京阪バス株式会社

『「なくてはならない」存在として、お客様に必要とされること』…この理念の実現に向けて、私たちはたゆまぬ努力を積み重ねています。総合職として入社いただく皆さんが携わるのは、各種バスの企画やダイヤ編成をはじめ、宣伝や広報、システム開発、管理業務などさまざまですが、いずれも当社の事業を支える大切な仕事です。そして、そこには3つのポイントがあります。まずは、確実な輸送手段として機能することで、明日へと繋がる尊い1日を支える「安全安心」。2つ目が、自動運転の実証実験など積極的に新しいことに取り組む「先進性」。3つ目が、全社員がお客様を意識した「チームプレー」。私たちが果たすべき役割は、無限に広がっています。

『安全・安心・快適なバス輸送の提供を通じた地域社会への貢献』…これもまた当社の目指す姿であり、2021年9月に新設されたバス停「花山天文台・阿含」は、その一例です。京都市山科区にある京都大学の花山天文台が抱えていた課題のひとつが、最寄りのバス停から徒歩30分という公共交通機関の不便さでした。そのため、利用者拡大を目指す花山天文台と京阪バス、行政等が話し合いを持ち、新設に至ったバス停です。設置に伴う道路改修工事費用には、花山天文台によるクラウドファンディングで集まった資金が充てられるなど、地域から熱望されたバス停。必要とされている喜びを感じつつ、その責任の重さを改めて痛感した出来事でした。

私たちは電気自動車メーカーであるビーワイディージャパン株式会社、関西電力株式会社と業務提携し、電気バスの実証実験運行をスタートさせました。まず、京都駅と京阪電車の七条駅や京都市内のホテルを結ぶ路線を走る車両すべてを電気バスに変更。メンテナンスコストなどが確認できれば営業所単位での電気化に取り組みたいと考えています。実証実験を行うのは、ドライバーへの影響やお客様の反応といった情報収集、CO2削減に向けた試算の確証を得るためです。電気自動車の普及に向けた世界的な流れが加速する中、京阪バスも積極的に導入に向けた取り組みを進めていきます。