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そうや、今ふと思い出したことなんですが、百貨店さんとかで着物関係のトークショーやらしてもらった時の個別の質疑応答で「中国から渡ってきた文様なんて聞いてショックです」と言う人それなりの割合でおられました。次の世代に恥ずかしくて伝えられないと。
キョトン×1000してしまったのですが普通に
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学校の勉強まったくやらへんかった人はそんな方向にまで寄るのかと思いました。
他にも着物の伝統を守らないコーディネート反対！と言っておられる方にも、伝統がないからこそ我々は庶民なんで
って伝えたい。
そう言う意味で歴史や地理や化学などの勉強は社会に出てからも役に立ちます。
って伝えたい。
そう言う意味で歴史や地理や化学などの勉強は社会に出てからも役に立ちます。私は大学時代に国際関係学という特に80年代以降に日本ではブームになった学問を専攻していました。そこでは高校生のとき注目してきた軍事や宗教メインのなかで見落とされてきた衣食住に関する知識の必要性も痛いくらい学びました。
決して偏差値の高い大学ではありません（私の時代で67くらい、今もっと低い）
そこで勉強の仕方を教えてもらった感じがします。
化学、物理もそんなに難しいレベルで知らなくても着物のルールや伝統や染織技術に関してもどうやったら検証できるのかということについては
理解できましたし、知りたいことを知るためにはどう勉強したらいいのか誰に聞けばいいのかも普通に分かりました。
そこから見ると、いま世間でまことしやかに行われている着物に関する議論がいかに【へんちょこりん】なものなのか
わかります。私が口を出すことではないけれど、着付け講師としてたくさんのご質問をいただく立場としては看過できない部分もあり。例えば伝統のルールなんて言ってああだこうだとSNSに発信される人も多いですが、この場合、何世紀からの具体的になにを指しているの？目利き講座ではチラリと
触れています
特に戦後の我々の着物については、あくまでも庶民のファッションなので、ルールではなく【古典運用スキル】と言い換えられるのではないでしょうか？それはすでに明治期に始まっていた礼装への動きです。我々が古典や過去の世代から何を取り入れてどんなふうに使っているかという非常に
特に戦後の我々の着物については、あくまでも庶民のファッションなので、ルールではなく【古典運用スキル】と言い換えられるのではないでしょうか？それはすでに明治期に始まっていた礼装への動きです。我々が古典や過去の世代から何を取り入れてどんなふうに使っているかという非常にシンプルな問題だと考えます。それをスマートにできる人間のことを着物界ではオシャレと呼んでいる、ただそれだけのことです。
あと女性の礼装が何がベストなのか取りだたされて来たのも明治からだし、伝統を言うならば、時代に合わせて迷うことが伝統だと思います。
現代はルールが厳しいとか昔はもっと自由立ったとかいう幻想意見も多い。いつの時代もフォーマルって迷いながらやってるなかで、伝統文様を大切にしながら（それは染織の技術をそのままプログレッシブしてゆくことと同義）最大公約数で
産業や文化の中に活かしてゆくという姿勢だけの問題です。
戦後の着物ルールブックについても言いたいのですが、押し付けようとして作られたものではありません
明治時代に白襟紋付で迷いがあったように昭和時代もあれこれ理由があって「こんなもんでどうでしょ？」と発信されたものです。
コピペするもよし、もっと変えるもよし。
呉服屋さんや着付け講師の先生方からこのような服飾史のご質問が一定数あるので、いつも世界史・日本史のお話なども含めて伝えています。
また時代における詳細にご興味ある方は、国内のことであれば当時の新聞およびその挿絵から見ることができます
いずれにせよ、世情に一致したものや、カッコ良いと受け入れられたものの一部分だけが残りました。
誰かが一方的に決めて強いるようなものではなかったということを理解してほしいです。そもそも我々パンピーにおいては変な勘違いをしてほしくない。
洋服だったらファストファッションにブランドバッグ添えてイキることも出来ますが、着物はマーケットそのものが少数マイナーなんだから自分で学ぶ姿勢がないと全然おもんない衣類ですよぶっちゃけ。
服装の基準ってその文化の中での「なんとなく普通」から生まれるものだから。
これが正しい、これはダメ！となんも知らんくせに発信する人にはストップしてほしい。しっかり学んでからならもっとちゃんとしたこと多角的に言えますよと伝えたい。繊維や服飾の歴史研究ってまだまだ曖昧な部分もありますが、興味がある方には実はそれなりに資料多いです。
いろいろみなさまコメントなどいただきありがとうございます
まとめると
・歴史好きのなかでも見落とされがちな染織の文明史
・近代化のなかでの服装変化の受容のされ方（政策ではなくて受容のされ方）
・戦後の着物産業の工業地理学
を理解したうえで現代のコンセンサスに照らし合わした上で
まとめると
・歴史好きのなかでも見落とされがちな染織の文明史
・近代化のなかでの服装変化の受容のされ方（政策ではなくて受容のされ方）
・戦後の着物産業の工業地理学
を理解したうえで現代のコンセンサスに照らし合わした上で着付けの先生が面白く深くお答えできることがイチバン早くて伝わりやすいだろうなぁと感じました。
着付けの技術があってお買い物相談も受ける立場の先生が、着物についてその正体を正しく解説できないのはとても勿体無いと思います。
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正倉院の宝物を見ても分かるように、文様のルーツはほぼ奈良時代頃に大陸から伝わった事が分かるってのは歴史の常識。
ただ、それを長い歴史の中で日本の風土に合わせて昇華していったのが、着物の柄であったり有職文様として日本独自の文化になった、まで説明出来れば納得して頂けると思います。
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ありがとうございます。
モチロンおっしょるような内容のことを説明しているのですが、多分こういうご意見の人達は途中から聞いていないと思われます笑トホホです
トホホですShow replies
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着物の柄の話しかり、今だと、アニメやいろいろなものから存在は知ってる
けど、知らず知らずな場合はあると思いますね。
自分自身は、国文学の大学しかり。
伝統芸能や浮世絵しかり親しみますから、理解をもちろんして楽しんでいます。
逆に、ジャポニズムブームがヨーロッパにあり、印象派が。
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和洋折衷な楽しみ方でヘンテコ、様々な方に楽しんでほしいと思いますね。中国からやってきたからイヤ
ならば、ほとんどそんなもんだろう、と思いますが。パンダブームしかり。
違う国の文化をそのままコピーする
のではなく、日本風にアレンジ、
改造している例もあるけど、リスペクトしているかと。
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