2020.06.29
25日のニュース545では、寄居町で3代にわたって染め物事業をしている「きぬのいえ」で今月始めたサービスを特集しました!
3代目の吉田社長と、町唯一の染色職人・井澤さんのふたりで染めの伝統を守っていく中で、染めという昔ながらの文化を広く、そして手ごろな価格で楽しんでもらおうと始めた新たなサービス「SOMA Re:(ソマリ)」。
食べ物やボールペンのインクで付いたシミや日焼けなどで着られなくなってしまった洋服を染め直し、再び来たくなる洋服に生まれ変わらせるサービスです。
きぬのいえでは、普段「オーロラ染め」という多色染めをメインに行っていて国内外で商品を展示・販売しています。
その「染め」の隙間時間を活用し、一般向けの染め直しを行います。
こだわったのが手軽に使えること。
1枚1000円(税抜き)~という破格で染め直しができるのは、すべて自社でできることと、染めの空き時間を活用すること、そして一度にまとめて染め上げることがポイントです。
一般向けにサービスを作る中で、どんなにいいサービスでも高価だとなかなか手が出ないことから、できる限り価格を抑え、利用者に喜んでほしいと考えました。
また、染め直しはメッセージアプリLINEからすぐに依頼できます。
染めたいものの写真や素材の表示タグなどを送ると、仮見積もりが届きます。
職人である井澤さん自らが返信をしてくれるため、心配なことや、シミや熱に弱い部分についての説明などもLINEで聞くことができます。
SOMA Re:では価格を抑えるため、黒一色への染め直しを基本としています。
しかし一口に黒といっても、様々な染料を調合し、染めるものの量を調整しなくてはいけません。職人の井澤さんも、染色の作業自体よりも、前段階が大変だったと話していました。
ちなみに、別注品として好みの色に染め直すこともできるそう。
(※別注品の価格は料金表とは異なります)
色についても依頼の際にLINEで相談できます★
昔ながらの「染め」を守りながら多くの人にお気に入りの洋服を楽しんでもらいたいというきぬのいえの思いが生んだ新たなサービス「SOMA Re:」。
これからの時代の洋服との付き合い方を考えるきっかけになるかもしれませんね!
ちなみに、私の私物もサービスを使い、染め直してもらいました!
依頼したのは数年間着ているお気に入りの洋服たち。
取材に行ったときにちょうど作業をしてもらっていました。
ワンピース、スカート、ショートパンツ、スニーカー。
どれもお気に入りだけど、インク汚れや食べ物のシミでクローゼットに眠っていたもの。
それが、新品同然に生まれ変わりました。
4つのアイテムの染め直しで1万円ほど。
(実際の見積もり)
新しく買うよりも安く、お気に入りの洋服も捨てることなくよみがえらせることができました。
ポリエステルは染料で染まらないので、洋服の成分によって染まり方が少し違うのもかわいい……。
実はオンエア当日は染め直したスカートとスニーカーを履いていました^^
じゃーん!どうですか~??
手元に眠っている洋服があるみなさん、「買う」ではない新たな選択肢として「染め直し」をしてみてはいかがでしょうか(*´▽`*)♪
みなさんありがとうございました♪