健康コラム

≪洗い物やお風呂掃除で腰が痛くなることはありませんか?≫

2022年06月04日

腰痛コラムも第3弾!!

前回までは座り続ける事が腰痛の原因になる事やその対策などについて紹介しました。
まだ見ていない方は、

≪腰痛の原因、自分でつくっているかも?!≫

≪どうしても長く座ってしまう。。。≫

からご覧ください。
今回は日常の何気ない動作が腰痛の原因となる可能性を紹介していきます!

≪その動き、腰痛の原因かも?!≫

普段、何気なくやっている動作が腰痛の原因になっている可能性があることをご存知ですか?
仕事や家事の中で荷物の上げ下ろしや、かがんだ姿勢で作業を行うことで
腰を痛める人が多くみられます。

腰への負担は2倍以上?!

立っている姿勢を基準に比べてみると、立った状態からただ前にかがむだけでも
腰への負担は大きくなります。

重い荷物を持ち上げるときやお子さんを抱き上げるときはもちろんですが、
意外な動作でも負担がかかっています。

例えば、洗い物をしているとき
浴槽の外から浴槽の中を洗う癖がある方お風呂掃除のときにも腰に負担をかけています。

出典:Nachemson.1976

このような、無防備な前かがみ動作を繰り返すと、

骨と骨の間でクッションの役割をする「椎間板」の中にある「髄核」が後ろ(背中)にずれていき、
椎間板の外側の層「繊維輪」という組織が傷つき炎症が起きます。

また、腰の筋肉・筋膜に対して持続的または急なストレスが生じることで、
酷使した筋肉・筋膜の場所が損傷することもあります。

出典:日経Gooday

さらに、荷物を持ち上げる、子どもを抱き上げる、起き上がりの介助をするときなど
前かがみ動作だけでなく、重いものを持ち上げる動作では背中の筋が過剰に働き、
椎間板を押しつぶす力が加わります。腰椎や椎間板には2倍以上の負荷がかかり、
腰へは大きく負担がかかっています。

これが【ぎっくり腰】の多くの原因となっています。

出典:松平浩 ハルメク


普段の生活で何気なくやっている前かがみの姿勢や荷物の持ち上げ動作は、少し気を付けるだけで腰痛を防ぐことが出来ます!

次回は腰痛を防ぐために意識するポイントについて紹介します。