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ロシア動員兵部隊、ドネツク州の激戦地で「ほぼ全滅」…兵士ら「我々は消耗品」訴え

読売新聞 / 2023年3月4日 20時53分

3日、ウクライナ東部ドネツク州バフムトで配置につくウクライナ兵=ロイター

 ロシアの独立系調査報道専門メディア「インサイダー」は3日、ロシアの部分的動員でウクライナ東部ドネツク州の激戦地アウディーイウカに送られた部隊が「ほぼ全滅した」と報じた。露軍は東部で激しい消耗戦を行っている。

 部隊は東シベリアで動員され、数百人規模とみられる。動員兵らは2月からSNSを通じ、プーチン露大統領に対して「1日で部隊が組織され、軍の支援もなく戦闘に送り込まれた」「我々は消耗品と呼ばれている」などと繰り返し訴えていた。

 英国防省は2月26日、ドネツク州の別の前線でも、露海軍の歩兵部隊に「極めて多くの死傷者が出て」おり、戦闘経験の浅い動員兵が「穴埋め」に使われているとの見方を示した。

 ドネツク州の要衝バフムトを巡り、米政策研究機関「戦争研究所」は3月3日、ウクライナ軍が北東部と西部の二つの橋を破壊したと指摘した。露側の進軍を阻止する目的だとし、ウクライナ軍が「バフムトの一部から戦略的に撤退する条件を整えているようだ」との分析を示した。

 バフムトを巡る戦闘に参加している露民間軍事会社「ワグネル」の創設者は3日、「バフムトを事実上、取り囲んだ」と語る映像をSNSに投稿し、ウクライナ側に住民らを退避させるよう求めた。

 露国防省は4日、セルゲイ・ショイグ国防相がドネツク州南部の部隊を視察し、兵士らを激励したと発表した。

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