工場長あいさつ
宮城工場 工場長畑中 一裕
宮城工場は1966年に創業し、日本ケミコングループのチップ形アルミ電解コンデンサ主力工場として、積極的に新商品の量産展開を行ってまいりました。2020年には累計生産個数1,000億個を達成いたしました。
一般的なアルミ電解コンデンサは電解液という液体が使用されていますが、「内部抵抗が高く大電流を流せない」、「低温特性が悪い」、「寿命が短い」、などの弱点がありました。これらの課題を解決するため、1999年より導電性高分子を使用した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの量産を開始し、機器の小形化・長寿命化に貢献してまいりました。また近年では自動車の電動化が急速に進んできており、より高電圧、高容量、長寿命のニーズの高まりを受け、2013年からは電解液と導電性高分子の両方を採用した導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの量産も開始いたしました。
チップ形アルミ電解コンデンサの重点市場は、カーエレクトロニクス及び通信・デジタル機器となります。
今後も高機能な技術開発を推し進め、高い信頼性をもったアルミ電解コンデンサを世に送り出すことで、社会のニーズに応えてまいります。