ウクライナ

令和元年10月21日
(写真1)安倍総理大臣とゼレンスキー・ウクライナ大統領との会談 安倍総理大臣とゼレンスキー・ウクライナ大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とゼレンスキー・ウクライナ大統領との会談 安倍総理大臣とゼレンスキー・ウクライナ大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本21日,午後2時10分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のヴォロディーミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領(H.E. Mr.Volodymyr ZELENSKYY, President of Ukraine)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官,北村滋国家安全保障局長及び長谷川栄一内閣総理大臣補佐官兼内閣広報官ほかが,ウクライナ側から,セルヒー・シェフィール首席大統領補佐官,ヴァディム・プリスタイコ外務大臣,及びアンドリー・イェルマーク大統領補佐官ほかが同席しました。

1 冒頭

 安倍総理大臣から,ゼレンスキー大統領の訪日を歓迎した上で,「ゼレンスキー大統領との初会談を嬉しく思う」,「貴大統領が国民から大きな期待を受けて東部情勢の改善や国内改革に取り組んでいることを評価する」旨述べました。これに対して,ゼレンスキー大統領は即位の礼への招待に感謝する旨述べました。

2 二国間関係

 安倍総理大臣から,「日本はウクライナに対する最大のドナー国の一つであり,ウクライナ政府の改革努力を引き続き支援していく」旨述べました。また,安倍総理大臣から,日本からウクライナにIT分野の調査団を派遣予定である旨伝達しました。
 これに対して,ゼレンスキー大統領より,「日本からの2014年以降の支援の積み重ねに感謝する。最近では下水処理場改修への支援も感謝する。引き続き国内改革を進めていくので,日本の協力を得たい」との発言がありました。

3 ウクライナ情勢

 ウクライナ情勢について,ゼレンスキー大統領から最新の情勢等につき説明があり,両首脳間で意見交換が行われました。

4 国際情勢

 その他,両首脳は北朝鮮問題を始めとする東アジア情勢についても意見交換を行いました。また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ゼレンスキー大統領からの支持を得ました。


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