食事をしたという。
高畑は、「福原さんはとにかくやさしいんですよ。永作さんも『舞はやさしすぎるのよ』とおっしゃっていて。その優しさが“福原さん”なんですけど、『そうでなくてもいい』って言い続ける存在でありたいと思います」と明るく声をかけた。
最後に、視聴者からも心にしみると評判なばんばのセリフで、いちばん心に残ったものを聞かれると、高畑は「『ばらもん凧ごたぁ、どがん向かい風にも負けんとたくましく生きるとぞ』というセリフは、100回読んでも、普通に言えないくらい、大好きです」と告白。
すると、福原も「私もこのセリフが好きです。撮影現場でもこの言葉を思い出して頑張れましたし、お父ちゃん(高橋克典)さんが亡くなって、心が負けそうになったとき、高畑さんがそばで支えてくださいました」と感謝を述べた。
福原遥 メッセージ
8か月前に来た時、五島は景色も食べ物もすばらしく、また皆様も温かかったので、なんてすてきな場所なんだろうと思いながら撮影させていただきました。ロケから帰ってきてからもまた早く五島に行きたいと思っていたので、今回8か月ぶりに撮影しに来ることができてとてもうれしかったです。
この作品は五島の皆さんのパワーをいただきながら撮影させてもらっています。皆さんに「舞ちゃん応援してるよ、頑張ってね!」と言っていただき、この作品を楽しんでいただいているんだとうれしくなりました。五島のすばらしさがたくさん詰まった作品になっていると思うので、最後まで応援していただけたらうれしいです。
高畑淳子 メッセージ
私は8か月前に船から降りてくる娘を迎え入れるのが初めてのシーンでしたので、同じ場所で最終ロケを迎えることができて胸がいっぱいになりました。詳しいことはまだ言えないのですが、昨日は冷たい風のなかをたくさんの方がエキストラとして船の到着を見守るという役で出てくださいました。
皆さん温かく迎えてくださって「ばんば!」と手を振ってくださるのがありがたかったです。これからも心を込めて精一杯演じたいと思います。残りがどれぐらいかはわかりませんが、最後までばんばは頑張ります!