2020.08.24
先月24日のニュース930plusの特集は、アフターコロナの芸術文化について。
県芸術文化振興財団の新・理事長であるさいたまアリーナ元・社長の加藤容一さんにお越しいただきお話を伺いました。
さいたま芸術劇場と埼玉会館を経営する県芸術文化振興財団も、例にもれず新型コロナの影響を受けたといいます。2月末から6月末までの4か月間で64公演が中止や延期になるなど経営にも打撃が。
しかし、観に来る人たちの安全を確保するために、設備へのコストは惜しまず、十分な感染対策をしていくと話してくださいました。
テレ玉のニュースでも、さいたま芸術劇場で先月5日に行われたコンサートについてお伝えしましたが、これが、再開後初めての公演でした。
自粛が続いた中で、ようやく生の芸術に触れられることに観客の喜びもひとしおだったようです。
わたし自身も去年、さいたま芸術劇場で行われたミュージカル「ピーターパン」を観たことを思い出し、あの素敵な劇場で再び舞台が見られることを願って、このコロナ禍を乗り切りたいと思いました。
また、県芸術文化振興財団では、生で芸術に触れあう機会を大切にしながらも、新型コロナウイルスの影響が長期にわたることが考えられる「今」の環境に合わせた芸術とのかかわり方も模索しています。
そのうちの一つが、公演の代わりとなるオリジナル動画のネット配信。
視聴数が1万を超えるなど、インターネットを利用した芸術文化の発信も一つの方法だと考えているそうです。
様々な工夫をしながら多くの人が芸術に触れる機会を失わないよう、関係者全員で感染拡大対策を徹底し、上質な舞台芸術作品を上演していきたいと話す加藤理事長。
生の舞台が見られず落ち込む日々でしたが、これからの芸術の楽しみ方を改めて考えることができました。