最近はプライバシー保護の観点から個人を完全に特定できないにしても市町村単位での個人データーの情報収集が可能です。
例えばGoogleアカウントにログインした状態でアナリティクスが導入されたウェブサイトを閲覧すると年齢や性別だけでなく興味関心などのユーザー属性もサイト管理者が把握できます。
ただし、このようなユーザー属性はウェブサイトマスターが個人を特定することはできないためGoogleアナリティクスの管理画面で自身が管理するサイトのユーザー傾向を把握することは可能です。
しかしGoogleアナリティクスには様々な情報が収集されているため個人を特定できない点を強調してもデーターが分析できることが広く一般に知られることはGoogleにとって好ましくありません。
そのため今後もGAIQやGoogleアナリティクスが一般的に知られることはないと予想されます。この点については注意が必要です。
俯瞰して検討するとGAIQという資格は薬剤師などとは異なって仕事や業務に直接関係しない資格であるというのは事実です。
ただ外部から見るとGAIQを取得しているかどうかで就職や面接の評価が大きく異なり、営業活動をする際にも有資格者であることは好印象を与えます。
IT関連の資格としてWebアナリスト検定やウェブ解析士などもありますが、これらの資格も取得してないと業務を遂行できないというわけではないので薬剤師のような資格と同じかというと、そうではありません。
つまり、これらのIT資格は、あくまでも業務の補助的な役割を担っているということです。
様々な事実を突き詰めてみると自分が取得したIT資格の評価が低い理由について考えた結果、知名度の低さが大きな原因であると結論付けています。
一方で、無料で取得できる資格よりも数万円の受験料が必要な資格や時間をかけて勉強した資格の方が価値が高く感じられる傾向があるため人間の感情に関わる問題も存在することを指摘しておきたいと思います。
さらにGAIQが万が一にでも有償化されても価値が上がるとは限らないという考えもあるでしょう。しかし、もしも有償化された結果、その資格の価値が再評価されるのであれば、その変化を歓迎するというのが私の個人的な感想です。