「実家の姓も大切」「柔軟対応を」 別姓望む声多く
夫婦同姓を定めた民法などの規定を改めて合憲とした23日の最高裁の判断を受け、夫婦間の姓に悩む当事者からは落胆の声が上がった。通名として旧姓を使うことに伴う負担や、生まれ持った姓へのこだわりなど事情はさまざま。司法判断を待たず、国や自治体の柔軟な対応を求める意見も多い。
「旧姓使用者のストレスに耳を傾けてもらえなかった」。京都府の専門学校教員、北村英之さん(38)は約10年前に結婚し、戸籍上は妻の...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)- 楠木建一橋大学 教授分析・考察
最高裁の判断は純粋な法律基準によるもの。本件は司法でも行政でもなく、一義的に政治(国会)が担うべきです。選択的別姓なのですから、別姓にしたい者はし、したくない者はしなければイイだけ。これほど社会的なコンセンサスを取りやすいこともないと思います。別姓というオプションを認めない人がいるのは理解できません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新) - 室橋祐貴日本若者協議会 代表理事分析・考察
文中に、『若い世代のためにも「司法や立法が変わらないなら、企業や自治体が柔軟に別姓を認める対応を始めてほしい」』とありますが、姓が変わるというのは、もちろん実利的な面もありますが、アイデンティティの問題であって、通称使用では限界があります。夫婦同姓を強制することによって、個人の尊厳を蔑ろにしているわけですから、司法と立法、どちらとも変わるべきです。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新) - 中村奈都子日本経済新聞社 編集委員別の視点
選択的夫婦別姓に反対する女性政治家の中にも旧姓で活動する人はすくなくありません。国内で活動するときも仕事で海外に行くときも特に不便はないとおっしゃっていましたが「スタッフが全部やってくれるから」と。そこなんです!通称利用の問題は。通称利用の限界や危険性は、実際に経験している人にとってものすごく深刻です。せめてその声に耳を傾けてほしいものです。別姓は「選択」であって、誰かに強要するわけではないのですから。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。