この2人の関係は“弁護士と依頼人”

ーー2017年 女性(当時20歳)ーー
演出家からのセクハラ被害を告発、損害賠償請求
→馬奈木弁護士に依頼

ーー2019年9月ごろ~去年1月ーー
・体を触られる
・LINEで性的なメッセージ
・意に反した性行為

日比キャスター:
3月1日に馬奈木弁護士は「ご報告と謝罪」として、インターネット上にこのような文章を載せました。

「ご報告と謝罪」(一部抜粋)
▼被害者との関係について
数年来の知り合いであり、私自身が既婚でありながらその方に好意を抱いてしまった。

▼セクハラについて
自ら都合のよい方向に解釈し性的関係を迫る言動を続け、依頼を受けていた裁判の対応にまで言及をして追い込み苦しめてしまった。

▼自分の振る舞いについて
被害者を深く傷つけ苦しめてしまった。卑劣で人として許されない行為である。

▼今後について
ハラスメント講習の講師などの活動を一切行いません。

今回のことを受け、若狭弁護士に伺いました。

若狭勝弁護士

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「ハラスメント問題に取り組む弁護士がセクハラ行為をするのは言語道断。弁護士全体の信頼を損ねることにつながる。職務とプライベートを切り離すのは当たり前のこと。弁護士の資質に欠けていると言わざるを得ない」

ホラン千秋キャスター:
先ほどの「ご報告と謝罪」をみると何重にも許せないなと思いましたが、いかがでしょうか。

パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
特に弁護士というのは、医者と同様に信頼の上で仕事が成り立ってるわけですよね。やっぱり医者や弁護士には誰にも言えないようなことを言う。それは信頼してるからなんですよ。それが成り立たなくなったら弁護士としての職務が果たせないわけですよね。しかもセクハラ防止の専門家で一番よく知ってるはずなのに、セクハラをしたのが本当に許せない。若狭弁護士も言ってましたけど、あってはならないし言語道断。怒りがこみ上げるのはよくわかりますね。

ホランキャスター:
もちろん誰がやってもいけないですが、社会正義を実現するという使命を掲げている弁護士がというのはありますよね。