【漫画】出身地が違う夫婦、バトル勃発! 「まえうしろ」「うしろまえ」どっち派?「標準語だと思ってた!」
娘のかわいい行動をきっかけに、広島弁と大阪弁の夫婦バトルが勃発!? 果たしてその勝敗の行方は……。Instagramで公開されたマンガが、地域による言い回しの違いで話題になっています。作者のスマイルアーティストPomuさんにお話を聞きました。
広島弁では「うしろまえ」が普通?
娘のかわいい行動に端を発した夫婦のバトルについて描いたマンガ「うしろまえ」が、Instagramで300以上のいいねを集め話題となっています。大阪出身の父親と広島出身の母親。服の前後を間違えて着ていた娘をほほ笑ましく夫婦でながめていたのですが、ある言葉について論争になり……という内容で、「子供の頃、親に言われました」「標準語かと思っていた!」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、ブロガーのスマイルアーティストPomuさんです。スマイルアーティストPomuさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
イラストは大学生の頃から趣味で描いていました。育児マンガを描き始めたのは、娘(長女)が1歳を過ぎて少し落ち着いてきた、2021年5月頃からです。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
大阪出身の夫と広島出身の私の「終わりなき闘い」は日常的によくあるのですが、「娘がおばけの服を着ていたとき、裏では熱いバトルが勃発していたんだよ」ということを、いつか娘にも読んでほしくて描きました(笑)。
ーー最近、娘さんを特に「かわいい!」と感じたことは何ですか?
最近娘に妹ができて、自分の気持ちや環境の変化に戸惑いながらも、妹をすごくかわいがっていることです。使わなくなったデジタルカメラを娘にあげたところ、とても喜んでくれて、よく自分の好きなものや瞬間を直感的に撮っています。
お菓子やおもちゃ、ごはん、TV番組など、大好きなものがたくさん写っているのですが、そのなかでも妹の写真が1番多いんです! 「今日は何を撮ったのかな?」とカメラのフォルダをのぞくのが、私の毎日の楽しみだったりします。
ーー娘さんは、おばけの服がお気に入りなのですか? また、娘さんが最近ハマっているものは何ですか?
娘は『おばけなんてないさ』の歌が好きなので、おばけの服を買ってあげたら、とても気に入ってくれました! 今、ハマっているのは、ショベルカーやクレーン車、消防車などの「はたらくくるま」です。
私の父が建設機械の販売や修理の仕事をしているので、娘は大きな機械によく乗せてもらっており、パジャマが建設機械の柄だったり、保育所にほぼ毎日着ていくトレーナーも「はたらくくるま」の柄だったりします。
ーー娘さんはその後、服の前後に気付くことができましたか?
娘はこの当時、まだ1歳8か月だったので、自分で服の「うしろまえ」は直せませんでした。私が服をくるっと回してあげると、ホッとしたような顔で、「おばけしゃんおったぁ~!」とニコニコしていました。
ーー今回のエピソード以外にも、「広島弁と大阪弁の違い」で論争になったことはありますか?
「空気つぎ(広島)」「空気入れ(大阪・全国)」で論争になりました。広島では、空気やガソリンを「つぐ」と言いますが、主人に「空気とガソリンはつぐもんちゃう! 入れるもんや!」と言われました(笑)。
ほかにも「おさめる(広島弁)」と「なおす(関西弁)」や、「悪かったねぇ」の言い方の違いなどたくさんあったのですが、多すぎて忘れました(笑)。私のInstagramには、「広島弁と大阪弁の違い」について描いたマンガを掲載しているので、そちらもぜひご覧ください。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
皆さんの地域での言い方を教えてくださったり、関西でも意外と「うしろまえ」派がいたり……。「親の出身地の影響かな?」という意見もあって、とても面白かったです。またInstagramのストーリーズで、「うしろまえ」派に関するアンケートもとりました。回答者が広島出身の私の友人が多かったので、80パーセント以上が「うしろまえ」派という結果になりました。それはそうなりますよね(笑)。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
絵本を描きたいです! 育児って本当に大変だなと思う毎日。でも、マンガを通じて、皆さんと同じように泣いたり、笑ったり、怒ったり。そうやって子供も大人も成長しながら生きていることに気付かせてもらいました。なのでクスッと笑えたり、うふふと共感してもらえたり、読んだ皆さんにホッとひと息ついてもらえるような絵本を描きたいです。
また、育児絵日記を描き続けていくことも夢のひとつです。子供たちが「描いていいよ」と言ってくれる間は、続けていきたいと思っています!
(マグミクス編集部)