どうも、同僚の皆さん。
2023年2月に開催されたミリオンキャスティング、第1回テーマ「現代伝奇ホラー」に参戦した瑞希・まつり推しのPです。
第2回戦参加Pさんに役立てばいいと思って今回自分が感じたことを書き連ねました。
※書き殴ったチラ裏
※MCが初の参加投票企画。過去の投票企画のあれそれは良く知りません。
※アイドル・運営・個人批判の意図はない。
政治ってムツカシ~わ
↑について話してます。
【前提】
最初に注意しなければならない事として、
これは「ゲーム内のファンが勝手に盛り上がるお遊び企画」でしかないことです。
どんなゲームでも同じように、一人一人、熱も余裕も出来る事も意見も当然異なりますね。会社でもなければ戦争でもないです。
ですので本来個人の動向に責任如何を責められる謂れは無いはずです。批判も称賛も勝手ですが(自分も好き勝手書くけど)、そのことを勘違いして個人に責任追及だのゲームやめろだのは違うと思います。
今回も、それぞれが様々な状態の中でできることをしていたと思います。
本当に皆さんお疲れ様でした。それぞれの陣営を尊敬です。
ただやっぱ、評価は付きまといます。
「あのアイドルのPは純粋に楽しんでいて気持ちが良かった」と思われるのも、「あのアイドルのPは政治色が強くて嫌だった」と思われるのも、「あのアイドルのPはやる気がなくて、やっぱりあのアイドル人気はその程度なんだ」と思われるのも、こうした投票企画に付きまとう結果です。
この投票期間は本当にアイドルをプロデュースしているような体験をする期間でした。だから、
担当アイドルのプロデューサーとして、恥のない行動であるか。
この点を、2回戦の方も今後投票企画がある時もよく考えてほしいと思いました。
さて、本題に入ります。
※ここからアイドル名を陣営名として用います。悪辣な内容も含まれます。※
【政治の流れ】
今回初導入された「2回戦への票持ち越し可能」「ペア投票」
これが全ての始まりでした。
現代伝奇ホラーという魔境の政治は、最終的に案外シンプルにまとめられます。
瑞希陣営と手を組んでいたか、そうでないか。
一番デカかったのは結局これだったと個人的に思っています。
初導入されたペア投票、この仕様のメリデメリが一番濃く出たのが現代伝奇ホラーだったと思います。
そもそも今回は2回戦への票持越しが可能になったことで、競っていた役が非常に少ない状態でした。1ヵ月前から役への合意形成やダイマを開始していた瑞希陣営はそこを初めから織り込んで進んでいました。
投票開始前から行われたみずもも(瑞希姉×桃子妹)の大宣伝は量も質も十分で、自力もあり投票開始から妹桃子と未当選の少女育は独走状態。
しかし初日から妹桃子と少女育のみが完全独走状態に突入したため、競い合っている他役とも手を組む必要がありました。
今回配られている票が以前までの100万~150万程度で収まらないのは単純計算でも明白です。ペア票がある分シンプルに票数は倍になるしなんなら配られてる票そのものが前回までより圧倒的に多い。第2回戦1000万票とかいくんじゃないか?
真壁陣営は安定した桃子ちゃんの次に医師貴音、そちらが安定したら従姉妹春香、と広報や一斉合わせ、カプアピール企画の設定など徹底することで強みを出しました。
(例:終盤春香陣営の一斉時のグラフ)
(次の日一斉を控えていた瑞希陣営もかなりの票を同時に投票することでこれだけ大きな伸びになりましたが、それでも圧倒的に対立陣営への入りが異常なくらい少なかった。ここ激熱だったな。)
途中からでもカプを推すことの利点もあります。
・余裕な陣営より過熱している陣営と手を組む方が票が伸びる
・単力の魅力アピールよりカプアピールのが刺さる人もいる
・そもそも関係性の図が公式から出されている全てなので
二次創作は2人以上じゃないと書きづらさがある
・カプを陣営単位で推すことで広報力も2倍になる
このカプ推しの体制の違いが、まさに姉役両陣営の違いだったと思います。
【カプ推しの難しさ】
カプを圧倒的大規模陣営の力で推し広めていく瑞希陣営。そのカプに入らなかった陣営からの支援を貰いつつ、特定の陣営と手を組まずにお祭り騒ぎに変換したまつり陣営。
この姉役における陣営体制の対比はおそらく意識して行われていました。
瑞希陣営のようなカプ推しへの批判があった分、まつり陣営はカプ推しを陣営の動きとして誘導する雰囲気は少なかった風に思います。(Diceded組は根強い人気があったが、コミュニティや広報垢でそれを推す動きは徹底して排除されていた。)対比したイメージを持たせることで、応援票を貰える可能性があったためかと思います。
まあそのイメージも、真壁中心の同盟陣営の台頭により終盤戦はほぼかき消えていましたが。実質瑞希ー貴音ー春香ー(桃子+育) と、このみーまつり(+歌織)でしたね。よく戦ったなホントに。
貴音陣営と春香陣営が途中撤退した千早陣営とで瑞希戦線への流れがゴチャゴチャだった時があったからかな。勝敗に関しては「これのおかげ!」とか特に分からないです。
2陣営の100%票交換と、4陣営からの25%支援とどちらが良いんでしょう?
2陣営でガッチリ手を組めば心情は安心です。
しかしそのペアの自力(票獲得へのやる気、投票者の数)が戦況の変化で小さくなれば、他とも手を組む必要が出てきます。
そうなると最終的にどうなるか?
陣営としてそのテーマの5役アイドルを推すことになります。
ゾっとする話ですね。
このカプ推しを陣営で行うリスクは以下があると考えられます。
- 一人のアイドル陣営と手を組むことで、立候補している別アイドル陣営からの不評を買いそちらの票を逃す
- 数が多いほど政治色が出るため嫌われやすい
- 純粋なアイドル×役の応援という趣旨にそぐわない
- 元々根強い人気のカプが強く、他と関わりの薄いアイドル陣営は厳しい
- そもそも陣営レベルの規模でそれを徹底することが難しい。内部の別カプ推しの票を手放すことになり得る。
今回こうしたカプ推しの徹底ができたのは、瑞希陣営の数・統制・広報の強さあってこそだったんでしょう。マジで巨大だったよ。
ただ勿論前述したように、組まなかった陣営からは敵対視されます。
例えばこのみ、歌織陣営から同役ライバルのまつりへ票が流れたように。(元からの関係性ありきといえばそうですが、このみ陣営では「まつりと心中」などの言葉がよく出ていたくらいです)
元より規模の大きく、広報力・統率力のある陣営でなければ瓦解していた戦法だったと思います。
コミュニティも活発、発信も強い。ムーブメントとして一番のっかりやすく応援しやすかったのは瑞希陣営でした。マジで凄かった。
その力がデカいほど負の側面も高まり、まつり陣営やこのみ陣営への支援票になっていたようにも感じます。というか追う側劣勢側のが支援ブーストかかるしね。
けど今回僕が書きたかったのは、こうしたカプ推しの批判では別にないです。
2票目の存在がある以上必ず同盟を行おうという集団は生まれ、それを陣営単位で導入して推進することで「役を勝ち取る」という目的を達成したい人達もいるでしょう。役を貰えることが一番の目的であり、その効率のためならなりふり構わないという意見の方も多いと思います。
自分がこの期間中一番嫌だったのは、わざわざ敵を作るような安易な行動の部類です。
つまりコンベ、コミュニティ、中心人物と分かってる人の個人発言です。
【陣営とは何か】
本来アイドル一人につき唯一の意見方針が存在する陣営なんてものは存在しません。
「どれだっていいから役をあげたい」
「担当に似合う役でなければ推したくない」
「勝馬なら乗りたい」
「楽しみたい」
「よくわからないが誰かがそうしろというなら入れる」
まずこうしたバラバラ意見の個人が各アイドルごとに存在し、
投票への 〈やる気/能力/活動できる時間〉 もバラバラな個人がいますよね。
そして運が良ければそれをまとめてくれるリーダーがコンベなりDiscordなりで生まれたりして、集団の合意をとろうとしてくれます。
それが「陣営」の意見だ、と言う人もいるでしょう。自分も主要メンバーの意図をそう呼ぶこともあります。
ただ実際それが大々的な広報に、票の動きに素直に繋がるでしょうか?
たかだか1陣営の10~30人の集まりの意見が、数千人以上の同担Pを統率できるでしょうか?
無理です。
よっぽど卓越したカリスマリーダーに上手い広報メンバーに上手い拡散サクラメンバーが揃っていても、100%の合意なんてとれっこないんです。
上手くいけばコンベで「会議の末うまく合議がとれた!良い方針になったね!」という雰囲気を作れて実際動いていくことができるでしょうが、
だから普通、外から見える発言や動きで総数が多いものが「陣営」の風潮なのだと思われます。
実際そうなのか、ではなく、「そう見える事」が重要なんです。
だからリーダーややる気のある一部のメンバーは”陣営単位の発言”として見られることを意識して個人垢を動かしたりしますし、批判されるようなことを発言しないよう普段から周囲の人にそれとなく注意したりします。
というかそれが普通だろうと自分は思っていました。
【配慮のない政治への反感】
自分は瑞希・まつり推しで、最後に頑張っている陣営を応援しようとしていました。
しかし最後にはまつりに投票しました。
理由が対立陣営の露骨な政治です。
特にそれが見受けられたのがバレンタイン、14日の9陣営一斉投票前後でした。
企画として何かがあったのが9陣営、一斉があったのが8陣営、一斉がそもそも勝負の体をなしていたのが瑞希、貴音、春香、桃子、まつりの5陣営でしょうか。
このあたりは合同や票配布、10周年のタイミングがそれぞれあり、徐々に14日一斉陣営が出て来た時に瑞希まつり陣営が被せて、じゃあ何にも企画ないのマズくね?と他陣営も相乗りした印象です。
そこで、#バレンタ因襲祭 と称して「合同一斉企画」にするのはどうだ、という案が貴音Pから発案されました。
一斉の時間を合わせるなり、同じタグを使うなり、お祭り騒ぎにしようといった感じだった筈です。
自分が見ていた範囲では、この企画にリーダーが合意したのは瑞希・貴音くらいだった印象です。あとは「陣営での参加はしないけど、個人で参加はOK」という返事をしていた気がします。(桃子どうだったか忘れました)
一斉が同日な以上結局お祭り騒ぎになるわけだし、医師:貴音の状態で参加表明をして今貴音陣営と手を組んだと見られるのは困る、という陣営判断があったんでしょうね。
ところが、何故か出された告知画像には全員載ってる
…?
あとついでに言うとまだ参戦中の従姉妹恵美と医師歌織さんだけは居ませんでした。
杜撰ではないか?
まあ逆にほとんどの陣営が載ってるならどこかと手を組んだみたいには見えないから問題ないってことになったんだろう、と思いました。
しかしこの辺りから風潮が露骨になっていきます。
姉千早陣営の撤退、医師貴音陣営の安定により瑞希ー貴音ー春香ラインが固定化し、前述した因襲村合同企画の発案であるTwitterのコミュニティはバレンタイン以前にも増してその3陣営の書き込みばかりになりました。
陣営で出てくる二次創作やダイマでそれ以外のカプはほぼ見なくなりました。(というか最初からなかった)
終盤行われた「伝奇ホラーについて語るスペース」も、序盤その3陣営の人しか喋っておらず、伝奇ホラーというテーマの深堀りに最初は注力していたものの、このみPやまつりPのリスナーがいたにも関わらず姉瑞希・医師貴音・従姉妹春香の妄想しか出ていない状態でした。
主催の方は陣営の代表ではなく、それぞれスピーカーの方もただ個人の推しを語っているにすぎない、という前提は承知の上でしたが、途中でまつりPの方がスピーカーになるまでその3ラインしか出てこない状況だったために、その後のTwitterのガッチリ政治広報を見てて自分が感じたのは
「ここって手を結んでるんだな、この陣営以外は敵だからわざわざ意識して話に出さないんだ。つーか出しちゃいけないんだ。そこから敵対視されたって勝てると思ってるように見えるわ、傲慢だな、これがこの陣営の態度なんだろ」
と正直思いました。
つまり自分はその時、たった数名の個人の発言を陣営の風潮として捉えたのです。
これは物凄い怖い事実です。
個人の批判をしたいわけではありません。手を組んだ陣営のPが集まって、政治に寄らず妄想を語ろうとしたら自然の摂理でそうなります。コミュニティだってたくさん発言するPがたまたまそのアイドルのPなだけで、逆に発言しないPの陣営はやる気がないんだなとも考えられます。
カプ推し推進が自明の理としてあるのだから、それを陣営単位で発信していかないまつりPや春香Pの方が正直中盤戦までは「政治弱いなー、やる気ないんか」とも思えました。手を組んだら組んだでそれ以外の陣営は無視せざるを得ません。
ただ、個人という単位を超えた陣営政治の圧力、そういう政治が外から見える状態の方が敵を作るのだとその時実感しました。
つまり、仲の良い陣営があったとして、それ以外を排除しているように見える行動をとってしまうことが問題なんです。しかも陣営のように見られる場で。
つまり
個人の意見=陣営の意見として誤認される可能性があり、
=陣営単位へのマイナスイメージを生む可能性があり
=担当アイドルのイメージが損なわれる可能性がある。
そのせいでデカい票が対立に流れて勝負すら勝てないかもしれない、からです。
今回の例なら、最初からせめて5陣営のPがスペースにいるようにする、それか全立候補アイドルの話が出るように意識的に配慮する、或いはテーマ・ストーリーにのみ語るようにしアイドルの話を出さないようにする、といったルール設定を行う必要があったと自分は思います。
いくら「これは個人の自由な発言です!」って言ったって、実際そうだとしても誤認されるんですよ。その可能性を頭に置いておかないと怖えなあと思いました。
なのでアンチを分散させるには、「誰の発言か」をぼかした方がいいと思います。
・応援広報アカウントの設立
・コミュニティ、ディスコとかのリーダーは別垢をつくるか個人発言に気を付ける
・企画なり資料なり配布するにしても、特定の個人が「Discordで決めて作りました~」をし続けるのはちょっと危ない
↑こんなもんか?
【総括】
自分がこの投票企画を通じて得た学びは以下の5点。
❶個人の意見が陣営の意見として見られる可能性を常に留意するべき
❷何か企画を動かすなら、参加している全陣営のアイドルに配慮するべき
❸特定のカプ推しをしたい場合、陣営としての動きを出すべきでなく「個人のグループが勝手に推進している」という形をとるべき
❹投票を勝ち負けというレースとして捉えるのでなく、「担当アイドルに役を贈れる楽しい機会」として捉える、そう見えるように尽力するべき
❺外から見て楽しく明るく見える陣営は自力が弱くても応援したくなる
実際政治があるにせよ、本気になり過ぎた人の不正票があるにせよ、そんなの陣営なんていうデカい規模で行うの無理だし大変だろうし、
他の陣営からわざわざ敵対視されるリスクを買って出る人がいないように気を付けないと、頑張ったはずの勝負にも負ける可能性全然あるだろと思いました。
なんでリーダーやら企画動かす人はリスクヘッジがんばれーという感じ
こうした投票企画のみならず、アイドルを応援するPとしてゲームのファンとして、純粋に楽しくしてほしいなと思います。(実際楽しいわけじゃなくても、そう見えるよう演出する方がいい)
というかたかだかゲームの投票企画にマジになりすぎて好きなアイドルのイメージ汚したりゲームやめたりするの本末転倒すぎる
マジでなんだなんだよ。
楽しめよ。
はたから見てる分には面白い企画でした。お疲れ様です。
じゃ!2回戦組!がんばってくれ!