戻ってきた人【調査会NEWS2985】(R01.5.21)

【調査会NEWS2985】(R01.5.21) 

※このメールには返信しないで下さい。お問い合わせ等は調査会のアドレスcomjansite2003●chosa-kai.jpないし代表荒木のアドレスkumoha551●mac.com(●を半角の@に変える)までお願いします。 

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<戻ってきた人>

 荒木和博

 昨日のニュースに関して「特定失踪者で日本で見つかったとされる方で、実は北朝鮮に拉致されていたけれども、日本にいたという形での決着にしたという可能性は全くないのでしょうか」というご質問を受けました。この質問は前にも何度か受けたことがありますし、同様のことをお考えの方もおられると思います。

 調査会で国内にいたことを確認し発表した公開非公開の失踪者で、そのような人がいた可能性は全くないとは言えません。基本的にはこちらの能力不足で確認ができないためです。ただし、これまで次の様なケースはありました。

A氏のケース

 昭和60年(1985)8月に職場の同様と新潟の海岸に海水浴に行った関東地方の地方公務員A氏は海水浴場で失踪し、その後の捜索で遺体も見つからなかったため役所も分限退職になったのですが、失踪から2年2ヶ月後に突然自宅に「沖縄にいる」と本人から電話がかかってきました。驚いたご家族が沖縄に飛んでいくと確かに本人でした。しかしその間のことは何も覚えていないとのことで、A氏は一切語りませんでした。

 なお、A氏はその後役所に復職し、後に国家公務員になって東北地方に赴任し、50代で事故死したそうです。

B氏のケース

 名の通った芸能人B氏は静岡県に釣りに行って拉致をされましたが、移送される途中本国の方針が変わったのか、解放されたと言います。しかしそのときのことについてはその後も一切語っていません。

『宿命』

 高沢皓司著『宿命』(新潮文庫)の中に著者の高沢氏が平壌でよど号グループのリーダー田宮高麿から次のような言葉を聞いた話が出ています。

 「ここには、ようけ日本人がいるんや…。どこに誰がいるのか、われわれでは連絡もつかない…」

 「色々な人間がいるんや、われわれと一緒に活動しようかと言っても、赤軍派のようなこわい人たちとは一緒にやっていけない、と、別な仕事を希望してわれわれから離れていった人間だとか、日本に戻った人間もいる」

福留貴美子さん

  昭和51年(1976)に拉致され、よど号ハイジャック犯の1人岡本武と結婚した福留貴美子さん(救う会認定)は昭和55年(1980)に一度日本に入ってからまた北朝鮮に戻っています。高知の実家に行こうとして見張っていた人間に連れ帰されたと言われています。

 おそらく日本に戻ったり、また北朝鮮に行ったりというケースは少なくないはずです。今回所在確認されたケースは異なると思いますが、北朝鮮では自国の工作員ですら通常は結婚させて子供を作らせ、人質を取った上で日本や韓国に送り込むことが少なくないと言われます。拉致された人が同様人質を北朝鮮に残して日本に戻ったケースもあることは考えておく必要があるでしょう。

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました) 

http://araki.way-nifty.com/araki/2019/03/3131-1dd6.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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<特定失踪者データ> 

◎氏名:笹垣 範男

◎よみかた:ささがき のりお

◎生年月日:昭和49(1974)年3月4日

◎当時の年齢:18歳

◎失踪年月日:平成4(1992)年9月12日

◎特徴:身長168センチ。体重58キロ。血液型A型。剣道をしていたので利き腕側の胸が厚い。剣道2段。

◎当時の身分:予備校生

◎最終失踪関連地点:神奈川県三崎市の自宅を出て行方不明

◎当時の居住地:神奈川県三崎市

◎失踪の状況:母親が出勤する午前9時には「今日は予備校(横浜市)の空いている教室で勉強できるので行くかも」と行っていた。姉が昼に出かけるときはまだ自宅にいた。しかし家族が外出している間に行方不明となる。予備校に登校したかは出席をとっていないので不明。普段と同じ服装、お金も4、5千円しか持っていない。外出する時に必ず持って出かける鍵は、机の中に残されていた。失踪10日位前から誰かと会っている様子で、かなり遅い時間に帰ってきた。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★5月24日(金)「拉致被害者救出、北朝鮮に自由と平和を」(調査会・特定失踪者家族会主催)

・11:00からデモ・国会要請行進(日比谷公園霞門10:30集合)

・13:00から集会 星陵会館

千代田区永田町2-16-2(地下鉄有楽町線・南北線・半蔵門線永田町駅6番出口徒歩3分千代田線国会議事堂前駅5番出口徒歩5分、南北線溜池山王駅5番出口徒歩5分、銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅11番出口徒歩7分)

・調査会代表荒木・特定失踪者家族会大澤会長他調査会・特定失踪者家族会役員が参加

・問合せ先 調査会

★5月30日(木)18:30「拉致問題を考える石垣の集い」(調査会主催)

・石垣市大川公民館(石垣市大川100-1 八重山農林高南向い)

・特定失踪者家族会水居幹事・調査会代表荒木が参加

・問合せ先 調査会

★9月8日(日) 14:00「中村三奈子さんをさがす会」集会(同会主催)

・アオーレ長岡(長岡駅徒歩3分)

・特定失踪者家族会中村クニ幹事・調査会代表荒木が参加

・問合せ:中村三奈子さんをさがす会 090-4279-4724

★12月7日(土) 13:00「みやこ町人権のつどい」(みやこ町主催)

・サン・グレートみやこ(みやこ町役場斜向かい 福岡県みやこ町勝山黒田86-1 0930-32-5540)

・調査会代表荒木が参加

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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 

副代表村尾がパーソナリティー 

インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。 

http://listenradio.jp

・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)> 

・定価1600円(税別) 

<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)> 

・定価1200円(税別) 

<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)> 

・定価1000円(税別) 

<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)> 

・定価1800円(税別) 

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特定失踪者問題調査会ニュース 

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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

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email:comjansite2003■chosa-kai.jp 

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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ 

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 

発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(郵便振替以外で領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一 

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