神奈川県・小田原市で、23歳の会社員の女性に性的暴行をした疑いで、55歳の男が逮捕された。男は、自分のことを、女性が勤務する会社の社長と信じ込ませて、犯行に及んでいたという。
アルバイトの岩本正道容疑者(55)は、今年1月24日午後、小田原市内のカラオケ店で、横浜市都筑区に住む23歳の会社員の女性に、性的暴行をした疑いが持たれている。
![逮捕された岩本正道容疑者(55)(7日午前 戸部署)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/5/780mw/img_35b6d22ba219623f19d9c3155c8be054244270.jpg)
調べによると、岩本容疑者は、女性が勤める会社の社長を装って、女性に電話をかけたという。そして、「あなたの体臭でクレームがある。小田原に良い病院がある」などとウソをついたとのこと。
社長からの指示だと信じこんだ女性は、小田原市内に向かったという。すると、再び電話があり、「カラオケ店に男がいるから、性的関係を持て。そうすれば体臭が消えるから」などと伝えられたとのこと。
その後、女性は、言われた通りに、カラオケ店の個室に行き、そこにいた岩本容疑者から性的暴行を受けたという。女性と岩本容疑者は面識に面識はなかった。神奈川県警戸部署は、女性からの被害相談を受けて捜査に着手。
![戸部署によると、過去に同じような手口を起こしていた岩本容疑者が浮上したという。](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/780mw/img_6199f7c560afd3953a60b25feff39f81373980.jpg)
過去に同じような手口の事件を起こしていた岩本容疑者が捜査線上に浮上し、女性に岩本容疑者の顔写真を見せるなどして容疑を固め、今月6日、逮捕に至ったとのこと。
戸部署では、当時、被害者の女性は、自分の勤務先の社長であると信じ込まされ、正常な判断ができていなかったとして、「強制性交」容疑ではなく、「準強制性交」容疑を適用し、逮捕したという。
調べに対して岩本容疑者は「記憶にない」と容疑を否認している。神奈川県内では、同様の手口による被害が他にも確認されていて、戸部署が余罪を追及する方針だ。
![調べに対して岩本容疑者は「記憶にない」などと容疑を否認している。](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/d/3/780mw/img_d38b84e8b848d526a2080882a8b72357224970.jpg)