静岡県袋井市で1月、夫をボンネットに乗せたまま車を2キロ走らせ殺害しようとして逮捕された23歳の女性について、静岡地検浜松支部は不起訴処分としました。
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殺人未遂容疑で逮捕の23歳女性を不起訴処分に…夫をボンネットに乗せ車を2キロ走らせたとして逮捕・送検 静岡地検浜松支部

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 2日付で不起訴処分となったのは、森町の23歳の女性です。女性は、1月30日の午前0時ごろ、袋井市内で23歳の夫をボンネットにのせたまま、車をおよそ2キロにわたって走行し、殺害しようとした疑いで逮捕・送検されていました。夫にけがはなく、市内のコンビニで夫と鉢合わせ、何らかのトラブルになったということです。

 地検浜松支部は不起訴の理由を明らかにしていません。

 東日本大震災の発生からまもなく12年です。静岡県が行った南海トラフ地震に関する県民意識調査で、2019年に運用を開始した「臨時情報」の認知度は24%に止まりました。
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南海トラフ『臨時情報』知っている静岡県民は4人に1人 津波に関し「揺れを感じたら直ちに避難」は10ポイント減少

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 県は南海トラフ地震に関する意識調査をインターネットで行い、1841件の回答を得ました。南海トラフ地震の関心度については「非常に又は多少関心がある」と答えた人が96.3%と高い数値を示しました。

『臨時情報』は認知度の低さ目立つ

画像1: 『臨時情報』は認知度の低さ目立つ

 一方で、2019年に運用を開始した「南海トラフ地震臨時情報」については、認知度の低さが目立ちました。

 「南海トラフ地震臨時情報」は想定震源域で大規模地震が発生する可能性が高まった場合、気象庁が発表します。情報は「調査中」から始まり、その後「警戒」か「注意」あるいは、「調査終了」のいずれかの判断が示されます。「警戒」となった場合、津波の浸水が想定される事前避難の対象地域では、1週間程度の避難が求められます。揺れてからでは避難が間に合わない人たちの命を守るためです。

画像2: 『臨時情報』は認知度の低さ目立つ

 この「南海トラフ臨時情報」について、「聞いたことはあるが内容は知らない」の37.4%が、「知っている」の24.4%を上回り、県民にこの情報が十分理解されていないことが浮き彫りになりました。

 要因について、県は運用が始まってから「新型コロナ」のため対面での啓発活動ができなかったことを挙げています。

画像3: 『臨時情報』は認知度の低さ目立つ

 また、津波に対する行動については「揺れを感じたら直ちに避難する」は42.5%と前回調査からおよそ10ポイント減少しました。

 県は「避難訓練などを通じ、津波リスクの正しい理解の普及と的確な避難の実践につなげていきたい」としています。

 2月24日に1年を迎えたロシアによるウクライナ侵攻です。先週、静岡県袋井市で行われたチャリティーコンサートにウクライナ出身の歌手が出演し、ふるさとへの思いを込めた歌と演奏を披露しました。
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来日23年ウクライナ出身の歌姫「日本はもう一つの故郷」 ふるさとへの思い込めた歌を披露

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日本を拠点に20年にわたる音楽活動

 ウクライナの民族楽器バンドゥーラを手に歌うのは、ウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんです。ナターシャさんは1980年にウクライナで生まれ、チェルノブイリ原発事故でキーウに避難した頃から、バンドゥーラの演奏を始めました。その後、所属する楽団の来日公演などがきっかけで、日本と縁ができ、現在は日本を拠点におよそ20年にわたって音楽活動を続けています。

 先週、袋井市で開かれたコンサートには300人近くが訪れ、会場は満員となりました。

画像: 日本を拠点に20年にわたる音楽活動

ナターシャさん:「私は日本に来て23年経ちました。いつのまにか、こんなに時間が経っていました。そして今、私は日本が大好きです。もう一つの自分の故郷と思っています」

「かわいそうだからではなく、好きだから応援する気持ちになって」

 演奏はウクライナの歌だけでなく、日本で長く歌い継がれる曲も。ウクライナで過ごした母との思い出に重ねて歌いました。

コスモス
「こんな小春日和の穏やかな日は、あなたの優しさが浸みてくる」

観客の女性:「素晴らしかった。澄んだきれいな声で」

男性:「日本人の心をしっかりとつかむんじゃないでしょうか。ウクライナの現況を、きょうのコンサートで伝えてくださったんだと思いました」

男性:「非常に心に響きました。特に戦争というキーワードが最近あるんですけど、すごく考えさせられる歌でした」

ナターシャさん:「ウクライナをかわいそうだからとかという気持ちではなく、
(演奏を通じて)好きだから応援する。そういった気持ちに一人でも多くの人になってもらいたいなと思います」

ふるさと 
「こころざしをはたして、いつの日にか帰らん」
「山はあおき故郷 水は清き故郷」

観客「ブラボー」
   

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