話題になってる「SNSの裏垢を調査する会社」ですが、その業界を抜けてきた知人からのリークであれは「真っ赤な詐欺グループ」であることが判明しました。
現時点で出せる情報をツリーに連投します。以下この詐欺グループを「調査会社」とし、これに調査を依頼する企業を「依頼主」とします。
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返信先: さん
そもそもこの調査会社はどういうものかというと、新卒の採用選考において応募者のSNSアカウントいわゆる「裏垢」を調査して採用選考の参考情報にしたいと考えた依頼主からの依頼に基づき、その「裏垢」の存在が確認できれば依頼主に対して情報を提供するかわりに報酬を受け取る、というものです。
前述した知人ですが、数年前からその類の調査会社で働き続けるうちに仕事内容に違法性を確信し、逃げるように退職してきたとのことです。ヤバすぎてあまり詳しく話せないのですが知人曰く、身バレすると身に危険が及ぶ可能性が非常に高いとのことです。
真っ赤な詐欺グループであるという理由は単純な話で、存在しないSNSアカウントをでっちあげて「裏垢」として依頼主に情報提供し金銭を得ているからです。以下、その手口を簡単に説明します。
まずこの調査会社は「裏垢」としてでっちあげる用の偽のSNSアカウントを多数保有しており、その知人が確認しただけでも数百個のアカウントが存在しているとのことです。
Twitterを例にとると、その多くは学生が日々あった出来事をツイートするアカウントのように見え、一見すると不審な点は見受けられないものらしいですが、よく見ると自動投稿でツイート数を稼いでいたり、以前は別の人間が運用していてある時点で売却されたようなアカウントもあるとのことです。
依頼主からは「この人間の裏垢を見つけてくれ」と数人~数十人の氏名・年齢・学歴・その他が書かれたリスト(つまり履歴書やESなのですが)が送られてきて、調査会社はその情報を元に保有している偽アカウントのプロフィール等を調整し、あたかもリストにある人間の裏垢のように偽装工作を行います。
その「裏垢」が本当に応募者のものか確かめるすべは依頼主側にないうえ、応募者のものではないと指摘されても自作自演がバレなければ痛くもかゆくもないため、最悪の場合返金したりすればいいという感じで、トラブルになるのを防いでいるらしいです。知人はこのクレーム対応をしていたとのことです。
また、アカウント発見率は100%ではなく30~50%程度にしているらしいです。ちなみに提供した情報に使われたアカウントは1年程度時間を置いてしれっと再利用されるらしいです。なのでアカウントは数百個程度あれば回せるとのこと。
この調査会社は違法行為を行っており詐欺罪等の罪に問われるのは言うまでもないと思いますが、依頼主の企業も同様に違法だと言えます。まず応募者の個人情報を同意なく第三者に提供する行為、これは個人情報保護法違反…な気がします。その他もろもろコンプライアンス違反になる要素があると思います。
知人から見ると、依頼をかけてくる企業は名前も知らないところばかりだったとのことです。いわゆる大企業はコンプライアンス意識がちゃんとしてるため、まぁないだろうと。
ただ、裏垢があるならそれなりに見つからないようにしておいたほうが身のためです。採用後にSNSが原因で同期が仲間割れする現場を私は何度も見てきました。話がそれますが…
以上、締まりが悪いですがおわりです。繰り返しますが、その調査会社の裏にあるものがヤバすぎて詳しくは言えない部分があったりします。知人は今のところ生きてます。よろしくお願いします。
返信先: さん
参考になります。
大量の工作アカウントを運用し、企業からの依頼に応じて肯定的なリプなどを大量に投稿し、世論をコントロールする工作会社もあります。
返信先: さん
成功報酬型にしてるところへ依頼する依頼主側の問題ですね
変なところをケチって本質を見抜けない、利用企業も調査会社同様、世の中に不要
返信先: さん
まあ、そもそも裏垢なんて調べても分からないし
調べたらプライバシーの侵害で最悪訴訟案件やし
なんというかやる意味がないし仕事…
返信先: さん
自分の名前や誕生日とかを絡めて垢名検索してみたら何個か出てきて、これが自分の垢だと思われたら嫌だなーって思ってた
返信先: さん
去年「裏アカ特定業者という無責任(どうやっても結果の正しさを保証できない)な業種に発注なんぞする企業は、情報倫理が欠けている上に、定性的に正しく結果が判断できるものなのか判断する知性がありません」なTweetしたけど、Tweetが裏付けられたという感想しか無いですな
引用ツイート
Hajime Shimada
@hevo037
裏アカ特定業者という無責任(どうやっても結果の正しさを保証できない)な業種に発注なんぞしたアホ企業のリストが流出したら面白そう。「この企業は、情報倫理が欠けている上に、定性的に正しく結果が判断できるものなのか判断する知性がありません」という踏み絵になる点で
twitter.com/h_okumura/stat
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