国語の勉強をしていて、「持ち前の読解力がないと点数は上げられない」と感じることはありませんか?
どう勉強すればいいか分からず、なんとなく教科書を読むだけで試験勉強を終えている人も少なくないでしょうか。
今回は、中学生に向けて国語の効率的な勉強法を解説します。
試験前や受験前には、ぜひお役立てください。
目次
「国語が苦手」になりやすい勉強法
まずは、国語が苦手になってしまいやすい勉強法をチェックしていきましょう。
自分が下記のような勉強法をしているのであれば、要注意です。
漢字などの暗記科目しか勉強していない
国語の勉強として真っ先にイメージするもののひとつに、漢字が挙げられます。
読み・書きだけでなく四字熟語や類義語・対義語が問われるシーンも多く、必須の勉強項目だといえるでしょう。
しかし、漢字の勉強だけで高得点を取ることはできません。
文法や読解に関する問題も必ず扱われますので、総合的な対策をしておくことが重要です。
「質より量」を意識しすぎている
国語に必要な読解力を身につけるうえで、問題演習を繰り返すことは重要です。
しかし、「日常的に文章を読んでいる人が強い」という先入観から、試験対策をする際に問題の演習量ばかりを増やしてしまうことは逆効果です。
長文を読むテクニックを学ばないままチャレンジしてしまうと、出題の意図や本質的な狙いが分からないまま誤答ばかりを繰り返してしまいがちです。
量をこなすのは受験直前期で十分と捉え、まずは基礎固めに時間を割きましょう。
解きっぱなしにして復習していない
文法問題や長文問題は特に、解き直しによる復習が重要です。
解きっぱなしにして復習していない場合、学習の効果がほぼ実感できなくなってしまうため、注意しましょう。
「なぜ間違えたのか」
「なぜこの解答になるのか」
を自分なりに読み解き、正解に対する納得感を得ていくことが重要です。
「国語が得意」になれる勉強法
次に、国語が得意な人がやっている勉強法を紹介します。
前項で紹介した「国語が苦手な人の勉強法」も参考にしながら、より効率のよい方法を探っていきましょう。
文章全体の構成を考えながら読み進める
長文問題は、文章全体の起承転結や、前の文(もしくは後の文)との関係性を読み解いていくことで正答率を上げやすくなります。
「ここの文章は、前の文を否定するセクションである」
「主人公の考えを後押ししたのは、この部分のこのエピソードである」
という分析をしながら読み進めれば、全体像を掴みやすくなるでしょう。
一文一文だけではなく、文章全体の構成を俯瞰しながらみていくことが大切です。
文章のなかに規則性を探す
長文を読み進めているうちに、何が何だから分からなくなってしまう人は、文章のなかに規則性を見出すことがおすすめです。
例えば、「しかし・でも・反対に・逆に・裏腹に」などは反対の意味を示すワードです。
このワードが出てきたら、次に続く文章は前までの話を否定する項目だと分かるでしょう。
同様に、「なぜなら・理由は・~というのも・どうしてかというと」などのワードが出てくれば、次には理由を示す文章がくると予想できます。
接続詞をはじめとする規則性に注目し、必要があれば先にマル印などで囲っておくことによって、読むスピードも内容の理解力も上げられるのです。
教科書ガイドなどの解説文を読み込む
教科書ガイド 中学2年 国語 光村図書版学校の試験では、教科書で扱った文章から出題されることが多いです。
まずは自分の学校が使っている出版社準拠の教科書ガイドなどを入手し、解説文を読み込んでみるのがよいでしょう。
解説文には、文章の構成はもちろん、どんなポイントに注目してほしいか、どんな読み方をしてほしいかなど、出版社側の狙いが多数掲載されています。
学校の先生もこれらの狙いに合わせてテスト問題を作成するため、参考にしてみましょう。
この基礎力が身につけば、初見問題への対応力も上がります。
受験勉強はこれまでの勉強と違う?
学校の定期テストに向けた勉強法と、受験に向けた勉強法は異なります。
定期テストに対しては、既に授業で扱った文章を徹底的に読み込み、構成や意図を理解したうえで設問に解答するスキルが求められます。
一方で受験を乗り切るには、初見で見る文章の構成をすぐに見抜く力や、限られた時間内に問題を解き切るスピード感も身につけなければいけません。
そのため、3年生の夏以降は、下記のような「テクニックに寄った読解対策」をする必要があるでしょう。
設問から読んで時間を短縮する
限られた時間内に文章内容を把握して問題を解くためには、効率のよい時間の使い方をする必要があります。
例えば、本文ではなく設問から優先的に読み、聞かれる内容をあらかじめ把握しておくことが効果的です。
読み進めているなかで該当する項目があれば即解答に反映できるため、時間を大きく節約しやすくなるでしょう。
「このような」「こうしたことが」など指示語の内容を把握する
受験国語では、指示語の内容を確実に把握するスキルを問うような問題が頻出です。
「傍線部が示す内容を以下から選びなさい」というように選択型で出題されることも、「傍線部が示す内容を抜き出しなさい」というように記述型で出題されることもあります。
どちらにも対応できるよう対策する必要があるため、いつどれくらいの問題演習量をこなせばいいかコーチングしてもらいながら着手することをおすすめします。
まとめ
国語は、感覚やセンスに頼りすぎずきちんと勉強法を確立できれば、大きく点を伸ばせる科目です。
しかし、一朝一夕では点を上げにくいのも国語の特徴です。
読解の基礎力を上げる意味でも、受験を乗り切る学力を身につける意味でも、早期の段階から勉強法を意識しながら取り組み、どんな問題にも対処できる力を身につけていきましょう。
関連コラム:勉強の仕方がわからない中学生に伝えたい基本の勉強法!主要5教科のコツも解説
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