セクハラ防止を訴えていた弁護士がセクハラを行っていたということが明らかになり、セクハラ被害を受けた女性が、会見を行いました。

セクハラ防止に取り組む弁護士がセクハラ

日比麻音子キャスター:
これまでセクハラ防止を訴えていた弁護士が、依頼人にセクハラを行っていたことが明らかになりました。それが馬奈木厳太郎(まなぎ いずたろう)弁護士です。

馬奈木弁護士は演劇界や映画界のセクハラ防止に取り組んできた弁護士で、ハラスメント講習の講師も務めていました。他にも“生業訴訟”と言われる福島第1原発の事故で、住民らが東京電力に損害賠償を求めた裁判において勝訴しています。この際、弁護団の事務局長も務めていた人物です。

3月3日、馬奈木弁護士にセクハラを受けたとして、被害にあった舞台俳優の女性が会見を行い「馬奈木氏が生涯弁護士として活動しないことを求めたい」などと話しました。女性は馬奈木弁護士に対し、損害賠償を求めて東京地裁に提訴しています。