最近のコメント 10 |
★3 | さがす(2022/日) | そもそもこれは「さがす」話だったのか、「さがす」に決着をつけられたのか、という疑問。楽しめる要素は多々ありながらも、ピースがちゃんと填まり切れていないチグハグさがある。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 竜とそばかすの姫(2021/日) | 終盤に一気に濃度を増す、この独特の気持ち悪さと苛立たしさの正体とは、ファンタジーを通して現実に立ち向かっているつもりのファンタジー(=絵空事)、という幼稚なナルシシズムだ。 [review] | [投票(1)] |
★3 | キャラクター(2021/日) | マンガのように陰影がパキッとしていて、色彩もクッキリハッキリと色鮮やかな映像は見ていられたが、「キャラクター」というテーマに関しては表面を撫ぜた程度で、凡百のスリラーの一つでしかない。Fukase演じる殺人鬼より不気味なのが、 [review] | [投票(3)] |
★3 | 星の子(2020/日) | 所謂「宗教2世」の話だが、親の過剰な介入で破壊される子の人生というよりは、少し変わった信仰を持つ家族を付かず離れずで描く。それはいいんだが、御布施による困窮も台詞で語られるのみ。何より、ユーモアの欠如によって損なわれる豊かさが惜しい。 [review] | [投票(1)] |
★3 | パラサイト 半地下の家族(2019/韓国) | パラサイトする過程が流麗とも呼べるほどで楽しめるのだが、それを可能にする半地下一家の連携の見事さは、合理性に徹しており、全篇通して、どこか疑似家族的に見えるのは意図的なのか何なのか。そして「計画」の後は失速。 [review] | [投票(6)] |
★3 | ジョーカー(2019/米) | 白塗りしてもアングラ演劇の役者にしか見えない顔面のホアキン・フェニックスが、人々に笑いと幸せを届けるピエロを夢見る、という無理が作品の駆動力。自身が幸せと無縁な彼の痙攣的な笑いは、人々の怒りや憎悪としか合致し得ない。 [review] | [投票(4)] |
★3 | 響-HIBIKI-(2018/日) | インパクトあるシーンは予告篇で全部出ており、それらの名所巡り風の観賞体験。天才少女作家が殴る蹴る折る跳ぶ押すのアクション映画。平手友梨奈が睨みや台詞回しの鋭さと重みで成立させる力業と、脚本時点での文学への興味のなさダダ漏れが共にあり。 [review] | [投票(3)] |
★4 | ブリグズビー・ベア(2017/米) | 見事に作り上げられた絵空事は、無意味さバカバカしさに瓦解しそうな危うさを抱えながらも、人生の意味を教えてもくれる。創作という行為を他人事だと思わない心には、どうしたって響く映画。 [review] | [投票] |
★4 | ノクターナル・アニマルズ(2016/米) | 夜のハイウェイを走るAnimals。言葉で互いを規定し合い、そのことへのREVENGEを繰り広げるAnimals。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 2重螺旋の恋人(2017/仏) | 「他者とは、可能的な世界である」(ジル・ドゥルーズ)。では、その他者がDoubleであったなら? [review] | [投票] |