断っておくが、増田はColaboをクソだと思ってる。
【無罪】0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10【ギルティ】
なら6.5くらい。OKかNGかならNGって認識だ。だからはてブでColaboを批判する声には「どちらかと言えば」同意。
でもそれ以上に行政がクソだなーって気持ちが強くて、単にColaboだけ殴ってればいい問題でもないんだね。
まずColabo周りの不正会計疑惑は、追及すること自体にまったく問題ない。どれだけColaboが社会的に正しいことをしてても、行政と各種団体との関係性の中で「正しくお金が回っていない構造」が作られてしまう時点で間違っている。
暇空茜氏は以前次のように言っていた。
◆ナニカグループとは
様々なグループが、一枚岩ではなくアメーバのようにお互いに利用するため集まったグループのこと。繋がっているがボスや指揮系統は存在しない。
(困難女性支援新法パブコメとナニカグループについてhttps://note.com/hima_kuuhaku/n/n0fe6b27f8b74 )
暇空氏がいきなり「ナニカグループ」という名前を持ちだしたときはものすごく警戒したし、今もそれなりに発言を話半分に捉えなければならないと思っているが、上記発言をみて、暇空氏のスタンスが自分とそれほど変わらない可能性が見えてかなり安心を覚えた。
行政手続上の問題が糾弾されるのは、「悪意があろうとなかろうと、制度上の手続きの瑕疵を使って税金を不当に仕入れることができる」という構造を放置してしまうこと自体に問題があるからなんですよね。
そこで問題にされるのは、関係者がいい人か悪い人かじゃない。手続きに問題があるならその時点でダメ。自分がColabo is badと考える理由はそこにあります。
でも、やっぱりはてなであんまり言及されない問題が1個あると思っていて、それはそもそもなんでColaboにアウトソーシングしてんの?です。
行政が民間に仕事をアウトソースする理由ってなんだと思います? 言うまでもなくコストカットですよ。もちろん民間だから可能なフットワークを求めて……というのはありえましょう。でもこと児童福祉事業でそれはまず有り得ない。
さて、2020年11月に仁藤氏は以下の連続ツイートをしました。
https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1329375571457916929
昨日のバスカフェで、あと数ヶ月で18歳になる子と出会い、Colaboで保護して児相に連絡したら、私的契約でColaboに置いてもらえないかと言われた。ひどいけど、よくある。
児相の責任で保護してもらい、親への連絡などしてほしい、Colaboには保護委託をかけてもらいたいと交渉しましましたが、
過去には保護の必要な子に児相がColaboを教えて、本人から連絡があり、Colaboが児相に支援を求めると「え、児相も関わるんですか?私的契約でお願いできないか」と言われたこともある。公的支援に繋がれない子達がいるから、私たちが活動してるのに、公的機関が支援せず、民間をタダで使おうとする…
Colaboは親には関わらず、Colaboにいることは家族にも伝えないため、児相の責任で親への連絡や、親からの聞き取り、調整などしてもらわないと、安全確保や今後の生活に向けて現実的な可能性や支援方針も決められないし、親権の問題もクリアできない。公的機関としての役割を最低限果たしてほしい。
また、児相に一時保護委託費を出してもらわなければ、支援にかかる費用はすべて団体か本人負担となる。児相の委託という形になれば、本人はお金の心配なく生活でき、医療費の心配せず病院に行けたり、心身の健康を整えることを優先しながらバイトを探したり、今後の生活について考えることができる。
それに対するブコメはこう。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/colabo_yumeno/status/1329375571457916929
公助が共助にタダ乗りして手抜き節約しようとするの何なん?市町村長や公務員の上の方がういた金で悪さしてそう/児相が引き取って預かれる人員予算場所を確保するか委託できる権限と予算確保するかどちらかでは 児相の担当者は 委託権限ないと 思うよ
つくづく日本政府は財源の割り振りが恣意的。児相はこういう時叩かれがちだけど、児相だって虐待案件増加で財源も人材も足りないだろう。https://news.livedoor.com/article/detail/19248234/ 福祉
震災の復旧が遅れてる、原因はコロナで県外からボラが来れないためって報道を見たときに思ったんだけど「見るに見かねて」の支援の労働力が当然のように計算に入ってるのおかしいよね、こども食堂や五輪ボラも同様。
児童相談所の余裕がないんやろな感がすごい
自助する手段のない未成年がこうなってしまう。日本そら衰退しますわ。お友達しか公助しないんだからな。
公助が機能してないだけでなく、逆に行政が民間にタダ乗りしようとしているのがひどい
「 歳出削減をどんどん切り詰めていけば、やめてほしいという声が出てくる。増税をしてもいいから必要な施策をやってくれという状況になってくるまで、歳出を徹底的にカットしないといけない」.(小泉純一郎 2006)
支援団体に携わっているが、この話はマジで本当だぞ。担当者ベースでも変わるが、少なくとももっと重いケースで「そっちで頼む」と断られる場面はうちでもあった。金も施設も足りない。疑ってる人は現実見ようぜ!
公的支援に市民が「フリーライド」するのにはやたら厳しい人が、民間支援に行政が「フリーライド」するのは何ら気にしない。むしろそれが時代の進歩だと勘違いする有様
さて、2023年1月14日の、小杉沙織氏のツイートとそれに対するトップブコメはこうです。
https://twitter.com/saorin0212/status/1614136754243764224
児童相談所の知人数人が切実に訴えてたのだがコラボは深夜に帰りたくない子が居ると児相の人をタクシーで呼びつけるそうで現場の人は嘆いてます。通常は児相まで送り届けるのにコラボだけはシェルターに泊めるでもなく呼びつけられるから自宅が遠い人は本当に生活に支障をきたすと。コラボというより言いなりになって何も言えない東京都が問題だと多数声が上がってたけど、どうして東京都は現場の職員の声より外部の委託団体を容認するのでしょうか?
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/saorin0212/status/1614136754243764224
言質一覧。https://twitter.com/light__gamer/status/1614197813323370497 前にも突っ込んだけど結局児相に投げるなら本当に何の為の補助金なのか。児相の夜間対応拡大事業としてやるのが妥当だし児相の人も死ぬぞ。日中メインなのに。
Twitterでなんとなく発信するのではなく、都議会議員などに陳情してみた方が良いのではないか。Twitterでの有象無象からの反響に悪酔いしてしまってはならん。仁藤氏でも暇空氏でもない普通の人には耐えられんよ。
2chで見たが2021年9月9日のツイ「児相が迎えに行く朝までColaboで保護しろと言った。私たちはいつ寝るのか」だとさ//「領収書」←児相のスタッフは業務時間外でしょ。業務と認められないから自腹だよ。領収書はない twitter Colabo
これが本当だとしたら、呼びつけられる権力があるということになる。費用も発生するから東京都に記録は残ってるかな。
権力があるかは別として断ったら鬼の首を取ったように児相は協力しないって叫び続けるの目に見えてるんだよな
社会が児童相談所にかけるコストをもっとずっと多くするべきですよね。今のままで良いはずないですよ。「児相に迷惑かけた」とかそういう問題じゃ、全然ないです。「警察呼ぶな」「救急車呼ぶな」的なことだもん…。
児童相談所からタクシーの領収書が出てきたらこの話は確定か。不必要で無駄な負荷をかけてくる団体は福祉の民間委託の主旨にあわないだろ
移送のコストをどちらが負担するのか、ルールとして決まっているならそれに沿って運用すべきだろうし、決まっていないのなら関係者が協議して決めるのだろうし、問題があるのかないのかわからない。
この人の発言どれも本当なんだろうけど証拠とセット+手順踏んで然るべき場所でやるべきなんだよな。この手法を許容してると自分たちが言われる側になった時にそれが虚偽でも無駄な労力が発生しまくる、って視点が無
そこはルール通りで良いのでは。児相に送り届けるのがルールなら禁止事項を教えて送らせれば良いし、ルールがないなら児相が行くのも仕事の内ってことだよね。児相の負担はルールを明確にして改善する方が良いと思う
この2つに通底するのは、「Colabo的には『行政が無茶言ってくるので殴り返してる』という認識なんだろうな」ってことです。
で、増田が邪推してるのは、「東京都は本来やらなきゃいけないことをColaboに安くアウトソーシングしつづけてるし、その自覚がある。だからColaboはいつも怒ってるが、行政側は解決させる手段がない。だから現場への突き上げに可能な限り応じるし、Colaboが雑な書類出してきてもスルーしちゃうって忖度が働いているんじゃないの?」ってことなんですよ。
さて、この認識にもし同意してもらえるなら、これ読んでる人に聞きたいです。
増田は行政がもっと福祉に金かけるべきだと思います。増田はColaboがそもそも「行政と仕事ができるレベルの事務能力」を有していない認識です。だから、暇空氏を筆頭にした「Colaboを糾弾する人たち」が間違っているとは思わないし、間違っていないからこそ彼らを止める気がない。増田は適正手続きの重要性を学んで来たので、いくら人手が足りないからと言って雑に書類を作っていい理由にはならない。
ただ、本当に社会を良くしたい(つまり、家出をして歌舞伎町を歩き回っているような未成年の女の子にどうにかして助けの手を伸ばしたい)のであれば、Colaboを叩いたあとのことを考えないといけない、とも感じている(「叩くのであれば叩いたあとの責任を取れ」という主張ではないことは覚えておいてほしい。間違っている人を糾弾するのに何らかの義務が生じるのは間違っている)。
暇空氏がColaboを追及する理由は仁藤氏が二次元コンテンツを叩いたことが理由である(本人も明言している)。暇空氏は暇空氏なりの正義があって行動していて、最初から未成年児童保護の為に動いている人ではない。だから氏がColaboを叩くことによるデメリットを、暇空氏に求めるのは筋違いだと思う。不正を追及するのになんらかの責任を負わせるべきではないのだ。
ただ、追及し尽くしたあとの焼け野原をどうするかは、みんなしっかり考えていった方がいいんじゃないかな、というのが増田の意見である。つまり国や東京都は金を持っと出せ、という話です。