議会があった日は議会のことを書く。それが議員としてのブログを更新する責任だと、これまではずーっとそうしてきた。このブログ開設のそもそもの目的でもあった。
でも、今日は、それよりも面白い、そしておかしな話題があった。基本原則を曲げてそれを書こうと思う。
今は、ちょうど弘前市議会定例会が開催されている。一般質問の2日目だ。午前10時から正午までは、議場にいた。
昼休憩時に、スマホを開けてみたら、見知らぬ番号からの着信があった。借金の督促か何かの勧誘か、恐る恐るかけなおしたら、県の選挙管理委員会につながった。最初は何かの事務連絡かと思った。
ところが、そうではなかった。僕のブログを見たらしい人から、今泉は戸別訪問をしているのではないか、というチクリが入ったとのことだ。
確かに、例えば一昨日のブログでも、挨拶にいった先で、猫の話で盛り上がった話を書いた。その前日には、訪問先で軽口を叩くなと注意されたことも紹介した。
でも、それらは、以前からの知人のところへ、挨拶に伺っているだけのことである。一般的な社会通念の範囲を逸脱しているという認識はない。
それすら駄目だというのなら、逆に僕は問いたい。毎戸にチラシを配布している人は許されるのか。家主が出るまで、ドアをどんどん叩き、ドアノブをガチャガチャ回しているような人は許されるのか・・・?
今日も、ある先輩議員から忠告をされた。「そのような挨拶周りはだれでもやっている。今はそれをしなければならない時期だ。でも、それをブログに書いたから駄目だ」と。
そっかぁ。正直に書けば駄目なんだ。
僕はこれまで、出来るだけ、ありのままの自分を見てもらいたいと思って、このブログを続けてきた。普通であれば政治家が隠すような、失敗談や病気や入院のことまで包み隠さず書いてきた。それが、選挙で信を問う立場にある人間として、誠実な行いだと思ってきたからである。
と同時に、議員なり立候補者なりの日常を、広く知ってもらいたいという願いもあった。選挙に立候補するということがどういうことなのか、どんな活動をしているのか、ひいては志のある人は、誰だって立候補することができるのだということをわかってもらいたい。今回の「県議会選挙挑戦日記」という一連の記事も、そんな思いがあったからこそなのだ。
が、今回の件もあって、少し落込んでいる。多くの候補者が、それ以上のことをやっているのに、正直に明らさまにしている者だけが非難される。それが世の中なのだ。
だったら、もうブログは自粛しよう。少なくても「県議会選挙挑戦日記」シリーズは止めよう。あるいは噓と偽善で塗り固められたブログを書こう。
・・・なんてことは、僕の性分上、絶対に出来そうにない。明日以降も、どこで暴走して何を書くか、自分でもわからない。仮にもし気になる点があったら、選挙管理委員会に匿名で電話する前に、僕に直接連絡をいただければと思う。(4514)
こいつらはいいのかなぁ?
日本は真面目にやる人が言われる悲しいき国です。