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(我妻)あかん。 うちは やらへんで。
(的場)我妻さん 何でですの…。
(御園)試作品の開発費はもちろんお支払いします。
アホちゃう?こんな見込みあらへんようなもんに試作も何もあるかいな。
的場さん 勘弁してえな。
IWAKURAさんの話やいうから 来たんや。
何? こんね… こん…。
(舞)こんねくとです。
何や よう分からへんわ。
すいません。 こんな小さい会社で信用も何もないのは分かってます。
けど これ見てください。
仙波さんのとこで作ったデザインパンチングです。
この細かい打ち抜き町工場ならではの技術が詰まってます。
私は これを 多くの人に見てもらいたい。
工業製品ではなく身近なインテリアとしてやったらそれも 実現できると思うんです。
パンチングなんかどこでもできる技術とちゃうの。
仙波さんのところでは 1ミリの板厚に0.5パイの小さな孔を開けることができるんです。
せやから 写真みたいなリアルな絵ができるんです。
そんな薄い板厚で やんねやったらねじ切られへんのとちゃうの。
けど バーリングしたらタップが立つのでそこで ねじ止めができます。
デザイン的にも かわいいと思います。
何や… あんた えらい詳しいな。
的場さんのとこで 板金についていろいろ教えてもらいました。
ここを始める前はIWAKURAで ねじ作りの現場にもいました。
ふ~ん…。
♪~
♪「公園の落ち葉が舞って」
♪「飛び方を教えてくれている」
♪「親切にどうも」
♪「僕もそんなふうに」
♪「軽やかでいられたら」
♪「横切った猫に」
♪「不安を打ち明けながら」
♪「ああ 君に会いたくなる」
♪「どんな言葉が 願いが景色が」
♪「君を笑顔に幸せにするだろう」
♪「地図なんかないけど歩いて探して」
♪「君に渡せたらいい」
♪~
お待たせいたしました。(我妻)おおきに。失礼します。
あ~! おいしい!
あんた IWAKURAさんとこの娘さんなんやて?
はい。 こんねくとは その子会社です。
ええご身分やなぁ。
あないな大きい工場となると娘に会社作って 遊ばせとく余裕があんねんな。
遊びでやってません。さあ どやろ。
どこの工場も今 生き残るだけで 精いっぱいや。
売れるかどうか分からんもん作ってる余裕なんか あらへんねん。
はい。 よう分かってます。
せやから この会社を作ったんです。
私は ず~っと 東大阪で育ってきました。
今 工場の数が どんどん減ってます。
ホンマになぁ。
この町も えらい変わってしもたもんな。
それは ひと事やないと思うんです。
いろんな工場が連携して東大阪の特色を生かしてなんとか この町のものづくりを続けていけるようにしたいんです。
その気持ちは よう分かる。
けどな 時代の流れには逆らわれへんもんなんやて。
せやから 新しいことをするんです。
うちの仕事は まだ手探りです。
けど 誰もやってないことを挑めるくらいやないと今の状況は 変えられません。
誰もやってないこと…。はい。
その最初の一歩を 我妻さんと 仙波さんと一緒に踏み出したいんです。
覚悟は あんねやろな。はい。
中途半端に投げ出したら二度と仕事せえへんで。
いっぺんだけ つきおうたげる。
はい!
ランプを試作してくれる会社が見つかった 舞ちゃん。
どんなデザインで作ってもらうかあれこれアイデアを練っています。
[℡](通知音)
(久留美)こんにちは。(梅津)こんにちは。(雪乃)いらっしゃい。
(久留美)お待たせ。(貴司)お疲れさま。
お疲れさん。 夜勤明けやろ?
合わせてもらって ごめんな。そんなんええよ。
(雪乃)何やねんな。3人そろうの久しぶりちゃうの?
はい。久留美ちゃんも 舞ちゃんも 忙しいから。
あんたは どないやねんな。
貴司君も 歌作りに デラシネに頑張ってます。
ほな よろしい。 召し上がれ。
(久留美 舞)ありがとうございます。ありがとう。
頂きます。(2人)頂きます。
あ… こないだ言うてた あれ何やったっけ…。
デザインパンチング?それ。
何か ええアイデア 思いついたん?ランプにしようと思ってる。
協力してくれる工場も見つけたし。
へえ~ ランプかぁ。
完成したら 見せるな。うん。
アイデアのスケッチも見せてもらったけどええ感じやったで。
へえ~。 やっぱり 2人で仕事の相談とかもするんや。(2人)うん。
ええなぁ。
私らの話はええから。
久留美は? 何か 話あるんやろ?
フライトナースって知ってる?うん。聞いたことある。
事故や急病 災害で緊急の要請があった時にドクターヘリに乗って一番最初に現場に行く看護師のことやねんけど…。
かっこええな。
これ 挑戦したいなぁって思ってて。すごいやん!
このドクターヘリいうのはめちゃくちゃ大変やねんで。
(梅津)知らんやろ お前。知ってんねん。知らんわ…。
いいから 若者たちの会話に入るな!大変やからな~。
ああ これ 持ってって ほら。(雪乃)はいはい。
何で これ やりたいって思ったん?
看護師としてのキャリアを考えた時にいろいろ道はあるねんけど私は 救命救急の看護を極めたい。
ドクターヘリに乗れたら最前線で もっと 経験積めるから。
そうなんや…。
ほな 病院変わるってこと?
うん。 うちの病院はドクターヘリないねん。
表紙 見て。
長崎…。
離島が多いからドクターヘリの導入も早いんよ。
その道で有名な先生もおるし育成制度も充実してる。
そういうとこで 勉強できたらええなって。
私は 久留美が やりたいことやったらええと思う。
ありがとう。
うん… そうやんな。
舞なら そう言ってくれると思った。
あ… 食べよ。
おいしそう。
久留美も 新しい道に進むん考えてるんやな。
うん。 舞ちゃんが 新しい仕事始めたん見たからやろな。
前に踏み出す人見たら 力が湧くから。
そやったら うれしいけど… うん…。
迷ってる感じやった。うん。
おっちゃんのことかな…。うん。
おっちゃん一人にするん 心配なんやろな。
ちゃんと話し合って 前進めたらええな。うん せやな。
あんな 舞ちゃん。ん?
僕 来週 ちょっとデラシネに籠もりたいねん。
2冊目の歌集のために 集中したくて。
うん 分かった。 応援してる。
ありがとう。
あれから考えてんけどなこういう形状は どないや。
あ~ すてきですね。
いや このサイズもっと大きならへんかな?
この狭い中に 孔開けても何見せたいんか よう分かりませんやん。
(仙波)それよりこれ ちょっと 見てえな。よいしょ。
こんなふうに 十二面体で全部に星形の孔開けてプラネタリウムみたいにすんのは どうや。
それ もう ランプちゃうやん。何やと?何やねんな。
すいません。
十二面体って 形は面白いですけど加工方法や 組み立てのこと考えたらちょっと予算オーバーな気はします。
単純に 天板の大きさを 100ミリより大きくするのがいいんじゃない?
多少 サイズアップしても使ってもらえるとは思う。
そうですね。 ほんなら 我妻さんこれを120ミリに もっぺん調整してもろても よろしいですか?
分かった。 設計変更しとくわ。ありがとうございます。
じゃあ 120ミリやなくて150ミリでも かまいませんか?
わがままやな。すいません。
でかすぎても 邪魔になるしな…。
いっぺん 120の中に何が描けるかデザイン考えてみよか。
お願いします。お願いします。
あと仙波さん この側面なんですけど…。(仙波)おう おう。
出来上がったで。
こうして いくつかの試作を繰り返しついにランプが完成しました。
(我妻)絞り 大変やったんやで。
ホンマにありがとうございます。
すごかったけどなあんた 何もやってへんやん。
ほな 点灯しましょか。
お願いします。はい。
つけるで。
いきます。
はい。
(一同)お~。
ええやろ?(仙波)うん。
ああ すごい…。ハハハハ。
上も 見てみてや。
わあ~。きれいや。
きれいですね。ええ感じやん。
当たり前やん。うちを誰やと思てんねん!
痛っ! 何で…。愛情表現や。
いや 分からん。ハハハハハ。
ホンマに 皆さんのおかげです。ありがとうございました!
まだ完成してへんで。
人の手ぇに届くまでが ものづくりや。はい!よっしゃ。
夜つけたら ええ感じになると思うねん。
使ってみて 感想聞かせてほしい。ありがとう。
久留美。ん?
おっちゃんには 相談したん?
まだしてへん。
やっぱりお父ちゃん 一人にでけへんやろ?
もう年やし 置いていかれへんなって。
それは そやけど…。
長崎は 遠すぎるなって。
(悠人)ちょっと しっかりしてください。おばちゃん 水 頂戴!(津田)はい はい!
お父ちゃん!お兄ちゃん?
(佳晴)おお 久留美。どないしたん?何?