大阪市生野区で病院に車が突っ込み、2人が死亡した事故で、逮捕された男が「くしゃみをして、意識が遠のいた」と供述していることがわかった。

無職の呉昌樹容疑者(71)は1日、大阪市生野区の生野愛和病院に車で突っ込み、歩行者の女性2人を死亡させた、過失運転致死の現行犯で逮捕された。

死亡した2人は、大阪市東住吉区に住む黒田シマ子さん(86)と口池邦子さん(75)で、病院に用事があったという。

捜査関係者によると、呉容疑者は「事故直前にくしゃみをして、意識が遠のいた」と供述していることがわかった。

現場付近の防犯カメラには、車が逆送し、かなりのスピードで歩道に乗り上げる様子が映っていて、現場にはブレーキ痕がなかったという。

警察は、事故のくわしい状況を調べるとともに、危険運転致死の疑いも視野に入れて、捜査を続けている。