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日本の島1万4千、再計測で倍増 江の島は実は7つ

国土地理院は28日、日本の島の数を数えた結果、従来の2倍以上の1万4125だったと発表した。これまでは海上保安庁が1987年に公表した6852が公式な数とされていた。航空写真の解像度の向上など測量技術が発達したことで正確な数が分かった。領土や領海に影響はないという。

島の定義は海洋法に関する国際連合条約で決められている。自然に形成された陸地で満潮時も水面上にあることが条件だ。同院はこの条件に加え、外周が100メートル以上ある陸地を島と定めている。

島の計測には航空写真や衛星画像をもとにした電子国土基本図が用いられる。同院が2022年1月時点の基本図を使って陸地を数えたところ、海保が36年前、海図をもとに公表した数から倍増した。担当者は「撮影の精度が上がり、小さい島が多く見つかった」と説明する。

1983年の地図で、2つの島があるとされていた江の島(神奈川県藤沢市)地域には7つの島があることが分かった。

今回の調査で、都道府県別で島数が最も多かったのは長崎県の1479。北海道の1473、鹿児島県の1256が続いた。島の数は教科書や各省庁が発表する白書にも用いられており、今後は今回の調査で判明したものが公式な数になるという。

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