転職やキャリアアップを有利に進めるために欠かせないのが資格取得です。
50代で資格を取っても、意味が無いのかな…?
いいえ!50代で資格を取ることが遅い・無意味なんてことは決してありませんよ!
「どんな資格が50歳からの再就職に役立つの?」
「仕事をしながらでも取れる資格はある?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、50代におすすめの資格や資格取得のメリット・デメリットなどをまとめました。
50代で資格を取得しようと考えている人は、是非最後までチェックしてみてくださいね!
目次[表示]
50代が取得する資格を選ぶポイント|人生を変える一歩に
50代で資格を取ろうと思ったとき、どうやって選べばいいの?
貴重な時間を割くわけだから、失敗したくない…
50代で資格を取るということに若干の抵抗や不安もあり、上記のように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
いくつであってもせっかくの時間とお金をかけて資格を取得するわけですから、失敗したくない!と思うのは当然です。
選び方のコツ
- 資格取得までがスムーズかどうか
- 長く活かせる資格かどうか
- 通信講座で効率的に学べる資格
そこでまず初めに、50代の資格選びのポイントを解説します。
資格取得までがスムーズかどうか
50代で資格を取ろう!と思ったけれど、なにをとればいいのかな?
自分の趣味を極めたり、興味のあることにチャレンジするのも◎
もしくは、仕事や社会経験を活かせる資格を選ぶとスムーズです!
全く触れてこなかった未経験の分野のとなると、勉強も難しく資格取得までに時間がかかってしまいます。
そのため、仕事や社会経験から触れたことのある分野で資格を選ぶとスムーズにすすむでしょう。
50代の貴重な時間を無駄にしたくないから、スムーズに資格取得までいけるのは嬉しいよね!
長く活かせる資格かどうか
50代で資格を取る際は、取得後も長く生涯にわたって活用できる資格を検討しましょう。
定年退職後の人生を見据えて、手に職をつける資格を選ぶのもおすすめです!
今までと違う分野であっても、資格を取りある程度の知識と技術を身につけておくことで未経験からでも転職や独立がスムーズに動くこともあります。
定年後の就職・独立、女性や男性におすすめの資格はこちらもチェックしてくださいね。
通信講座で効率的に学べる資格
50代は仕事も責任ある立場の人も多く、さらに家事やプライベートと忙しい毎日をおくる人も多いのではないでしょうか。
資格を取りたい!と思っても、時間の捻出や効率の良い勉強方法を探すことだけで疲れてしまいますよね。
そこで、50代の資格取得には効率よく最短ルートで資格取得を目指せる通信講座がおすすめです。
独学では心配だけど、かといって学校に通う時間はない…
という方に向けてインターネットを使った動画授業を行う講座もあります。
合格までのカリキュラムに沿って勉強することで最短合格を目指すことができるので、50代にこそ通信講座はおすすめです!
50代が資格を取得するメリット・デメリット
つづいては、50代が資格を取得するメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
メリット | デメリット |
---|---|
・経験やスキルを証明できる ・資格がないとできない仕事ができる ・定年後に備えることができる | ・まとまった勉強時間がとりにくい ・若い世代との競争 |
メリット①経験やスキルを証明できる
資格は専門的な知識やスキルを持っていることを証明するものです。
資格を取得することで他者との差別化が図れ、転職や昇進に有利にはたらくことでしょう。
実務経験がない場合でも、能力や努力が評価につながります。
メリット②資格がないとできない仕事ができる
看護師や薬剤師、公認会計士など「業務独占資格」と呼ばれる資格を持たないとできない仕事があります。
業務独占資格とは国家資格の分類の一つで、その資格を持ってないと携わることができない業務を行うことができる資格のことです。
資格取得は仕事の幅を広げることができます。
人生100年と言われる現代、50代からの資格取得は無駄ではありません!
メリット③定年後に備えることができる
定年退職後も働きたい方にとって、資格は再就職や独立の助けになります。
今までついていた仕事以外であっても、資格を取得することで再就職や独立・開業することも夢ではありません!
趣味の資格をとれば、定年後の時間をより楽しく充実して過ごすこともできるでしょう。
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50代で資格を取るデメリット・注意点は…
働きながら、家事をしながら、子育てをしながらまとまった勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
資格取得の目安勉強時間を参考にしながらコツコツ進めていくようにしましょう。
家族の理解や協力も必要かもしれませんね。
さらに資格取得後に転職や再就職を考えている場合、若い世代の人と同じ土俵に立つことで年齢的に不利になってしまう可能性があります。
しかし、自分の強みや経験を生かせる資格を取得することでこの点は解決することができますよ!
50代におすすめの人気資格20選
ここからは50代に人気のおすすめ資格を紹介します。
どれも長く使えて、キャリアアップや再就職に役立つ可能性が高いものを厳選しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
整理収納アドバイザー
整理収納アドバイザーとは、整理整頓のプロとして家の収納や整理に困っている人にアドバイスする仕事です。
整理整頓のノウハウを学び、物や部屋が片付かない根本的な原因の解決を目指します。
今までの暮らしの経験から、収納術を磨いてきた50代も多いのではないでしょうか。
資格取得後は独立・開業し仕事を受けている人も多くいらっしゃいます。
3~1級まであり、職業として資格を活かすのであれば1級の取得がおすすめです。
ただし、2級と3級はハウスキーピング協会が行う講座を受講することで取得できますが、1級は予備講座を受講した後、試験に合格しなければいけないので注意してくださいね。
合格率 | 【1級】 1次試験:70~80% 2次試験:80~90% |
受験料 | 【1級】 予備講座 32,400円 1次試験 8,640円 2次試験 10,800円 【2級】23,100円 【3級】9,720円 |
試験日程 | 【1級】試験場所によって異なる 【2級、3級】随時 |
宅地建物取引士
宅地建物取引士は年間20万人前後が受験する人気の国家資格です。
不動産の売買や賃貸物件の斡旋についての専門知識を身に着けることで、不動産業界や金融業界で活躍できます。
宅建って…不動産業界で働く人がとる資格じゃないの?
それだけでなく、定年後の不動産投資に備えて知識を付けておこうと取得する人も多いんですよ。
資格取得には難易度の高い専門的な勉強が必要なため、専門学校や通信講座の利用がおすすめです。
合格率 | 15~18% |
受験料 | 8200円 |
試験日程 | 10月第3日曜日 |
中小企業診断士
中小企業診断士企業経営に関する総合的な知識を身に着けられる国家資格で、業種を問わず転職やキャリアアップに有利な資格です。
中小企業診断士の業務は企業の経営課題を診断しアドバイスを行うほかに、企業と行政・金融機関等を結ぶパイプ役を担うなど多岐にわたります。
50代や定年後だからこその知識と経験を活かし、今度はアドバイスする側として活躍してみませんか?
合格率 | 3~8% |
受験料 | 一次試験 14,500円 二次試験 17,800円 |
試験日程 | 一次試験 令和4年8月6日・7日 二次試験 令和4年10月30日 |
行政書士
身近な法律の専門家として、個人や商店、企業と官公相の架け橋となります。
各種書類の作成や提出を個人や企業の代わりに行い、多くの人々の権利や財産を守るやりがいのある仕事です。
取り扱うことのできる書類は数千種類以上あり、中には行政書士でないとできない業務もあります。
法知識を持つ人材として企業からの評価も高く、再就職に役立つのはもちろん、定年後に比較的少ない投資での独立開業も可能なので50代におすすめです!
合格率 | 11~15% |
受験料 | 10,400円 |
試験日程 | 令和4年11月13日 |
MOS
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)はExcelやWordなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明する資格です。
試験では実際にアプリケーションソフトを操作する実技試験が行われます。
資格取得の過程で実用的な能力が身につくので、即戦力として重宝されるでしょう。
すでにパソコンを使いこなしている50代の人も多いかと思うので、手軽にチャレンジできる資格の一つです!
MOSはいくつかの科目やバージョン、レベルがあるので自身のレベルや目的に合ったものを選んでくださいね。
合格率 | 約70% |
受験料 | 9,800円~ |
試験日程 | 毎月第2日曜日 |
医療事務認定実務者
医療事務の業務はデスクワークが基本で、勤務形態も選びやすいため女性に人気の資格です。
仕事内容は医療機関での受付、会計、診療報酬明細書の作成など多岐にわたり、安定したニーズがあります。
試験は筆記試験と実技試験があり、在宅受験も可能なので家を空けることが難しい方におすすめです。
全国各地に働き口はあるので、定年後もチャレンジできそうですね。
合格率 | 60~80% |
受験料 | 5000円 |
試験日程 | 毎月実施 |
土地家屋調査士
土地家屋調査士はお客様から依頼を受け、土地や建物の場所や形状、何に利用されているのかを調査および測量します。
それらをもとに登録に必要な書類を作成後、法務局に申請手続きを行います。
このような登記業務のほかにも土地の境界線めぐる争いの解決手続きを行うなど、土地家屋調査士は不動産登記の専門家といえるでしょう。
合格率 | 8~9% |
受験料 | 8,300円 |
試験日程 | 10月第3日曜日 |
管理業務主任者
マンションの管理者は、管理組合に対して契約の重要項目の説明や管理事務報告を行わなければなりません。
これらの業務を行う際に資格が必要となり、現在マンションを経営するにあたって管理業務主任者の設置は義務付けられています。
需要が高まりつつあることに加え、長く働くことも可能なので50代で手に職をつけたい方におすすめです。
合格率 | 20~30% |
受験料 | 8,900円 |
試験日程 | 11月最終日曜日 |
ファイナンシャルプランナー(FP)
FPお金にまつわる豊富な知識を持ち、お客様のライフプランの設計を手助けします。
社会全体でお金に関する関心が高まってきていることから、FPという名前を聞く場も増えましたよね。
税金・保険・年金など生活に密着した身近な知識が必要となるため、50代のこれまでの経験や知識を活かすことができるでしょう。
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ファイナンシャルプランナー資格には3~1級があり、3級は誰でも受験できます。
資格の勉強を通して、生活に役立つお金の知識が身につくため挑戦してみるのもいいかもしれません。
合格率 | 【2級】40~60% 【3級】70~90% |
受験料 | 【2級】8,700円 【3級】6,000円 |
試験日程 | 年3回(5月、9月、1月) |
介護福祉士
介護福祉士はお年寄りや体の不自由な方を介護する専門職です。
専門的な知識と技術、経験を持つ人材として介護や福祉の現場で中心として活躍することができます。
介護職は需要の高まりの一方、慢性的な人手不足も深刻です。
資格所持をしていれば、未経験50代からでも重宝されるでしょう!
介護職で唯一の国家資格であり認知度が高く、求人の多さが魅力的ですね。
合格率 | 約70% |
受験料 | 15,300円 |
試験日程 | 毎年1月 |
ITパスポート
ITパスポートはIT系の国家資格の入門編にあたり、ITパスポート試験の合格に向けて勉強することで、仕事をするために最低限必要なIT知識が身に付きます。
エンジニア職だけでなく事務職・営業職など幅広い業種の社会人や学生も多く受験している資格です。
ITそのものの知識以外にもビジネス用語や経営に関する知識も問われるため、既に社会経験がある社会人のほうが有利なので50代でチャレンジするのもおすすめといえます。
ITは必須な現代、今までなじみが無かった人もITパスの取得からITへの理解を深めてみませんか?
合格率 | 約50% |
受験料 | 7,500円 |
試験日程 | 月1~3回 |
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マンション管理士
マンション管理士とは、マンションの修繕や建て替え、災害対策などの問題に対して住民の立場から解決に導くコンサルタントです。
不動産業界でのキャリアアップに加え、これまでの社会経験を大いに生かすことのできる資格として定年をひかえた50代の方におすすめです。
マンションの管理・運営のコンサルタントとして、独立・開業を目指すことも可能なため、何か50代からでも役に立つ資格が欲しい!と考えている人は是非検討してみてください。
合格率 | 8~9% |
受験料 | 9,400円 |
試験日程 | 年1回(11月末頃) |
ウェブ解析士
市場調査においてインターネットを使いこなす能力は必要不可欠。
ウェブ解析士資格を取得することでアクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを行う専門知識を学ぶことができます。
50代のキャリアアップや再就職、転職に有利な資格であり、体力が必要な仕事ではないため若い世代に負けずにバリバリ働きたいという方におすすめです。
合格率 | 約50% |
受験料 | 17,600円 |
試験日程 | 通年 |
登録販売者
登録販売者は風邪薬や鎮痛剤など一般医薬品(第2類・第3類)を販売することができます。
ドラックストアや薬局でのニーズは高く、また全国どこでも働くことができるのも魅力。
中には登録販売者の資格手当を設けたり、時給を高く設定しているところも多数あるので、収入アップやキャリアアップにもつながるかもしれませんね。
合格率 | 40~50% |
受験料 | 都道府県ごとに異なる |
試験日程 | 8月~12月 |
調理師
食品の栄養や調理法、衛生管理について幅広い知識を持ち、飲食店をはじめ病院や福祉施設、学校で安全な料理を提供する調理師。
資格は調理の経験と知識の証明となり、社会的な信頼度も高いです。
受験資格には「2年以上の調理経験」が必要ですが、パートやアルバイトの経験も含めることができるのでぜひチャレンジしてみてください。
合格率 | 60~70% |
受験料 | 都道府県ごとに異なる |
試験日程 | 年1回(都道府県ごとに異なる) |
薬膳コーディネーター
冷え性や肌荒れ、肩こりなどさまざまな体の不調を食事によって改善し、健康な体作りを促すことが薬膳コーディネーターの仕事です。
薬膳の知識を身に着けると、体の調子を整えながら、おいしい食事を楽しむことができるので健康を意識している50代にはとてもおすすめ!
学びながらそのまま暮らしに知識を取り入れられるので、暗記に自信のない方も実践することでスムーズに合格に近づけるでしょう。
合格率 | 90~100% |
受験料 | 44,000円 |
試験日程 | 通年 |
賃貸不動産経営管理士
賃貸や不動産に関する専門家として賃貸契約後のトラブル対応や設備の維持・点検を行います。
賃貸住宅のオーナーと入居者の間に立って快適な生活を守るやりがいのある仕事です。
2021年に国家資格となり、賃貸住宅が増えている今、注目度が高まっている資格なので是非ご検討を!
合格率 | 30% |
受験料 | 13,200円 |
試験日程 | 毎年11月 |
危険物取扱者
危険物取扱者はガソリンや灯油などの消防法で定められた危険物を取り扱ったり、危険物の取扱に立ち会ったりするために必要な国家資格です。
工場などで危険物を取り扱う際には危険物取扱者を配置しなくてはならないため、この資格を取得すると就職に有利になりアルバイトでも時給が上がる可能性があります。
危険物取扱者には3種類あり、扱える物質とできる業務に違いがあることも知っておきましょう。
合格率 | 【甲種】35~45% 【乙種・丙種】60~70% |
受験料 | 【甲種】6,600円 【乙種】4,600円 【丙種】3,700円 |
試験日程 | 都道府県ごとに異なる |
基本情報技術者
基本情報技術者はシステムエンジニアやプログラマーなどITエンジニアが共通して理解しておくべき専門知識を学びます。
これからIT業界で働きたいと考えている方に加え、既にIT関連の事業に従事している方にもおすすめです。
資格取得を通して、コンピュータが動作する仕組みやソフトウェアの基礎知識を身に着けることを目指し、そのほかに企業経営やマネジメントについても問われるので50代の実務経験が生かされますね。
合格率 | 22~27% |
受験料 | 7,500円 |
試験日程 | 年2回(上期、下期) |
衛生管理者
衛生管理者とは、職場で働く人の健康障害や労働災害の防止のために活動を行う存在であり、労働安全衛生法に定められた国家資格です。
従業員が50人以上の職場では衛生管理者を選任しないといけないと決められているので、企業からの需要が高いというのも資格取得のメリットですね。
合格率 | 約45% |
受験料 | 6,800円 |
試験日程 | 毎月実施 |
まとめ
50代からの転職や再就職、キャリアアップにおすすめの資格を紹介しました。
50代ではもう遅いかも...と諦めるのではなく、自身の理想のキャリアや豊かな人生のためにぴったりの資格を見つけてみてくださいね。