知人女性に睡眠薬入りの味噌汁を飲ませ、わいせつな行為をした疑いで82歳男が逮捕された。

被害女性が高校生の頃から知る間柄

警察官に付き添われ、ゆっくり歩く高齢の男。

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準強制わいせつの疑いで逮捕された無職・秋田憲隆容疑者(82)だ。

事件の被害者は、古くから知る30代女性だった。

事件が起きたのは、2022年11月22日の夜。

秋田容疑者は、東京都江戸川区の自宅アパートの部屋を訪れた30代女性に、睡眠薬入りの“味噌汁”を飲ませて意識を失わせ、わいせつな行為をした疑いが持たれている。

警視庁によると、秋田容疑者は女性の母親の友人で、女性が高校生くらいの頃から知る間柄。

女性からの相談にも乗り、週に1回は家を行き来し、一緒に食事をするような関係だったという。

そうした2人の間で、なぜ事件が起きたのだろうか?

肩もみ中に眠気に襲われ わいせつ行為

事件前日の2022年11月21日。

女性は、秋田容疑者に「食事がしたい」と電話をした。

「もつ煮込みが食べたい」という女性に対し、秋田容疑者は「おいでよ」と応じる。

翌22日の午後8時ごろ、女性は秋田容疑者の自宅を訪れ、一緒にもつ煮込みなどを食べ始めた。

すると、秋田容疑者が女性に「肩でももんであげようか」と告げたという。

その後、女性は肩をもんでもらっているうちに眠気に襲われ、意識を失ってしまう。

やがて、体を触られる感覚があり、何とか動けるようになったところで部屋から逃げ出したのだ。

部屋から逃げ出した女性は、気分が悪くなったため路上へ座り込み、その場で友人へ連絡をして助けを求めた。

その後、搬送された病院で検査を受けた結果、体内から「ゾルピデム」という睡眠薬が検出されたという。

「自分が抑えきれなくなった」

なぜ10代の頃から知る女性に対し、わいせつな行為に及んだのだろうか?

秋田容疑者は次のように供述する。

秋田容疑者の供述:
今までは親子みたいな関係で下心などはなかったが、事件当日は性的欲求がわいてしまい、自分が抑えきれなくなった

一方で、睡眠薬入りの味噌汁を飲ませたことについては、容疑を一部否認。

秋田容疑者の供述:
自分で飲もうと思っていた味噌汁を間違えて飲ませてしまった。無理やりわいせつな行為はしていない

しかし、女性は、2022年11月5日夜にも秋田容疑者の家で食事をした後、気が付いたら朝になっていたということもあり、警視庁は余罪を含め調べを進めている。

(「イット!」2月16日放送より)

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