セクハラ撲滅の活動をしてきた弁護士がセクハラをしていた。
前代未聞の事態に、被害者が3日、会見した。
舞台俳優として活動している25歳の知乃さん。
被害を訴えた本人。
被害に遭った知乃さん(25)「わたし自身として馬奈木氏の除名や生涯弁護士として活動しないと言うことを求めたい。わたしは悲しんでいるとかはありません。非常に怒っています」
知乃さんが1,100万円の損害賠償を求めて提訴したのは、馬奈木厳太郎弁護士(47)。
2年前、参考人として国会に出席し、意見を述べていた馬奈木弁護士。
演劇や映画界のハラスメント撲滅活動を行い、メディアにも露出してきた。
被害を訴えた知乃さんは、5年前の4月に演劇界のハラスメント被害者を支援する団体を設立。
その時、顧問を務めたのが馬奈木弁護士だった。
しかし、その翌年の9月から馬奈木弁護士による知乃さんへのセクハラ行為が始まったという。
裁判の打ち合わせでは太ももをなでられたり、路上でキスをされたほか、性的なLINEも繰り返し送られてきた。
馬奈木弁護士が知乃さんに送ったLINE「入浴中の写真とか送ってくれてもいいよ」、「あなたのこと、もっといろいろ知りたいなぁ。笑」、「次、2人きりであったら押し倒しそうだよ」
知乃さんは、弁護士としての仕事を継続することと引き換えに、性行為を強要され精神的な不調に陥ったという。
訴えられた側の馬奈木弁護士は、1日のブログで、「セクハラを行ってしまった」と謝罪する文書を公表した。
加害者が主張するセクハラというには、あまりにも重い被害。
被害に遭った知乃さん「演劇界で絶対売れたいと当時思っていた。それを利用された。わたしを利用してやろうと思っていたんだろうなと思う」
馬奈木弁護士の1日のブログ「その方も私に対して好意を寄せていると思い込み、身体に触れたり性的関係を誘うメッセージを送ったりしていました」
同席した知乃さんの弁護士は、「このコメントはきょうの提訴の予定を知ったことで出したもの」だとし、馬奈木弁護士の行為について、「立場を利用したもので極めて悪質」とあらためて批判した。