「焼き肉の町」に発信拠点 食文化や歴史を紹介、長野・飯田

 「信州飯田焼肉研究所」の開業イベントで振る舞われた焼き肉=2022年11月、長野県飯田市(信州セキュアフーズ提供)

 人口1万人当たりの焼き肉店舗数が日本一とされ「焼き肉の町」として知られる長野県飯田市に「信州飯田焼肉研究所」がオープンした。焼き肉が根付いた歴史に関する資料を展示するほか、50軒以上ある地元の焼き肉店などを紹介する。食文化を発信し、隠れた名店を探す楽しみを提案することで、県外からの観光客の呼び込みを狙う。

 飯田市や畜産農家らでつくる「南信州畜産物ブランド推進協議会」によると、人口1万人当たりの焼き肉店舗数は5・26軒で全国の市の中で最多だ。

 飯田焼き肉は、ガスこんろと鉄板を大人数で囲み、マトンやホルモンを塩辛いたれに絡めるのが特徴。「出前焼き肉」の利用も多い。

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