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2022.09.03

小さい子どもの『食べてくれません問題』

子育てというものは
やってもやってもゴールがなくて
悩みも次々・・・尽きません。

助産院ばぶばぶの相談で
本当に多いのが
子どもの食の悩みです。

簡単なものでもがんばって作ったものを
食べてくれないとショックだし
腹も立ちますよね。

食べることは生きる上での基本。
毎日、延々と続くことであり
成長に関わる大切なことでもあるので
どうしても力が入ってしまいます。

栄養のあるものを食べてほしい!
野菜も食べてほしい!

それは、健康に育ってほしい
子どものすこやかな成長を願っての
ママとしての当然の想いだと思います。

だけど、
ポテトフライしか食べない
白ごはんしか食べない
うどんしか食べない
カレー、やきそばだけ。

野菜、おかず食べない!
・・・でもお菓子だけは食べる・・・

もう作るのやめようかな・・・とよぎったり
ごはんの時間になるたびに
憂鬱な気持ちになり、
ときにはイライラして
つい怒鳴りつけてしまうことも。

まじめなママほど食の悩みは
深刻になりがちです。

もっとおいしく作れたら
食べてくれるのではないか?
きっとわたしのせいだ・・・

いいえ、違います!(断言)

食べないのはママのせいではなく
子ども側の都合です!

簡単にいうと

「なんでも食べられるような
身体の機能がまだ整っていませんよ~
ぼちぼち行きますんで、
焦らんといてもらえますー?」

っていうだけのことです。

甘味、塩味、うま味。

お菓子によくある類の味付けは
最低限必要な栄養が含まれるので
おいしい味として脳が認識します。

酸味、苦味。

これらは腐敗、毒
避けるべき食べ物として脳が認識します。

これらは生命を維持するために
わたしたちに生まれつき備えられているものです。

だから子どもは本能的に
野菜は食べない、お菓子は大好き!
なのですね。(しょうがないやんね)

味を受容する舌のセンサーは
乳幼児期がもっとも多く成長とともに
少なくなります。

最終的に味覚が完成するのは中学生ぐらいで(遅っ!)
酸味や苦味も
年齢とともに気づけば
食べられるようになっていきます。

思春期になると
身体の急激な成長期とも重なり
本能が「いろんな食材を食べよ!」と働くので、
おのずと食べられる量も種類も必ず増えます。
だから大丈夫!

まずはもう少し肩の力を抜きましょう!
子どもと少しでも楽しい食事の時間を
過ごすことを重要視しましょう。

食べてほしいという気持ちで
頭がいっぱいになってしまうと
つい口調や表情が険しくなってしまいますよね。
それでは食事が楽しい場ではなくなってしまいます。

ダラダラ食いはダメっていうけど、
わたしはそれもいいんじゃないかと思ってます。

子どもの胃の容量なんて
たいした量じゃないですし、
集中力だって数分ももちません。

食以外にも世の中のすべてに対し
知的好奇心に満ち溢れた小さな子どもが
出されたものを最後までキレイに平らげるほうが
珍しいと思いますよ。

「食べない!」「イヤ!」
って言われたら

あ、そーですかと引けばいいし

「やっぱり食べるのぉ!」
って言われたら

なんやねん、どないやねん
とボヤキながら続きを出せばいいんです。

忙しいのにやってられないよ!
とママが思うのなら
食べてないけど一旦強制終了~!だって
アリだと思います。

食べてくれることを期待するのではなく
食べてくれたらラッキー
ぐらいの気持ちでいることが大事なので

手の込んだ料理は基本、
作りません!!

「今」という短期的な成果を期待するのではなく
小学生以上になるぐらいまで
長期的に見てあげてください。

わたしは12人育ててきましたが
きょうだいで味覚や食に対する執着度は
大きく異なりました。

同じように育てても、
食べない子は笑っちゃうほど
見事に食べなかったですよ~!

幼児期は、食べられないピーク。
ごく普通の子育ての中にあるひとつの姿であり、
多かれ少なかれ、一時期多くの子どもたちが
通る道なのです。

だから、この時期の食の問題は
特別な問題でもなければ
たいして悩む問題でもありません。

ママの調理法が悪いとか
そういう次元の話ではないですし

なんでも食べられるような
身体の機能が整うまで
子どもの成長を気長~に「待つ」しかないわけです。

「食べてくれない」と悩んでいる
ママたちへ。

ママの気持ち、責任感は一旦隣に置いといて
わが子を客観的に観察してみてください。

どうですか?
食べてないわりに、
子どもは元気でしょう?

ということは、
なんだかんだいって、
今の食事で健康に育っているということです。

味覚の成長を待ちましょう。
少しでも食べさせようと
必死にならなくていいんです。

食事の時間が楽しい雰囲気であれば
それで十分です!

できることとしたら、

野菜は細かく刻んでカレーに混ぜ込む。
それで食べるならオーケーですね!!
毎日カレーでもかまいません。
(わたしはそうしてた)

つまり、料理のレパートリーも多さは
求める必要がありません。

食の経験が広がることで
食べられるものは必ず増えていくことを
わたしは知っているから、

最近のととちゃん(5歳)の食事は
焼きそばとカレーばっかりです!!

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