この世界を信じるための10分

UPDATE DOCUMENTARY PROJECT

by Yahoo! JAPAN CREATORS Program

日本は未来を、諦めるかもしれない。

自分は関係ないものと、社会の痛みを放置する。それはじわじわと、社会の寿命を縮めている。あなたはどうか目をそらさないで。痛みを、想像してほしい。それだけで状況は少しずつ変わるはずだ。海の先を、空の上を、宗教も文化もちがう誰かの気持ちを、想像することで私たちは豊かになってきたのだから。

001.生きづらさを問う10分

明日、声が溢れる

日本の若者の自殺念慮が止まらない。1年間で2万840人、1日にするとおよそ57人が自ら命を絶つという決断をしている。若者の生きづらさは、どこからやってくるのか。

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高島 太士

FIRST APARTMENT ドキュメンタリスト

人の一度しかない瞬間や感情を引きだし、 映像に切りとる。心を動かす強さと透明感のあるメッセージが特徴。課題解決に特化した演出で、これまで手がけた作品は国内はもとより海外広告祭での受賞も多数。

003.自由を問う10分

許されぬ歌

中国で、自由を求めて“歌う”若者たちがいる。彼らは規制の強い社会への怒りや不満をラップにのせて歌う。今日も街のどこかで、この世の中を変えるための喚声があがる。

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関 強

ドキュメンタリスト

中国・北京生まれ。2008年、大学卒業後に来日。2014年から「中国の今」をテーマに、フジテレビ『NONFIX』の『ボクが見た中国シリーズ』を制作。ATP賞 優秀新人賞、Tokyo Docs アジアドラマチックTV賞など受賞。

004.愛を問う10分

\#JUST LOVE

フィリピンの首都マニラの路上で、5歳の障害児を育てる44歳のホームレス女性。血縁関係のない彼らはなぜ出会い、なぜ共に生きるのか。2人の関係から見えてきたものとは。

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小西 遊馬

映像作家 / ジャーナリスト

「人を動かすジャーナリズム」を掲げ、ドキュメンタリー映像/写真に加え、取材中の出来事や自身の日常をSNSを中心に発信。サポーターやラジオ番組を持ち、チームでイベントも開催している。

005.民主主義を問う10分

叫び〜ドキュメント参院選〜

令和初の参院選。負けると分かっていても闘う、泡沫候補たち。彼らはなぜ立候補するのか?

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佐野 達也

演出家

ジャンルを問わずドラマ、時代劇、ドキュメンタリー、情報番組等、雑食的に演出。良くも悪くも何でも屋。

006.自分らしさを問う10分

Butterfly

最愛の妻、3人の子供、華々しいキャリア。でも夫には隠し続けてきた秘密があった。「俺は本当は女性なんだ。」40半ばで女性に生まれ変わったトランスジェンダーが得たものと失ったものとは何なのか?

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深田 志穂

ビジュアルジャーナリスト・ディレクター

NYで広告、ファッション業界を経てフォトジャーナリストになる。2018年から東京にて「海外から見た日本」という視点で日本の社会問題をビジュアルジャーナリストとして海外メディアに発表。

サポーター

※五十音順

天城 靱彦

NPO法人Tokyo Docs理事長

新しいメディアが次々と誕生する今ほど、映像の持つ無限に豊かな可能性に対する期待が膨らむ時代はありません。
その中でドキュメンタリーは何をするのか?
まぶしいほど輝かしい若き才能に期待します。

相楽 賢太郎

ART DIRECTOR / POLARNO代表

白と黒がわかれる世の中で、その境界線を、その向こう側をちゃんと見つめ、想像する時間が必要だと感じています。
微力でも、それを広げるお手伝いができたらと思っています。

竹下 隆一郎

ハフポスト日本版編集長

ネットが生まれて、良いことも、悪いこともあった。今は悪いことが多いかもしれない。でも、その「反動」として良いコンテンツが再び生まれている。UPDATE DOCUMENTARY PROJECTの「良い反動」を応援させてください。私も頑張ります。

浜野 高宏

プロデューサー

メディア状況が大変化する今、ショートドキュメンタリーは国境・メディア・組織を越え広がる可能性があると感じています。柔軟で斬新な若い制作者が集まるPROJECTから、世界を驚かす作品を生みだしてください!

張江 泰之

Hariver株式会社 代表取締役社長 / ザ・ノンフィクション 元チーフプロデューサー

今、日本のドキュメンタリー界は危機を迎えていると思います。発表の場が余りに少ないからです。このままでは、日本から作り手たちがいなくなってしまう…だから僕はUPDATE DOCUMENTARY PROJECTを応援します。

古田 大輔

ジャーナリスト / メディアコラボ代表 / BuzzFeed Japan シニアフェロー

「ドキュメンタリーや重たいテーマは人気がない。見られない」。そんな言葉は信じない。これを見てくれ。そう言いたくなる作品がここからきっと生まれてくるはず。僕らは、そう叫ぶ準備をしておきましょう。

本間 貴士

札幌国際短編映画祭マネージメントディレクター

監督たちのテーマに、現実の厳しさを知る。しかしそのテーマに向き合った監督たちの胆力に勇気づけられます。それがドキュメンタリーを見続ける理由。このUPDATE DOCUMENTARY PROJECTが日本を勇気づけ社会を動かす力になってほしい。

根本 陽平

PRプロデューサー / オンライン動画専門ユニット「鬼ムービー」所属

スマートフォンの普及で、昔は気がつけなかった事象も発見しやすくなったこの時代なら。
一行にはおさまらない、一枚絵では伝えきれないことでも、ドキュメンタリーなら。
届くべきものが、届くべき人に、ちゃんと届きますように。

渡邊 千佳

コピーライター

知らない誰かを想う。生まれるのはかよわい、糸のような繋がり。でもこれが地球上に巡るだけで、世界は少しずつ優しくなる。ここはその、起点になれるはずです。

UPDATE DOCUMENTARY PROJECTについて

今、これまでにないスピードで社会が変化し、人々が知らずと寄りかかってきた組織や思想、価値観が次々と崩壊しています。私たちは新しい生き方を模索し、次なる価値を探し求めています。今ほど、人々の生きざまを伝える「ドキュメンタリーの力」が必要とされる時代はありません。UPDATE DOCUMENTARY PROJECT by Yahoo! JAPAN CREATORS Programは、国境をも超えて時代に求められるドキュメンタリーの新しい形を、6人のクリエイターとともに模索します。

公式サイト

SPECIAL THANKS

実行委員:内山直樹 岸田浩和

講師:池神亮