サイバー対策の国家試験 松本さん(浜松啓陽高)難関突破

2023.1.25

 浜松市北区三幸町の浜松啓陽高2年、松本将明さん(17)=西区=が、国家試験「情報処理安全確保支援士試験」に合格した。情報セキュリティー分野に特化した最高難度の試験で、合格率は約20%。2022年度秋期試験で現役高校生の合格は全国で4人という。

国家試験の合格を喜ぶ松本さん(右)と望月教諭=浜松市北区三幸町の浜松啓陽高
国家試験の合格を喜ぶ松本さん(右)と望月教諭=浜松市北区三幸町の浜松啓陽高

 同試験は、サイバー攻撃などのセキュリティー対策を担うスペシャリストの育成と確保を目的としている。将来、起業を目指す松本さんは中学3年時から計画的に勉強を進めていて、情報処理に関する五つ目の国家試験合格を成し遂げた。
 情報処理部の部長として、部員の資格取得に向けたサポートにも取り組む松本さん。指導する副顧問の望月祥生教諭は「仲間と協力し合える環境がある。これからも精進してほしい」と期待する。
 4月にネットワークに特化した国家試験を受験するという。松本さんは「いろいろな分野に挑戦し、将来は情報セキュリティーを中心に社会貢献したい」と意気込んだ。

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