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回転寿司店の迷惑客に憤る店員たち「防犯カメラで衝撃の事実が発覚」

日刊SPA! / 2023年3月3日 8時54分

 とはいえ、店側にとって不愉快なかたちで動画が拡散されていることに田中さんは強い憤りを感じている。

◆「男性6名で50皿」明らかに少ない皿の枚数に違和感

 金田信二さん(仮名・20代)は、会計を担当をした際に迷惑行為に遭遇した。

 20歳前後と思われる男性グループ6人が来店。非常に忙しい時間帯で店内は満席だったという。

「早く店をまわさなければいけないと思い、慌てながら会計処理を行いました。すると、6名で皿の数が50枚程度。勝手な印象ですが、男性6名としては少ないなと感じつつも、テーブルにはその他の皿はなく、そのまま会計処理を行ったんです」

 他の客の案内や会計処理を行い、合間の時間で男性6人のテーブルを片付けることにした。テーブルの上を再確認すると、「ありえない光景だった」という。

「テーブル上の皿の数が、会計時よりも明らかに増えていました。100枚を超える皿が置かれていたんです。皿を数える際には、まず皿の種類ごとに重ね、重ねた後に数を数えるのですが……」

 皿の種類が混同した状態で置かれており、最初に金田さんが確認したときとは明らかに違っていたそうだ。そこで、会計処理をしていない皿が後から追加されていたことに気づいたと話す。

◆防犯カメラで確認すると衝撃の事実が発覚

「すぐに店長に報告しました。閉店後に防犯カメラで確認してもらうと、衝撃の事実が発覚しました。私が会計処理を行ったあと、鞄のなかから皿を取り出してテーブルにのせていたそうです」

 だが、店長からは金田さんのチェック不足だと叱られたそうだ。

「たしかに忙しくてバタバタしており、テーブルの上しか確認しなかった私にも落ち度はあるのでしょうが、これは客側の意図的な“無銭飲食”で犯罪ですよね」

◆迷惑行為は「刑事的・民事的にも大きな責任を負うもの」

 昨今は、飲食店やコンビニなどで客が過度なサービスを要求して店員を困らせたり、悪質なイタズラを行ったりするなど、迷惑行為の様子がSNSに投稿されて炎上してしまうケースが目立っている。青山北町法律事務所の松本理平氏が警鐘を鳴らす。

「そもそも上記行為は、強要罪、威力業務妨害罪、偽計業務妨害罪、窃盗罪、詐欺罪など多岐にわたる違法行為を構成するため、刑事的・民事的にも大きな責任を負うものです」

◆今まで「厳しい法的措置」が避けられてきた理由

 しかしながら、これまで迷惑客が見過ごされ、店側が厳格な法的対応を行ってこなかったのはなぜなのか。

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