技術士試験を受けようと考えたときに悩むのが、独学かオンライン講座を受講するかというものです。
独学はコストをおさえながら自分のペースで勉強できますが、「情報収集に時間がかかる」「やり方が合っているのか不安」などさまざまなデメリットがあります。
このコラムでは、技術士試験の合格率に触れながら独学でも合格できるのかどうか解説します。
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目次
技術士試験に独学で合格するのは難しい?
技術士試験には、一次試験と二次試験があります。一次試験の合格率が50%前後となっており、独学で合格できる可能性が十分あるといえるでしょう。
しかし、筆記試験と口頭試験がある二次試験は、独学で合格するのは難しいといわざるを得ません。その理由のひとつが、合格率の低さです。
下記のグラフは、日本技術士会「技術士第二次試験結果一覧表」をもとに推移を表したもの。
グラフを見ると、過去5年間における二次試験の平均合格率はわずか10〜15%ほど。そしてこの合格率は、試験年度で大きな違いはありません。
合格率からわかるように、二次試験は10人受けて1人が合格できるかどうかという難易度の高い試験です。
独学で二次試験に合格するには、かなり入念な受験対策が必要になることが予想されます。
技術士一次試験・二次試験それぞれの合格率や合格基準などについては、下記のコラムをご覧ください。
技術士試験の難易度は?一次・二次試験の合格率全部門総合&部門別にまとめ
技術士が独学での合格が難しい・大変な理由
技術士試験に独学するのが難しい理由は、合格率の低さだけではありません。
「情報収集に時間がかかる」「モチベーションを維持しづらい」といった、さまざまなハードルがあるのです。
情報収集に時間がかかる
独学のる合、おすすめの参考書や問題集、過去問の傾向など試験対策に必要な情報収集に時間がかかります。
受験者数の多い技術部門であれば、比較的簡単に過去問の情報がインターネットやSNSなどでも収集できます。
ただし、受験者数の少ない技術部門の場合は、試験自体の情報を集めるのに苦戦するかもしれません。
長期間にわたるモチベーション維持
二次試験に合格するには、最低でも500時間の勉強時間が必要です。1年で合格を目指すなら、1日1〜2時間の勉強時間は確保したいところ。
独学は、わからないところも自分で調べなければなりません。膨大な情報のなかから、正しいものだけを判断しインプットするのは至難の業です。
専任の講師にすぐに質問・モヤモヤを解消できるオンライン講座に比べると、独学はモチベーションを維持するのが難しいかもしれません。
「マッサージに行く」「撮り溜めたドラマを観る」など、自分へのご褒美を作ってモチベーションを維持するための工夫が必要です。
技術キーワード整理の効率が悪い
独学の場合、筆記試験で出題が予想される技術用語を整理したキーワード集の作成に時間がかかります。
オンライン講座を受講する場合、その講座で用意されているキーワード集を利用できますが、独学の場合は自分で一からキーワード集を作成する必要があります。
筆記試験の添削
二次試験の筆記試験は、論文形式で答案を作成します。独学の場合は、自分の書いた論文を自分で添削することになります。
つまり、作成した論文が筆記試験の合格点に達しているかどうかの判断があいまいになってしまうのです。
独学でも受かる可能性が高い人とは?
独学での合格が難しいとされる技術士試験。
しかし、「身近に技術士がいる」「マネジメントする立場にある」という人であれば、独学でも合格できる見込みがあります。
身近に相談できる技術士がいる
身近に技術士がいる人は、過去問の答案論文を技術士に見てもらいましょう。合格点に達しているか、合格点に達していないならどのような改善策が必要かアドバイスをもらうと良いかもしれません。
助言をする立場で仕事をしている
二次試験では、問題を解決する能力があることを答案論文や試験官との面談で示す必要があります。
コンサルタントやマネジメントなど問題解決の助言を行う立場にある方は、独学でも合格できる可能性があります。
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